天気悪くて残念??
そんな顔するなよ
天の川が見たいのかい?
大丈夫。
ちゃんとNASAに予約いれてるよ☆
パスワード
色々あって
忘れそう
2階くる
何しにきたか
忘れたよ
何食った?
昨日の夕飯?
忘れたよ
酔っ払い
帰りの道は
....
目覚めろと夫が言う
育てた花から種をとり
今年蒔いたものが発芽した
花はいい
はやく お前も目覚めろ
水と陽射しを気にしながら
隣りでいう
と それは
パソコンに向かってる私が
....
いもうとを 見つけた
薄紅色のあじさいに架かる蜘蛛の巣に
囚われて 泣いて
いもうとを 見つけた
砂まじりの南風に吹き舞わされて
囚われて 叫んで
やあ ....
昨日 兄が景色をねじ切ったから
今日はもう景色はない
昨日 父が空を 落としたから
今日は見上げても空はない
しかし
相変わらず
今朝も
通勤列車は混んでいる
嗚呼 ....
雨が地を{ルビ圧=お}し
音はまたたき
山から空へ照り返す
空白の{ルビ主人=あるじ}が
空白を置いて去り
空白は 家になる
雨のための唱があり
夜をしずくの ....
リゲイン10本で 240時間 闘える
梅雨が一服してくれた朝
南風と陽光に履き清められた
小庭に立ちながら
なぜか むなもとで痞える
気・血・水のアンバランス
そして ....
寝苦しい夜 はみだした足が
そろりと風を止まらせた
畳の上を這う 小さな羽虫の陰
名札をはずしたつもりになっても
はずれたくない場所がある
どこからもひ ....
◆詩集は目につかない?
あたしなんざこの年になるまでほとんど詩なんぞ読んだことはなかったわけですが、その理由の最たるものは、「詩集は簡単には手に入らない」これにつきたように思います。
まず書 ....
若草色のかざぐるまに
しがみついていた、あの人が
夕風にさらわれて
私の中を流れてゆきます
水たまりの映す青さの
ほんとうを
確かめるまえに
軽々と飛び越えて
もう
行ってしまっ ....
"母の日"に 母に贈った『四つ葉のクローバー栽培キット』
クローバーの葉には それぞれ意味があって
たしか『希望』、『信仰』、『愛情』
そして、四つめが『幸福』とか
....
直角先生の背中を覚えてる
今にも椅子に座りそうな歩き方をしてた
私が勝手に背伸びしたのだよ
行動の意味もわからず
その後を追った
つもりだった
カクカク キカキカ
物静かな先 ....
感嘆符が飛びだして夏
焼き鳥の串をあつめて五線譜
たのしそうに語る
あなたの足跡を
みつけた
わたしの庭には
しばらく無い、
かげ
不本意ならば
どうぞ消し去りなさい
あなたの好きな場所を
汚すつもりなど無い
....
そう厚くない 空の層から
シャワーは今日もふる
せせらぐのは 大気の雑踏内を
散歩するようなきもちにして
{引用=がくぶちに青から赤
藍から藤へと染めこんで
雨が恋する}
さ ....
07/07/02
で。
パート。
あ。
パート。
アッバウトな挨拶
奪われた空の
コバルト
不足する金属のコインを紙で代用
紙コイ ....
デパートに難破船が漂着する
甲板をいじくり
あなたは指の先を切った
立体駐車場から汗など
生活、の匂いがする
立体であることはいつも淋しい
家具売り場でかくれんぼをしている間に
誰 ....
結婚を
クチにしてから 僕たちの
熱い絆はボロボロになり
溜め込んだヘドロのような感情を
土石流のような泥水で何度も吐き出してる
それでもそれでもそれでも
塩っ辛い溜池が枯れる事はなくて
あたしは今日もまた、暗い部屋で一人
音楽というダムの弁を ....
雨をふくんだ地面が
静かに沸騰して
おいしいものが
出来上がるそこを
夜明けを待たずに
ぬかるみながら歩く
無意味を信じて
無意味な逃避をして
正しいつもりになって
砦の先はるか遠く ....
カラメル岬に家を建てて住んでいる
からまる君のもとに
こんがり山からとんがり君が逃げ出してきた
住んでいた山が焼けてしまったのだと
黒焦げになってもう帰れないのだと訴えてきた
からまる君 ....
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ....
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る
トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足
陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
流れていくのは
いつも昔のもので
西でギラリと
湾を満たすものは
せめて夕日に
清らかに染まろうとする
夜の寒さなど
思うこともなくながめていた
港を出て行く
貨物船の短いマス ....
「一番星はどこに」
風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏
どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋
この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
くろに燻ったぼくのいかりと、きのうのゆめが
ちらかったなつのよる、小さなさんぶんをぬりつぶします。
くれよんとかえんぴつをなめて、蛍のうみをえがこう。
あじさいのはなびらが、 ....
地平ちかくにいっぽんの痩せ木があった
雲は
絶叫
しない。
2007/06/28
ブラックライトアップ同盟
Wikipediaによると、
日本のライトアップの嚆矢は
1963年神戸ポートタワーだと ....
虹がミドリで怖い
茶色がミドリで怖い
喉の奥がミドリで怖い
目を瞑るとミドリで怖い
近所の肉屋がミドリで怖い
ドアを開けるとミドリで怖い
黒塗りのベンツがミドリで怖い
彼女の浮気の言訳が ....
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