皆が繋ぎ目だと言うから
もうあれは、繋ぎ目にしか見えません。

(裏方の方から)
意味の息が長すぎれば
舞台が切れる前に
大抵、役者の息が先に切れてしまうのです。

使い古しの台本も
...
  けさ、風は
  すこしだけ冷たい
  すこしだけ
  生きているのが痛い



  けさ、僕は
  すこしだけ嬉しい
  すこしだけ
  きみのことを思い出せたから
...
私、光なんですって。
文字が書かれたチノパンに、光がそそぎ
海の向こう側の浮島が、深く染まる
写真。
私、少し泣いてしまったのです。
悲しみの遺伝子
控えめな微笑み
フレームの外がわ ...
口がムズムズする
黙っていられない
うるさく思うかもしれないけれど
これが僕の性分なんだ
君にも責任はある
だって そんな素敵な言葉を 紡いでおいて
黙っていろという 法はないだろう
愛 ...
坂を登ると、片足が痛かった。左足のくるぶし辺りだった。立ち止まっている間ではなく、踏みこむときにそれはあった。波のさざめきのようにそれは騒がしかったので、ストレッチでなくそうとしていたら、電車が過ぎた ...  
 
空の化石を
定規で測る
本棚に
古い指紋
人がいた
人はいた
肩幅の広さに
干されたままの
下着類
飲み物のない
簡単な食事を
フォークで
唇に運ぶ
言葉への失 ...
先日は 布団干しに 挑んだ

梅雨時期は 危険だ
知って 居ながら

果敢な挑戦が 屈折の澱みを 
引き起こす

出掛けに 雨粒
思い切り 焦った僕は

君と リュックを 置き去 ...
まだ模倣に過ぎない創作や生活や感受は

自らを海や空や嵐にするための呼び水だ
 
感情の交差点に信号が点る

読み解くのが苦手だと諦めるヤツが渋滞を生む

苦手意識か我儘か

他人に回答権利を与えるくらいなら
少しくらい痛い目を見る方を選ぶ
 
閑散とした枯野の真ん中にある無機質な刑務所の中で、
男は日々怨みの情念を燃やしながらトレーニングに励んでいる。
男が生きている理由はたったひとつ。
自分を裏切った男、自分から全てを奪ったあの男へ ...
 

優しいひとがいた
いつも笑ってくれた
唇かみしめた日も
肩をたたいてくれた

優しいひとがいた
馬鹿のつくほど素直な
人の心なんて知らねえと
言いながらも泣いていた


...
貴女に教育された愛し方で

他の誰かを愛す

空っぽな私の本意など

貴女に教育された愛の前では

意味を為さないのだと思い知るばかりだ
 
いろいろな
乳房を
見てきました

電車の轟きと、乳房
陽炎の記憶と、乳房
世界の呻きと、乳房

愛は乳房に、向けられます
それは、愛が、温もりだからです
乳房、泣きついても善いで ...
部落の女を

三枚の小銭で買ひ

口づけをして

やりました


口角から漏れる

黒ひ血液

彼女は其れを

涙、と云ひました

涙を貪るために

貴様を買ふ、 ...
プラスチックで出来た心臓はいつだって鏡に映らない

スニーカーの底に穴が開いていて、覗くときみが見ている
怖くて水溜りを踏めなくなった

プラスチックで出来た心臓が唸っている
引っ掻き ...
草紅葉宙をみつめる遺影かな













{引用=この句は太陽書房のipプロジェクト十冊記念特別版テーマ詩集「will(テーマ遺言)」へ寄せ ...
後悔なんて
してるにきまってる夜に
あなたの涙が流れて
いないかだけが気になる

