純粋ならざる錬成から生まれ、
おぞましき獣となりて、
いまだ人ならず。

異物、
或いは汚物を喰らい、
蛆と成り果て、
蔑まれようとも。

いつか人と呼ばれる ....
今日が終わる
その少し手前で

ひとつ足りないことに気づく

いつものように
君を送りとどけた駅で

「またね」でもなく
「さよなら」でもなく
「ありがとう」でもない

ひとつ ....
まざりあっていく
せかいのなかで
しかいは
しだいにせんめいに
なり
ぼくらは
ひとりひとりになって
あるいてゆく
ことばを
ひからせながら

やまのあいだを
ぬけていくくるま ....
透明な夜空は
脳がものをみることを
なまけてしまった人が見ると
満点の星空なんて映し出す
本当は何もない
ただ地球は孤独なんだということを嘲笑う
真っ黒がそこにあるだけだ
そ ....
  山並みを巡って
  一本の道が続いていく
  夕暮れ時に
  耳元でふと寂しい曲が流れるものだから
  あの道がどこへ続くのかを
  未だに誰にも言えないでいる



  「 ....
荒野では道がわかりません
ヒースの丘にのぼっても
海はみえません けれど
匂いたつ まぼろしをたどって
かならず行きます きみの家に
アナタは毒

ワタシの中で

ワタシを乱す


独りになると

とまらない震え
NIRVANAは
それほどニルヴァーナでもなく
仮想現実は
それほど現実でもない
ぼくが抱いてあげたいのは
もしくはあなたの曲線
アフリカとユーラシア大陸をつなぐ
もしくは
北アメリカ ....
フラットに広がった街の上で
今日の足跡決めよう
お気に入りの青いペン
まっすぐ立てて手を離す

ケータイのメモリに入っている人達と
電車でたまたま隣に座った人達との
これといった違いが見 ....
僕は友達が少ない。

いつも思っていることだが、こればっかりは難問だ。さみしい病が襲ってくる。

今日は、彼女が旅行に行ったので実家に帰ってきているのだ。
そんで行動範囲が病気のせいもあって ....
 タイトルから察せられるように、これは僕の書いた「異常な時代に抗する言葉」(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=45141)から巻き起こった反論と論争、特にケム .... 僕らは離れた丘に立った、
三本の木。

それぞれの丘で、
大地に根を張って、
太陽に手を伸ばしてる。

空には三つの太陽。

奴らは、
気ままに回って、
 ....
それは、いつだろう
遠くないかもしれない、毎日、かもしれない



水平線、その丸みが空に一番近いところ
大型船が突き抜けていくのを
海辺で、並んで、手を振って
ただ眺めている人たちの ....
三階のレストランの窓から見下ろした
木造の橋の向こうへ伸びる石畳の道をゆく
白い服を着た君の背中はだんだんと小さくなり
緑の木々の下に消えた

立ち尽くす僕は
次いつ会えるかもわからない
 ....
排気ガスの向こうに
こころだけを投げ出せば
いつだって僕は風になれる
鳥にだってなれる


部屋に戻れば
やわらかい布団と
あたたかなシャワー



守りが約束されているの ....
痛々しいほどの
朱をさらけだして
鶏頭が咲く

傷口は
季節が変わっても
じゅくじゅくと疼き

癒す言葉など
持ち合わせてはおらず
ただ唇を乞う

ツバメが
ひととき ....
僕は恋の中で
生き直す
日々は
単なる
日々に近く
遠い
ひびわれた
地表から
静かに
氷であった水が
ゆっくりと
溶けて流れる


べり
皮に滑りおつ
ように
 ....
思い出せる涙は
すべて

私のせいであるが故



思い出せる涙は

なんとか上手く 
こころに
収まる




思い出せぬ涙は

だれのせいであったか

どん ....
サフラン色の吐息をつめた
紙風船に
虚空の稚児は
灰色の笑みを浮かべている

道なりに歩いていると
小さな星がすすり泣いていたので
モザイク柄の
傘をさしてあげた

陰った景色は
 ....
消えたカラダを
拾い集めに
旅にでる


ゴミあさりして
錆びた鉄板を胴とすると
腹からピューピュースキマ風

コンクリートの下から
生えている草を指にすると
たよりなくふにゃり ....
一冊の絵本のような生涯
浮遊するひとかけらの海
あれは君なんだろうか

思想のない森と夜の魚
そんな絵本だとしたら

月がちょうど半分 あとは少しの湿度
そんな海だとしたな ....
親が嫌い
家が嫌い
朝が嫌いな
僕が嫌い

仕事が嫌い
学校が嫌い
会社が嫌い
社会が嫌い

我が家の飯が嫌い
ナスもネギも嫌い
プチトマトも嫌い
薄い味付けが嫌い

汗 ....
詩を書くこと
ばかり考えてる

谷川俊太郎のかげが
うしろにある
最近読んでいるのだ

こっそりと宇宙と
話した少年
または死について考える老人
詩人は少年と老人が同居する
と云 ....
    人さし指と中指で
    腕についた血を軽くはさむ
    もう流れないそのかたち
    なかば閉じかけた三本の指のあいだから
    口と目のない白い髪の女のにおい
 ....
ばらばら つち
のど こすり

だくおん あやす

かや なびく やかい
かげぎぬ の ぎょうこう

されぬ あかみ
くずし うつす つゆたま

わけいる つきの あし
ほ ....
洗車用ホースで水の弧を描けば重なる虹の橋ふたつみっつ


あきらめの悪い蜩夏の背にしがみついてうわぁんと泣いて


初嵐小昼の庭を吹き抜けば夏痩せのポチ鼻先で追う


稲の穂 ....
すいかだった。

真っ二つに割られたすいかが、
テーブルの上に、
どでんと置かれている。

どこを見回しても、
スプーンがない。

仕方がないので、
そのま ....
口紅がはがれた後のりんご飴 確信犯のうつくしいきみ


こんなにも渇いていたと知らされる 始めのひとくち貪る夕べ


日に焼かれ濃縮された僕達を還元しては味見する海


やわらか ....
静寂の海
咲いて波間に
ほの白い影を落とす月

寄せる波は
真夏の喧騒
返す波は
秋の訪れを
それぞれに伝えて

移ろう季節を人知れず
見送り
迎える

久遠の光は ....
歌は

あなたの唇から
ほろほろ零れて
やがてひとつの連なりとなって
わたしの胸まで届いたのです

風見鶏のわたしは
風が吹くたびに
あちらを向いたりこちらを向いたり
惨め ....
ふるるさんのおすすめリスト(5825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ノート(25Y・11.10)- 木立 悟未詩・独白305-8-21
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海に咲く月- 落合朱美自由詩14*05-8-19
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