すべてのおすすめ
金曜日ないし週末はカレー
と決めているひとも少なくありますまいが
うちは水曜日にポトフ
  
毎週すいとんをいれて
すいとんのフーガ
すいとんのエクトプラズム
すいとんのスィート

 ....
たぶんそうなのだろうと僕自身の心に、少しづつ黒いネズミの微笑みを刻み付けて。
一体本当に、この私は誰なのだろうと
ながしそうめんを、横取りしてそこで食べても、同じ


なんとなく何かを見てい ....
 
 
いつもの帰り道を
いつものように歩いていると
知らない道を歩いている
どこかから寝息が聞こえるので
誰かの夢の中だとわかる
寝息を頼りに知らない道を歩いていくと
知らない家にた ....
孤独な布団の中で眠りこけていた
真っ白な頭の思い描いた リニアモーターカーに乗って
山麓の岸壁の ほったて小屋の中で
監獄の 岸壁の友達を 案じていたりもしたのだけれど
いなくなっている予感が ....
私は街の色のくすんでいる
時の流れのその中で
思う形が 壁にぼやけている
金を 人は 手中にする 
その 輪郭の明確な色彩に


人の心はぼやけている
灰色のぼやけている 柱で
明確 ....

「あの‥突然ですが、ボロクソな恋を綴るこの惨めな男の詩は 改訂を繰り返し ながら継ぎ足されてゆく気配です
予め お断りしておきます 。」


俺がリリーに夢中になったのはもうか ....
伯父は
酒に酔うといつも僕を責めたて

僕も内心で怒りながらそれらを無視し続けた

伯父は僕の生き方が気に食わなかったし
僕が内気で口数の少ないことが更に腹を立てた

あるとき伯父は
 ....
昨晩よりも丸い月になります
天象航路
あふれてありふれるべきもの
月光

示準化石としてのアスファルト
示相化石としてのコンクリート
昔、日本があった場所

ストーンサークル・オルゴ ....
野分も過ぎれば
盆水は枯れ
鬼灯なる火祭り朧
無月に揺れた
石蕗が送り火
窓/渋柿に染まり
偲ぶ風花
季節は移ろい
滞るままに
連おもう携帯の

いつか
あの山の ....
私は馬を買って家に帰る この長い道のりで
遠くを見ている 砂漠が夢の中であるかのように 私には思えた
幻を流れた ぼんやりと街を忘れて
様々な 何らかの物語をじっと遠くに頭で考えこんで
そ ....
男の声は人に聞こえない響きで
褐色の空気が いつもあるだけ
暮れ行く夜明け前の時の中で
ただ 流れる 女の影に群青色を見る


一つを手中にしようとする
そこにゆらめく湖に 何一つ無い
 ....
星もなく
ふあんに耐えかね
肩にくいこむ夜をおろすと
知らない山のほうから遠吠えがきこえる
呼んでいる
/存在(たいしょう)ではない たしかに
よばれている
脳天から電光石火よびさまされ ....
もしも彼女が本気で読んだら
作者に何も残らない

一文字余さず味わいつくして
海に溶かしてしまうだろう

始原のことばの海は深くて
作者はしくしく泣くだろう

もしも私が本気で読むな ....
とある詩人が当代の
詩をものにして伝説の
詩聖にならんと唐を出て
ドラゴン目にして絶句した

四声平仄朗々と
五言で篭絡するはずが
啓蟄の竜がガオガオと
欠伸なだけで口ぱくぱく

 ....
風のなかを
風になれない音がすぎる
到かない光が
夜を見ている


凍った川のむこう
動かない夜
音のいちばん熱いところ
炎の奥に鳴り響くもの


姿のうし ....
連れ去られた声共々
水の惑星の底の無い墓標で
ゆらゆらと陽炎に
あいさつをするのが日課になってしまい
本日の公園は万有引力の縁の下
ここぞとばかりに
下弦の月はそり
青く冴えかえる
ふ ....
天国にいってしまったら
天国から手紙は来ないから
せめてできることだけを
おぼえないとなあ

せいかつは強弱のヴォリュームでいきること
ときには手をぬく
つんのめるほど減り込まないよ ....
私は親友を夜ふけに忘れ去る
しかし私の道を歩んでいる全体を忘れていない
夢の世界をぼんやりと闇に照射しているとき
そして 今日も友人たちと共に日に失踪しようとするとき
私は無意識に探す 視 ....
具象抽象或いは送話
そして叙情
もうあなたに呼び掛けるのは止めよう
ことばに頼らない詩
いま 宇宙に語りかける
新たな結晶の始まり
わたしだけの ことばを
さぁ
拾われにおいで
カムオン・ビーチコーミング