泣かないで
なんて言う資格も
ない私だから泣かない

寒いとき
寒いねって
言えることが幸せなん ...
鳥小屋 言葉 鶏 結構

始終 人殺し ルンペン

大道芸人 風船 邪魔者

悪罵 癲癇 落雷 無視

卑金属 瓦礫 盗掘 岩地

馬乗 殴打 眼球破裂

石礫 悪人 売春 ...
熱はこぼれて
空をはらした

おたがい無傷で
うしろめたくて

喚く代わりに
熱をこぼして

空はみだれて
少しにごった
教室で友人の頸を切る少女
返り血が飛沫く制服
 
教室で手首を切る少女
誰でもよかったの

教室で友人を全裸にする少年
そのままパン買って来いよ

教室で友人の人体実験を始める少 ...
線が
思惑に触れて角度を変える
その鮮やかな反応
点々と落ちる
幾つかの俗情を振り払い
歩き出す私たち

今日もまた
背の後ろで翻った背に
声を掛けることさえできず
握り締めた ...
二十もしたの女にあらゆる猥褻を注いでいる

女に命令をする

女に触れずに女をいじめる

人工衛星から夜の日本を見つめている

青いバイブがふたつの穴をほじる

日本がライトアップ ...
夢のタマゴ産んだのは僕だから
どんなに脆く小さくたって
割ったりなんかしないからね

ずっと温め続けてきたんだから
笑われたって馬鹿にされたっ
手放したりなんかしないからね

いつ孵る ...
ひとつ ひとひら花弁散る
ふたつ ふたたび会う日まで
みっつ 蜜色飴とかし
よっつ 夜明けの月薄く
いつつ いつもの日に戻る
空港に来たのは
会いたい人がいるから

友達は皆先に相手を見つけて
残されたのは私一人

私の目当ては人気者で
大勢のファンに囲まれていて
ふさわしくないと思ったから
声も掛けずにそ ...
七夕の0時に叶いもしない夢を見るのさ。
描くストーリーが全て終わってしまったのだから。
甘い錯乱に塗れた僕が夢見る夢は、
僕と君が結ばれる遠い遠い星の輪廻。

霞んだ睡眠の中で、僕等は一瞬だ ...
突然の雨に降られるコトって多い

雨に 降られる
この表現って どうなんだろう

雨 が 生き物の様な感覚

貴方に 振られて 哀しかったの
そんなフレーズも 思い浮かぶ

とにか ...
色素のない目で
晴れた日を煮ている
寒い日でも
ビールを飲んでいるのは
腐った体の中で
黒い陽が
沈もうとしないからさ

分厚いパーカーを
スタジアムジャンパーの内側に着込んで
...
すべりだいを
どこまでもすべっていく

いぬのこえが
すこしずつ
とおざかっていく

かいいぬのなは
クロといった
そのなまえさえ
いまはおもいだせない

トンネル ...
耳が捉える音ばかりでない

今流れている音はフシギ

僕にすっと入ってくるんだ

透き通っているくらい心地よい

軽い 躍る ふわり

その割にぎゅっとくる悲しみ

五段かいだ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
振り替えの時だけはyuugao自由詩6*11/10/4 21:14
強く思うだけで草野春心自由詩4*11/10/4 20:51
光からたちばなまこ...自由詩1311/10/4 20:15
口がムズムズするさすらいのま...自由詩2*11/10/4 20:08
うつろいだ夜にehanov自由詩111/10/4 19:28
部屋の空気たもつ自由詩1011/10/4 19:25
屈折の澱み藤鈴呼自由詩3*11/10/4 18:38
一時の躁か継続意思か徘徊メガネ自由詩111/10/4 18:28
行路自由詩211/10/4 18:16
復讐オノ自由詩111/10/4 18:02
H.SAB(なかほ...自由詩211/10/4 17:24
教育徘徊メガネ自由詩111/10/4 16:04
乳房、ちぶさ雪路自由詩7*11/10/4 15:54
自由詩2*11/10/4 14:54
プラスチック製つみき自由詩411/10/4 11:44
草紅葉こしごえ俳句0*11/10/4 8:30
冬かもしれない朧月自由詩211/10/4 8:22
十二の馬喰塚高濱自由詩011/10/4 2:17
こぼしてはるな自由詩211/10/4 2:12
噤まれた口高濱自由詩211/10/4 2:09
apoptosis高梁サトル自由詩811/10/4 2:07
回転している吉岡ペペロ自由詩511/10/4 1:28
ウズラ1486 1...自由詩111/10/4 0:59
ひとひらの数え歌あやとり自由詩111/10/4 0:44
ただの夢1486 1...自由詩211/10/4 0:30
星の見る夢雅寛自由詩011/10/3 23:34
ふられて藤鈴呼自由詩3*11/10/3 23:07
クリア組成竜門勇気自由詩111/10/3 22:44
滑り台小川 葉自由詩311/10/3 22:26
marica...自由詩111/10/3 22:24

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7.12sec.