思いきり笑ったきみの口のなかで光る銀歯が見える三月


にらまれる動物園の蛇の目に何かを思い出しているきみ


ふたりして手を伸ばしても青空の青の部分に届かない春


赤と青、歩行者 ....
 季節の名を呼ぶな。白紙のような、はじまりのような、実際にはでたらめの
地誌。そんな緯度にバビロンは無いぞ。想像上の怪物、あなた。私はすぐに忘
れてしまう、砂粒のようで、出かけようとしている、広が ....
カーテンがにっこりするほどの朝
青空が透けておはよう
今日のわたしにおはよう

リセットされた空気が
太陽から製造されてわたしに届いています
窓ごしでもわかるほどに
そうじきで吸いこまれるのは
手首までが限界だ
スウィッチを入れようが
入れまいが
 
ふろばにある
換気扇や排水溝が
ほすぅと吸い込まれるのは
抜け毛だけ
しなだれた前髪は
な ....
   風に揺られていたね
   僕らはなにも選べずに
   別れの言葉を強いるのは夕風
   信じることも疑うことも
   選べずにいた
   僕らを置き去りにして
   地球 ....
そら に わ 
ゆび で かいて

わたし の へや

すっかり ながれて
みえなくなる けど

ずっと かお あげて
そこへ きっと 

すわって 
そよいで
ながれて ....
センチだ
メートルだと
カタカナの単位が威張ってる
センチメンタルは流行らない
比較する基準が変わる
じゅうばいのじゅうばいのじゅうばい
目が回るほど遠いと思う
比較的長いと思う ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
ビ ー 玉 や 転 が り ま わ る 春 の 山


舌 つ づ み 打 つ 手 の ひ ら の し じ み か な


鞦 韆 の 上 に 忘 れ た 漢 字 帳


脱 ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ


僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった


たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
声色を変えてもわかるきみのこと遺伝子レベルで記憶してるから


色々と迷いましたよだけどこれこれにしますよこれはシャケ弁


開花してしまった空をもう一度つぼみに戻す さらば空想


 ....
心臓の近くでセミの声がしている
冷蔵庫を開けると
大きめのロブスターが、ヤー、ヤー、と
おもちゃの銃を振り回しているのが見える
いつだって無邪気な者には罪が無い

野菜室からよく冷えた ....
涙する者は
死んだあと

青いかなしみとなって
宇宙遠方の

つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます


ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
失いかけた
午後の空白から
歌が聞こえる

 「バイバイ」と言っているんだね

とどまらない風が連れて行く
小さな声の始まり
先端が少し冷たい





君のフライングが
 ....
さて

俺はちんこが小さい方だが
あまり気にしていない
中学くらいのときはまわりと比べて少し小さいんじゃないかと
悩んだこともあったが
もっと小さいやつもいたので
普通に生きてこれた
 ....
 学校の怪談といえば、やはり代表はトイレの花子さんではないだろうか。
 花子さんとは学校に伝わる女子生徒の幽霊の総称で、良くトイレに出没するのが特徴で、その起源はそれぞれの学校でかつて実際に何らかの ....
ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか

広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末

わたしはわたしが生きている
時と場 ....
色エンピツのセットを開けると
母さんは黒い色と並んでいつも一番長い
そして一番きれいだ
こんなきれいな母さんを使うわけにはいかないから
やっぱり母さんは一番長い

バカ男さあ、昔、母さ ....
トーク。暁から暁までしゃべり続ける、トーク。
トーク。君とトーク。
知っていることをトーク。
知らないことをトーク。
トーク。いつまでもトーク。

人の顔を覚えるのが苦手な僕は
君が誰か ....
http://nzm-gm.com/zinkenyoug.html
大変だぜ。俺達は洗脳されるかも知れない。
これは不味いぞ。
まずネットから攻撃される。そうしたら俺達は終わりだ。
政府の息の ....
春分の朝のひかりが桃色に染め上げてゆく雲を見ている


結んだ髪に椿を挿して出掛けましょじんこうてきなダムを見ましょう


最短で森の迷路を抜ける道あなたが選ぶ毒の木いちご


ばた ....
ひるがえる
水の分子
玉となって
雨となって
降りそそぐ
鳥でさえも
ひるがえる
水の玉に
水のために
ひるがえり
ゆっくりと落ちてくる

空を見る
地に視線を落とす
ひる ....
父さんと二人で散歩に行く
父さんに水を入れると
喜んで太陽の光にキラキラしている

しばらく歩いて河原の土手で一休み
河川敷では子供たちが野球をしている

ねー、父さん、
バカ ....
           
