システム関連スレ3
[101]片野晃司[2007 06/06 07:15] 
>ユーザー番号、ハンドル名
>文書番号、投稿者のユーザー番号、投稿日、タイトル
>ポイントを与え ....
金魚すくいはいつも失敗する
お椀に入れるまでの間
金魚は溶けてすぐに消えてしまう
金魚すくい屋のおじさんに
コツを聞いても曖昧で
金魚と思うからいけない
としかおしえてくれなくて
金魚を ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた 
蛇口から出てきたシャケのにおい嗅ぐ


手を挙げた雨粒ひとつ海の底


もういいわサザエの端がしかめ面


触角をぶん回しつつ触れた指
今日出逢う
目の前で{ルビ俯=うつむ}くの老婆の手を 
わたしは両手でつつみ、
握るだろう。 

この世界の何処かで泣いている人よ 
暗闇から差し出される 
この手が、君に見えるか 
 ....
五月は過ぎた
麗らかで活発だった季節は
あれほど気ままだったお前も
今ではわたしの膝の上で大人しく眠る
お前のやわらかな耳たぶに降る雨に
こうして一緒に濡れそぼりながら


お前は聞い ....
仕事明け

通勤電車では 文庫本を読む

今回読んでいる小説は面白く 話に引き込まれる

降り過ごさないように気をつけなければ


ガタン ゴトン



そろそろ 降りる駅だ ....
夕暮れの
お台所の とこで
弟の
ゆうちゃん が

ぼくのママのおっぱい、
のんでいたよ

おっぱい
ぼくのおっぱい
おいしそうに のんでいたよ

ゆうちゃん
もうはなれてよ ....
方舟が流れ着いたのはJR大阪駅3番ホームで
人の姿のないホームにひとり降り立った少女は
後から来るかもしれぬ誰かに何かを伝えるために
ぎこちない手つきで赤いリボンを柱に結んだ
方舟はすでにあち ....
カップルよいちゃつけ
俺の目の前でいちゃつけ
公序良俗に反しない程度にいちゃつけ
俺がお前らのいちゃつきぶりを品評してやる
人前でいちゃついて人をムカムカさせるカップル品評委員会のこの俺が
 ....
娘の胸が次第にふくらんでいくのを
心ひそかに嬉しく思っていた。
と、母が告白する
だけど、ついには大きくならなくて
ちょっとがっかり。
などと、母め

シャツのボタンを上から順に
はず ....
(ミルクティを飲まなきゃいけないの
(ミルクティ、ある?
(歯を磨いたんだから、もう寝なさい


最近、きみは早く寝てしまうから
赤いランドセルの留金をひらいて
見てしまったんだ

 ....
               2007/06/07



困るんです
困るのです
困ります
困る


こら!
逃げるな!
逃げてはいかん
逃げては困ります
にげてはいけま ....
小さな影に
小さな水が触れ
小さな手のひらのかたちとなり
雨の木陰に結ばれてゆく


風を後ろに
花はひらく
ひろく けむる
ひとつ ゆれる


野に落ちる光
川に立 ....
朝日影にふくまれた わたくしの陰影が
ありのままの白い骨格で
よるべなく
この家に嫁いで来たのです。

その
わたくしが、
わたくしであるが故に、
わたくしを焼べねばなりません。
そ ....
人ごみの平日はどこにも排気口がなくて
呼び捨ての間柄がどれくらい大切なことかを知った
ひとりで歩く 眩しさが送っている

啓蒙とかスピリチュアルとか癒しとか
生き方の模索
悲しみの何割かは ....
餓えているのではなく
影を落とす孤独が
乾いていくということ
砂漠
その影に
息づくものがある
星は照らしているけれど
遠い過去が
輝いているだけで

君が乾くとき
僕は海を ....
満員電車の中のつり革を
片腕を伸ばしたまま
必死になって握り締め
このつり革は自分ものだと
態度で主張する
そんなわずかな場所が
そんなに欲しいのかい
数分後にはみんな降りてしまうよ
 ....
よく晴れた日 
玄関を開くと 
小さい{ルビ向日葵=ひまわり}の植木鉢が 
倒れていた 

