眩しくて君が見れない
近寄りたい私の手、を伸ばす
精一杯の指に届いたのは かすめる君の後光

その光りを浴びることで
君が君で居続けて
私が私で居続けて
ただそれだけのこと
そこに居 ....
カナリヤ


時限発火
たたたた
この廊下をはしるな
年金は払えない

道祖神


産まれた足
 ....
かたちがない雲の
のんのんした響き


コロ

しばし倒れて鉄塔

はめられたんだ
生きる鋳型に
はめられたんだ

被害者意識それ
わたし

受け身をとれない

打 ....
目を閉じてもひらいても
夜に重なり現われる
光りかがやく胸のかたち
蒼のなかのからくりたち



高らかな鉛の奥から指さし
水面の緑と並んで馳せる
星と同じ色の曇
星と同じ ....
定期券が消えた
ある日こつ然と定期入れから消えた
懐かしい色の子供たちが
僕の知らない歌を歌いながら
道の一箇所に立っている
煙草を吸う
定期券が消えた
煙草を吸う
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
今日も君にお付き合いしてアニメ「ドザえもん」を見た
ひ弱な少年が未来からやってきた溺死体型ロボット
「ドザえもん」の秘密道具を使って
自分より屈強な者や裕福な者に立ち向かい
勝利し ....
ルドルフのハナ
赤いハナ
どうして赤いのかは
サンタも知らない

その1
おてんばルドルフ
そりの上
調子にのりすぎて
雪のカベにつっこんだ
出てきたおハナはまっかっか

その ....
物を収集するという行為は
生存競争という過酷な環境に無い者にこそ許される
嗜好性の強さはその個体の死を意味すると言っても過言ではないだろう
生きていくためには他にすべきことが山ほどあるのだか ....
私の「木葉 揺(このは ゆり)」ってペンネームです。本名は平仮名で「ゆり」です。
「ひらがなでいいじゃん!」と声が聞こえてきそう(笑)いや、これ私のこだわりなんですよ。
多くの人の逆の発想。。。皆 ....
寝転んで椿に話しかけるとき午後の紅茶もすでに冷たし


海のない地表の上を航海す既に明日も干乾びている


夕映えの冬の湖凍りつく阿修羅のごとく人生は鬼


バランスをなくしたきみは ....
君が夕食の支度をしている間
僕は前衛を守る
前の打者が歩かされ
憤怒した僕が強烈なシュートを
右から三つ目に叩き込むと
僅かばかりの利息が通帳に加算される
ご飯よお
僕のいなくな ....
北海道みたいにきれいなきみの街 迷彩服で匍匐前進


堤防にきみと二人で座り込む恋と平和を浪費するため


溶けてゆく定めを今は忘れつつささやくように降り積もるきみ


よみがえる王 ....
昔住んでいた家の近所の円柱形のポストから
私に 手紙を出したいんです




近くには小さな神社 小さなトカゲが住んでます
土を掘って数センチ グレーの粘土質の柔らかい土が現れて
ころ ....
もしかしたら私はFtMかもしれないと深刻に考えていた時期があった(当時FtMという言葉は一般的でなかった。私もそのころはこの言葉を知らなかった。知らなかったけれど悩みは深刻だった。FtMの意味がわかん .... あずき と かぼちゃ
仲良くなれたら

おこめ ひとつぶ
日 が長くなる

あなた
はじまり を食べました


のね
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
えんぴつの上についてる
消しゴム は

何を書いてるのか
知らないけど

間違いは 消す

正解も 消す
新幹線で夢をみて、
覚めたら思い出せない。
夢なんてそんなもんだよって、
ずっと前に君と話したね。
思い出せない夢は、
いいんだか悪いんだか、
始末に負えないよ。
君が出てきた可能性も
 ....
庭の木にセミの抜け殻があった
手にとって握りつぶすと
ぬちゃ
それはセミの抜け殻ではなく
抜け殻のようなセミ
もて余した僕はこっそり
ぬか床に隠してしまった
夕食の時
今日のぬ ....
手はくりかえし空を混ぜた
遠くなり 近くなり
ひとつの重なりにはばたいた
触れる色 触れる音
傷のような軌跡に満ちた



溶けては響きと光になった
水と水をつないでいた
 ....
穏やかな
心地 は たらちねの

手編みの靴下 ぼっこの手袋
編み返して セーター

あかぎれの
温もり に うもれて 眠り ます
*は空に飛び出すと
*は*であることがいつも不思議なようだ
僕は両腕を精一杯伸ばして
それから海を囲って
さざ波にブリキ色の半月を映してみる
*は丁寧に覗き込み
綺麗だねと言う ....
ぼうず頭を撫でる
指を刺す硬い毛と
頭皮から感じる桃源の温度
父と母がここにいる

朝刊を読む父の無精髭

下顎のかげんが、ちょうどよい。
皆おなじ背丈、おなじ艶、おなじ顔。
 ....
僕は北村太郎という詩人が好きだ。
1922年東京生まれ。下町生まれで、友人の田村隆一と先の大戦の後、「荒地派」という、戦後詩の一時代を画した。
しかし、他の鮎川信夫や田村隆一となにかちがうのは、田 ....
せっかく日本語が打てるようになったので、更新したい。
いや、まだアメリカだけど。あと4日よ?待ち遠しいねぇ。

東洋医学と言うのは、西洋医学と大きく違う。
何が違うかと言えば、大体こんな感じ。 ....
ふくらみを抱いたふくらみの横で
かがやきの子はじっとしていた
青しか見えない青の下
息のような明るさの下
午後のふりをした午後のあつまり



誰が造ったのか忘れ去られた
 ....
男は書店で物理の参考書を買った。大学を卒業し就職して既に十数年が経っている。文系出の男にとって物理など縁遠いものであったし、特段の興味があったわけでもない。それでも男は物理の参考書を買ってしまった。「 .... 夕、の
色褪せた


暮らし術が浮遊する書店をあとに
ネクタイが黒光る昆虫にもたれかかられ
車内から逃亡する方法を探し
散在する吐露をいぶかしがりながら
圧し焼ける空がつぶれ落ちる坂道 ....
わたしはまた

鱗をひとつ剥がしてしまった

薄い虹色の



「ごめんなさい」を

三回言った


まるで

申し訳なさのないのを

隠すかのような


99 ....
ふるるさんのおすすめリスト(5825)
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