なんだよ!
よりによって俺に向かって「頑張れ!」とは、どういう了見なんだ
何様のつもりだ
いいか、俺はだな「頑張れ僕滅サークル」の会長だぞ
まだサークルだけどそのうち法人化するつもりだ、悪いか ....
生きる為に仕事をして
感性の為に夕月は昇る
三日前の事で酒場へ行き
癒しの為に焼酎を飲む
三年前の事を思い出し
五年前の事でもっと飲み
今の為に歌は流れ
三日 ....
牛が生まれる
大騒ぎしているのは人間ばかりで
牛は慣れたもの
これで五度目のお産だ
まだちいさいわたしは
目をみひらいている
子牛は逆子で
おじさんは苦労している
どうやったも ....
あなたが死んだら
私も死んでしまう
そうなのかもしれない
よく 聞く台詞だし
でもね
あなたが死んでも
私は
なんとしても
強く生き抜くわ
それぐらいの覚悟 ....
きゃらめる 5
よる
1
なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
....
真夜中でも
僕のところに来ていいよ
僕は待ってるから
君は寂しがり屋で
毎日
いろんな付き合いがある
買い物 食事 カラオケ
それでも
君の寂しさは癒え ....
水色の海に
浮かぶ綿菓子
幼い頃は食べられると思っていた
でも 今は
そんな素直な考えはなくて
どうせ水蒸気の固まりで
甘くもないただ浮いているだけの
手でつかめない不思議な綿
....
気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして
世の中が思うようにならない
のは 今始ったことではない
あと三カ月だなと呟いて
自分自身すらよく判らない
続けたいのに仕事がないヒト
辞めたいのにちょっくらちょいと
辞めさせてもらえな ....
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように
思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら
その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
畳 の 上
裸足
ふち に 添って
一匹 の 蛇
明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇
草薮 から 訪れた
赤い 口
切り そろえた ばかりの 爪に
....
凍えるようなフランスパンに
アプリコットジャムの毛布
パチパチと弾ける
ガーリックバターのシャッポ
クリームスープに浸しては 寒さを癒した
季節
家庭教師の家には いつも
ライ麦パン ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり
そのまま眠りに入って・・・
朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
....
「ダイヤブロック制作カイ」
http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/4780/
イカしたサイトです。
詩とはなんの関係もありませんが ....
今日も朝から
洗濯機が大声で歌っている
オペラのつもりのようだけど
音痴で
しかも、時々声が裏がえる
近所迷惑だからやめてくれと言っても
聞く耳をもたない
ありったけの洗濯物を押 ....
顔さえも見えない人を追っていた
実家に帰る電車の中
目は姿を探していた
その他は付け合せのマッシュポテトみたいに味気ない
次元の違うホームを見る
誰かを探している
....
春がきて 天馬のかたわら うたう声
あなたは散るもの あなたは咲くもの
舞う応え 飛び去る天馬 葉の光
散るものたちよ 咲くものたちよ
....
腹減ったから
なんか 食おうぜ
って
入ったところは
今どき珍しい
換気扇が壁にひとつ付いてるだけの
けむけむの
もくもくで
ねぇ
さんにんで会うときは ....
時々、半年に一度くらい、文字が判らなくなる時がある(時期があった)。
この日本語というものが、意味のない記号のように見えるんだ。
例えば、『あ』という文字。
可笑しくないか?
線が、三 ....
くるくるまわる君
椅子に座って 腿とふくらはぎがくっついた君の部分
遠くから見ると薄いのに 近くで見ると厚い 君のくちびる
目の下から顎にかけて、平坦な肉の君
携帯ストラップについたお金持 ....
わたしにはおかあさんがいます
おとうさんもいます
いもうとも
おじいちゃんも
おばあちゃんだって
ともだちはたくさんではないけどしっかり
しりあいとよべるひともそこここにゆびさすことができ ....
恋をしていた
たぶん
していたんだと思う
バラ色の生活を
夢見ていた
幼い想像で
こんな
冷蔵庫の奥で干からびた漬物を
片付ける為ではなく
マドレーヌなんか焼く為に
台所に ....
黒いカーテンでよかった
遮光カーテンは甘いのだ
まえに
水蜜をくわえて 跳ねた汁をなめたら
甘かったからほんとうだ
ふくらはぎの下で
かりっこりと かりっこりする
彼の爪だ
....
アイソ ゴシュエオ フッココ ゴポリ
カイド グルルエ ミエオイ ビドアス
ココオロ ルルオコ ミカルゾ ザコイ
カラソ モアモモ イアサオ ズハンテ
おいしそうなくもが
そらにうかんでいた
こうえんの
すべりだいのてっぺんにのぼって
つまさきだちして
すぷーんをふりまわすと
ほんのすこしだけ
すくいとることができた
おさらにのせ ....
念願の停年まであと一年
のんびりと言い暮してきたのに
いまごろになって。
このプロジェクト
あと一仕事おねがいします。
ちょっと待ってください
このところずうっと指折り数えてきたの ....
山へと向かう道の角を
一本の木からあふれた花が埋めてゆく
新月の原
うずくまる獣
高く低くつづく夜
響きのなかに現われる
草色の歌
波うつ獣の背の上に
花 ....
10じゅー焼かれるお肉
9覚を刺激する
8きれんばかりのぼりゅーむ
7めの焦げ線おいしそう
6に話もままならない
5ーごーと涌き出るよだれ
4百ぐらむの大きな肉
....
パスタ屋で
蟹スパに憧れていると
ななめ後ろ カップルの男が
こちらを見ている
さっきからわかっていましたよ
こちらを見ているのは
やだ
恋人がいるのに
目の前の彼女を見なきゃ ....
街でついつい男の人を
宝石に
変換する
裾に 白衣ののぞくメガネは
傷のついたオパール石
チャイナ帽 歩きタバコの初老は
家のないラピスラズリ
梯子に登りたそうな ボーダー2 ....
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