たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
黒スグリ
雑木林の妖精
えもいわれぬ
腋の下


短い短い
夏の夜
こんな時間に
やって来て
いったいぜんたい
どういうお積もり?


そんな問い掛けに
お構いなしの妖精 ....
人はなぜ詩を書くのだろうか。
「詩を書くのに理由なんてない、書きたいから書くのだ」
まさにその通りである。詩を書くのに理由はいらない。
じゃあ、人は何を「詩」に書き込むのだろうか?と問うと、答え ....
二日遅れのホワイトデーの
白いリボンを髪にのせて
ふわりと回ってみせる君は
大きくなったら
メイドになりたい
という

人様に奉仕したいとは
見あげた心がけだ

解釈は準備してお ....
詩は売れない。と言う人がいる。詩で収入を得ることは簡単だ。はっきり言って詩は絶滅危惧種だ。競争相手がいない。なのに誰も市場に参入しない。詩は絶滅しない生命力を持ち合わせている。
なぜ詩は絶滅しないの ....
{ルビ鈍色=にびいろ}の鉄を見ている

あくまで照り返しでしかない光が

滑って離されて放たれる

今目の前にぎっしりと詰まった木々を越えた

越えてうんざりする



体温よ ....
浜辺で貝殻を拾い
よみがえる思い出
右側を見ると貴方
壊れかけたベンチ

打ち寄せる波の音
しょっぱい波飛沫
灯台の光が眩しい
大きな背中フワリ

輝いていたあの時
カラオケ行っ ....
足がつった
魚を釣った
痛さにのたうつ小指が
餌に見えたのか
少なくとも自分の足の小指くらいは
何をも傷つけないと思っていたのに
魚は同じようにのたうってる
口をこじ開け
引っ掛かって ....
君は
一番だったのかな

それとも
二番だったのかな

みんなももうすぐ
咲きそうだよ
小さな声が聞こえる

春だね
春だね

うれしいね
うれしいね

君たちに会えて
私もうれしい
まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった

あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう


 ....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
「現代詩フォーラム」の出現はある意味相当な事件であった、と思う。それは単に新しい詩の場を提供したのではない。新しい「質」の詩の場を提供したのだ。既に言及されているのかどうか私は寡聞にして知らないが、「 .... オミドレイヒヤ 奈落の底の

聖母にまつわる 五月の記録

亀だの兎だの湖に集めて

鳥葬してまわる

オミドレイヒヤ 祈りの言葉

ハチがつぶやく 巣のひみつ

シダ植物の五 ....
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する


拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ....
ゆらゆらり

揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ

ゆらゆらり

揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
 ....
先日あるシンポジウムで、「活字」の場の現代詩のシーンで活躍しておられる瀬尾育生氏と話す機会があった。氏を嫌うインターネット詩人は多い。なぜなら氏は「ネット詩は認めない」と公言しているからだ。しかも氏は .... 四人の自分に
花を放ると
一人は喰い
一人は呑み
一人は吸い
一人は花だった



自分はまだ
ひとりだった













 ....
ある二人以上の間で論争が起こったときに、よくこういうことが起こる。
「きちんと読んでから非難してください。」「あなたは私の言ったことを誤解している。ちゃんと読んでください」
これはしごくまっとうな ....
まず初めに、このサイトの管理人さん、いつも互いに励ましあって
詩作をしている方々に感謝いたします。

今日でこのサイトに登録してから1年になる。
365日前は詩というものは何一つとして書くこと ....
{引用=




  うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
  粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
              きみは 太陽を掴まえる
  緋色の ....
私はここにいたんですよ
時にはそっと問題を解くけれど
街灯が点いたり消えたりするから

羽のように笑っています
千切れた場所を見せびらかして
添い寝に意味なんてないのに
ベッドはやたら飾 ....
倒れる
水差しが
ふとしたはずみで指先に触れ
ゆっくりと音もなく
まるで夢のように


倒れる
デイジーの{ルビ花弁=はなびら}が
こぼれた水の上に散らばって
白い沈黙
切なさに ....
疲れすぎて
風邪引いちゃった
社会的には
タブーなのに

38℃出ちゃった
頭が痛い
体が熱い
ストレスの掛かりすぎ

お袋がお粥を作ってくれた
久しぶりに食べた
急いで食べた ....
 


 一


日々を連写して
間違い探しをする

遠浅の青に
いつもの魚が溺れている
鱗がまた一枚なくなったこと
それを除けば
昨日と今日の境界線はゆるい

魚は、な ....
危険です
右斜め前方から中学生らしき人たちが三人接近中です
ポストの中に珍しい爆弾が仕掛けられているので危険です
でもそれは本当はポストではなく冷蔵庫なので危険です
危険です 危険です
両開 ....
角のない消しゴムは
捨てられる寸前だった
角があろうとなかろうと
同じ材質なのに
四つの角があるとないだけで
大きな差をつくっていた
丸みの部分にはすれたえんぴつが
くっついていて
手 ....
 僕は 詩 というものの縁で、幾人もの友と出逢ってきた。もう会
わない友もいれば、長い付き合いになるであろう友もいる。かけが
えのない友がいながらも、僕等は時に「ひとり」を感じてしまう。 
そ ....
「もこもこと旅に出るんだ!。」

そんな寝言をきみが言うので、
ぼくはすこしだけ、
もこもこになってみる。
もこもこになったぼくは、
きみの夢に潜り込み、
 ....
しらけた草とは
うらはらに
澄んだ大気に
映る青
ますます薫る陽の光

からだの温もりをなぜてゆく
すずやかな風へ
ひとつ鼻歌のせたみち
ふるるさんのおすすめリスト(5825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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アブソリュート・カラント- Six自由詩3*07-3-23
ここは「外国」であり、現在は「戦争中」である。- ななひと散文(批評 ...607-3-23
お父さんスイッチ- 佐野権太自由詩53+*07-3-23
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だって貴方が傍に- ペポパン ...自由詩7*07-3-22
こむら返り- たもつ自由詩1307-3-22
開花宣言- weed & s ...携帯写真+ ...2*07-3-22
ささやき- weed & s ...携帯写真+ ...6*07-3-22
蝶々結び- 千波 一 ...自由詩41+*07-3-22
ぽちむ- 水在らあ ...自由詩33*07-3-22
テクノロジーが詩人を欲情させる。- ななひと散文(批評 ...1707-3-21
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ノート(四人)- 木立 悟未詩・独白907-3-21
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usumurasaki- はらだま ...自由詩24*07-3-20
路地- 木葉 揺自由詩13*07-3-20
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詩友への手紙_〜新宿にて〜_- 服部 剛散文(批評 ...10*07-3-19
「_ぬくりもこ。_」- PULL.自由詩11*07-3-19
はなうたこみち- こしごえ自由詩10*07-3-19

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