海の家はすっかり片付きました
波打ち際には
広い砂浜が帰って来ています

明るいクラゲのような
お日さま
掘り出し物になれるかど ....
夢みるキノコがはえていた
山の奥深くのじめじめ谷に
夢みるキノコはおかっぱで
ひざすりきれたジャージの娘

夢みるキノコは暗闇で
ラジオをきくのがすきでした
朝のぶさいく覚悟して
まく ....
遠く時空を超えると
幼い君がいた
「おとーたん、どうじょ」
ぷつんと もいだ野紺菊を
ぷるぷるふるえる手で差し出す
薄紫の舌状花をつけた花
稲藁のにおいがする午後の柔らかい日差しの中
君 ....
無欲な僕は いつも 筆を持った
物の中には 形があると知った
そして 触れた 本のページを めくる時
僕は 人のこの手に 掴める物はなかった


光は 色の一つを 手渡した
僕は 手に取 ....
私の陰影の形状はどこに行ったのだろうかと
色彩を私は そこで見てはいなかった
目を流れているかのような 錯覚を見ていた
その霞む音階のひとつにも 指先で触れようとしてもいた
切り取 ....
まるで鏡のように人のこころをさまよいながらわたしは包まれている
海岸線を
どこまでも
きみと青いプリズム
昼間なにもないような顔していつもはぐらかすのは
潮風に寄り添いながらあなた ....
断片的に腐敗してゆく
囚われの大地に
種子が落ちて芽吹き
雨が枯れようと
禍々しさのない陽に
両の手を広げ
受け入れる

知識を持たず
本性に従って生きるものたち

裸の木立 ....
君は生きる価値がない
と言われても死ぬわけには
いかない。
仕事を辞めろと言われても
他にできそうな仕事がない。
食べてゆかなければならない。

こんなに懸命にやっているのに
酷い言い ....
なじみの中華屋さんへ行き
日替わりを頼み
こころを込めて作るので
時間がかかる場合があります
という貼り紙を見つめ
ぼんやり
この世のはかなさについて考える


ふととなりを見ると
 ....
ずっと寄りかかっていた
揺るぎない背もたれとして安心しきって
あなたが感じている重たさも
慈愛で受け入れて
融かしてくれているのだと思っていた


いま、青に導かれて去ろうとしている
 ....
あ、まただこの感じ
お茶をかさねてたら
くたびれて伏せてたら
歩いてあるいてたら
とどかない
とんでって
ひっかかる喉元のハンカチ

善いことはないのに
どうしてまた
離れ離れにし ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
闇鍋月の逢魔が刻- 海里自由詩1*10-10-16
日曜日の画用紙に- 番田 自由詩110-10-16
寝息- 小川 葉自由詩510-10-16
山のあの牢屋では- 番田 自由詩310-10-16
人の街と- 番田 自由詩110-10-16
アノ〜チョットいいデスカ?- アラガイ ...自由詩4+*10-10-16
- Porter自由詩710-10-16
月光ドレッシング- 海里自由詩1*10-10-15
かがり火- アラガイ ...自由詩9*10-10-15
家路- 番田 自由詩2*10-10-15
海の見える家から- 番田 自由詩210-10-15
インクルード- 乾 加津 ...自由詩15*10-10-15
表現における公準(要請)と公理- 海里自由詩1*10-10-14
無言絶句- 海里自由詩110-10-14
ひとつ_ほとり- 木立 悟自由詩710-10-14
泡沫- こしごえ自由詩2*10-10-14
1011- 唐草フウ自由詩15*10-10-14
その裏側で- 番田 自由詩210-10-14
ことばにならない詩- アラガイ ...自由詩5*10-10-14
落し文フォーラム- 海里自由詩2*10-10-13
夢みるキノコ(非食用)- 朧月自由詩510-10-13
野紺菊の咲く頃- 山人自由詩22*10-10-13
部屋の絵- 番田 自由詩310-10-13
あるアパートで- 番田 自由詩110-10-13
海と月- アラガイ ...自由詩2*10-10-13
第6セクト- 高梁サト ...自由詩9+*10-10-13
Once_upon_a_time- ペポパン ...自由詩3*10-10-12
なじみの中華屋さん- はだいろ自由詩5+10-10-12
GRADUATION- 渡 ひろ ...自由詩18*10-10-12
時差中継- 唐草フウ自由詩6*10-10-12

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