すべてのおすすめ
千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ....
白い俎板のうえに
水洗いした秋茄子をのせる
遣い慣れた指先でまず、
縦半分に切ると
紫に汚れた
君は構わず
それを乱切りした
その一部始終を
彼らは黙って
観ている
あたしは、
綿のスカートを翻して逃げる。
誰もいない、
....
{引用=
くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが
よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
とじる かんかくを きく ....
くろに燻ったぼくのいかりと、きのうのゆめが
ちらかったなつのよる、小さなさんぶんをぬりつぶします。
くれよんとかえんぴつをなめて、蛍のうみをえがこう。
あじさいのはなびらが、 ....
{引用=
しうしう、と
沈黙する。 アシッドに。
並んでいる 夜が逃げる、
山羊の、惰性と 六月。
女の乳房を噛む弦、
GとFを繰り返す
挑発 ....
ああ、今日も雲が浮んでいる。
青青と吟する空の重さに酷く狼狽し、暮れへ連ねてあるく。
おまえは「きょうもええ天気やったね」と暢気に
両手をうえに、背を反らせて伸びをする。
....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する
丹後半島の
夜明け
海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる
髭の男が少年や
座礁した五月
白身のま ....
{引用=長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです}
reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、 ....
山鳥は、
語りえない
ゴム、しゃぼん
せかいは いとも
かんたんに
喧嘩する
きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
ぼんの せかいは 簡単に
....
{引用=
金色が たおれる 欠伸が 蔓延する
蛙のうた こもる ねむれない 五月 日々の罅に 滲む
ゆううつの 書物 ふあんていの音楽
刺身 ....
{引用=
うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
きみは 太陽を掴まえる
緋色の ....
椿の花が、
吹き零れて、
足踏みしていた、
夜が、
膝を、
抱え込むように、
小さく、
小さく、
うずくまって、
いつの間にか、
シャボンのように、
消えたので、
....
君の白い歯で
齧られたカンパーニュから
胡桃がぽろりと落ちた
君はそれをつまんで
口に放り込んだ
「頭が良くなるんだって。」
胡桃と全粒粉が焼け
キッチンに浮かんだ芳ばしさに
....
そう、遠くはないから。
大丈夫。
光の淵へ遊びに行こう。
夏になると
綿毛の灰色と
安曇川の水と、
母さんのトルコ土産の
キーホルダーに付いた
じゃらじゃらした青い目玉の
....
ぼくら
濡れない雨に
強く打ちのめされて
空を忘れたんだ
アルファベットが
地平まで繰り返されて
行列するAが砂鉄色、
Nが乳白
動的な文字が
バッファローのように
夕日の ....
ふるるさんのはらだまさるさんおすすめリスト
(16)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ボブソン
-
はらだま ...
自由詩
10*
07-10-1
茄子
-
はらだま ...
自由詩
8*
07-9-14
FREE_FORM
-
はらだま ...
自由詩
21*
07-7-31
hibiki
-
はらだま ...
自由詩
16*
07-7-10
やせいのなかでおどれ
-
はらだま ...
自由詩
25*
07-6-30
yubisaki
-
はらだま ...
自由詩
16*
07-5-31
醜い雲
-
はらだま ...
自由詩
27*
07-5-25
密漁
-
はらだま ...
自由詩
29*
07-5-21
松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ
-
はらだま ...
散文(批評 ...
25+*
07-5-20
ゴム
-
はらだま ...
自由詩
38*
07-5-10
hibi
-
はらだま ...
自由詩
34*
07-5-2
usumurasaki
-
はらだま ...
自由詩
24*
07-3-20
花瓶の底、龍の眼
-
はらだま ...
自由詩
8*
06-11-22
A_certain_morning
-
はらだま ...
自由詩
3*
06-11-21
削られる自意識と、楕円のうえでダンス
-
はらだま ...
自由詩
5*
06-11-21
すてろ、あいうえお
-
はらだま ...
未詩・独白
2*
06-11-19
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する