恋に傷つき震える 
君のようで 
ぼくは{ルビ屈=かが}んで 
倒れた鉢を両手で立てた 
 ....
肩が外れた
外れた肩を持って闇市に行った
拾ってきた新聞紙を広げ
粗末な店を開き肩を置いた
たくさんの人が前を通り過ぎた
みな急ぎ足だった
しばらくして
職業軍人らしき人が買っていった
 ....
{引用=


                     

さざ波の上の真昼
季節の道を飛ぶ鳥は
大気のつぶやきを浴びながら
虚構の街に舞い降りていく


その日も
 ....
            2007/06/05

かりんとうを
長万部で買う
駅の待合室には
仕事にあぶれた人たちが
冷えた弁当をストーブに載せて
暖めている
ヤカンから湯気が出てい ....
夜の飛行場には
サヨナラが点在する
携帯電話のキーのような
小さな光の形をして

滑走路を疾走するもの
引き離されるもの
雲に呑まれるもの
星になるもの
僕らの住む街 ....
口に重い想いをひとつ
あなたの口に移しても
もっともっとと欲しがりつづけて
想いは軽くなるばかり
想いは薄くなるばかり


あなたが書くものが詩であるなら
わたしが書くものは詩 ....
ことしもまた春が来て
暖かくなって
やがては暑くなる
またしても
煩い季節になりつつある
驕れる者 久しからず
正しきも
疚しきも
また同じ
そんな世捨て人のようなことを
つぶやき ....
舟を流す
船という形を流す
手紙は乗せない
自分の名前も土地の名前も書かない
からっぽの方舟
形だけが少しずつ違ううつろ船

笹舟にさえひとは何か
思いを浮かべずにはいられないけれど
 ....
ぎらぎらとした太陽の光を
何も遮るものもなく
そのまま受けながら
アスファルトの道を
ひたすらと歩き続ける
たらたらと頭から汗が落ち
体がべとべとする
道からはむらむらとした熱が
浮き ....
おどけていたら
ほどけてしまった

女郎蜘蛛は頬を紅く染めながらそう言って
ほどけてしまった糸を回収し始めた

おどけた原因については
口を閉ざしている

風の便りでも
巣に引っか ....
シャープペンが紙を滑る音で
断ち切られる記憶が鼓動になる
遠い日、焦がれた痛みを愛しく思い

  あなたの体は柔らかいという方法
  私の融点を
  花の名前を当てるように
  ほほえみ ....
ふるるさんのおすすめリスト(5825)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポイント獲得の傾向と対策- 青色銀河 ...散文(批評 ...1707-6-10
金魚すくい- 小川 葉自由詩5*07-6-10
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9
傾く- 唐草フウ未詩・独白8*07-6-9
ちょびっとおとなしめな感じの川柳- しみまん川柳7*07-6-9
青炎ノ人_- 服部 剛自由詩6*07-6-8
六月の薔薇- 石瀬琳々自由詩13*07-6-8
仕事明けの通勤電車- 北大路京 ...未詩・独白12*07-6-7
おっぱいⅠ- 茶釜自由詩107-6-7
方舟- 大覚アキ ...未詩・独白407-6-7
恋人達に告ぐ- 新守山ダ ...自由詩407-6-7
おっぱい(天)- 渦巻二三 ...自由詩11*07-6-7
自由帳- 佐野権太自由詩26*07-6-7
固まらない- あおば自由詩9*07-6-7
緑と金_Ⅱ- 木立 悟自由詩1307-6-7
薪_(たきぎ)- こしごえ自由詩26*07-6-6
帰途- 唐草フウ自由詩18*07-6-6
海で乾いていく- たりぽん ...自由詩13*07-6-6
悲しい占領地- ぽえむ君自由詩26*07-6-5
白蝶_- 服部 剛自由詩13*07-6-5
東京パック- たもつ自由詩1307-6-5
紫陽花の面影- まどろむ ...自由詩8*07-6-5
東京パック- あおば自由詩28*07-6-5
夜の飛行場- Rin K自由詩43*07-6-5
ノート(おもい_おもい)- 木立 悟未詩・独白407-6-4
必衰- 岡部淳太 ...自由詩17*07-6-4
ペットボトルじゃないほうがいいね- 小池房枝自由詩12*07-6-4
夏歩き- ぽえむ君自由詩21*07-6-4
おどける・ほどける- 楢山孝介自由詩12*07-6-4
しおりの_わけ- たりぽん ...自由詩16*07-6-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195