今年の雨季は短く
降水量が絶対的に不足している
ほんの少ししか降らなかった
日でりが続き
木々は葉をすっかり落とし、草は枯れ
歩ける動物たちは姿を消した  ....
こしていく 冷えた息
向こう側に 滑りゆく
私じゃない 私の行方

持ち出せない 鍵の開く音
隠している荷 炉に 並べ

燃え尽きて 透けてる 私
まだ変われるなら どうか
 ....
ペットボトル
父さん

色エンピツセットの中で一番きれいな赤色エンピツ
母さん

観覧車の置物
兄さん

粘土


テーブルに並べて
バカ男はいつもの席

 ....
かじりかけの春にあきて
手離すように
雪が吹雪いて

どこに
隠れて
泣いてるの

さすっては
旅立ってしまう

花びらのよう
いつからか
芸術は俺に夢を見せ
俺の思想を操り
こり固めてしまった
芸術は素晴らしい 芸術は素晴らしい
って
誰も芸術なんて糞だって教えてくれなかった

芸術だけじゃない
なにか素晴 ....
食べかけのスイカがもう
夏に生きる虫のように臭っている
庭に埋めなきゃ
そう思ってサンダルを履いたのだが
シャベルが見つからない
春先に何かの花を植えた時には確かにあったはずだ
ス ....
紙に包まれて
つけられた火

焼けてく匂い
こびりつく灰

からまる 雪
うかれた 後

ほどかれぬ香
きらいなのに
ふるるさんのおすすめリスト(5825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の花嫁- 本木はじ ...短歌705-3-29
マーチング・マーチ- 大村 浩 ...自由詩22*05-3-28
カーテン空- ふく携帯写真+ ...7*05-3-28
散策note- 湾鶴自由詩305-3-27
青、そして青- 嘉野千尋自由詩14*05-3-27
うたい- 砂木自由詩10*05-3-27
センチメンタル- あおば未詩・独白6*05-3-27
失踪- たもつ自由詩1505-3-26
春のうたた寝- 本木はじ ...俳句705-3-25
誕生- バカ男短歌23*05-3-25
春のきまぐれ- 本木はじ ...短歌10*05-3-24
減速- たもつ自由詩1305-3-24
冬空の通信- 朝倉キン ...自由詩1605-3-24
陽の当たる部屋、刹那と箱と- 千月 話 ...自由詩11*05-3-23
パチンコで三万勝ったら吉原に行けると思って膨らんだのは期待で ...- 不老産兄 ...自由詩705-3-23
トイレの花子さん☆- 藤崎 褥散文(批評 ...9*05-3-23
銀河郵便はヤギたちが運ぶ- 小池房枝自由詩10*05-3-22
家族(母さん)- バカ男自由詩25*05-3-22
トーク。- たもつ自由詩1105-3-22
俺みたいな野郎がまっさきにヤられる- 虹村 凌おすすめリ ...5*05-3-22
春の背泳ぎ- 本木はじ ...短歌10*05-3-22
水玉記念日- 岡部淳太 ...自由詩12*05-3-22
家族(父さん)- バカ男自由詩1005-3-21
アフリカツイン- あおば未詩・独白3*05-3-21
お彼岸- 砂木自由詩8*05-3-20
家族- バカ男自由詩1805-3-19
春へ- 砂木自由詩8*05-3-19
薄くなってゆくね- span未詩・独白2*05-3-17
遠泳- たもつ自由詩705-3-17
しろい_あと- 砂木自由詩7*05-3-17

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