すべてのおすすめ
ココロ コロコロ 転がって
コオロギ コロコロ 鳴きました

ココロ 凍って ロココ調
コールタールのナタデ・ココ

ここは 露天の 六本木
今宵 ロックが 心地良い
 ....
「結婚しないの?山内さん」
とは セクハラなんやけども
小さい都市なのでまあ
お茶菓子とともに 語り合い
娘がおりますけど あんたら 話したらひきますやんかあ
アチラが立っても こちらは立た ....
所かまわず
一面にのどかな
そんな景色だったので
家と家とに挟まれた
小さいままの公園に出掛ける


左は小さい右は大きい
一列に背比べする鉄棒で
僕は右端お前は一つ下
ぶら下がる ....
どこか遠くの知らない国で
雪がしんしん降っている

大きな街の片隅で
人と人が出会う

どこか遠くの知らない街で
風がヒューヒュー吹いている

大きな街の片隅で
男がひとり
生き ....
入院病棟の生暖かい清潔な
空気を吸いこみ眠る
窓の外に見える
看護師寮では
真夜中にドアが何度も開閉する
夢を見るほど深くは
眠れない午前三時
静かに誰かが走り
病室の前を駈け抜ける
 ....
屋根瓦に置かれた夕刻の重みで
玄関を飛び出したまま私は戻りません


西空の 夜にかけての諦めが
すべて諦め終わった証拠
としての 暗い打撲跡の広がり
そして癖になったそ ....
燃え上がる舌を晒し
触れるものすべてに火をつけてゆく
光の鎖骨に 首筋に
街と街を結ぶ橋の手足に



遠去かる星
斜めに傾く黒の山から
突き出された光の棘が
天の耳へと ....
とある夏の夜
遠い遠い荒れ野の果て
深い枯れ井戸の底におりました
光が射し
闇が訪れ
幾日たったのかわからなくなったころ
星が ふるふる震えながら語りかけてきました

私は寂しい こち ....
道化のまわりに
積み重なる吸殻
泣けないもの
くすぶるもの


二から三へと流れる指先
後ろ手に札を隠し持つとき
風は冷たい


はためくテントの継ぎめから来る
 ....
視界にて
生成される
着色料と甘味料


そこから逃れるようにして
ぽとり、と、うつ伏せるしかない
あなたとわたし
春に間に合わない体



ああ
お砂糖の誇 ....
ぱらぱらと
ぱらぱらと
あの指の微弱な震えが錠剤の音を取りこぼす
そこにどれほどの眼球を差し出しても
私の平衡は心もとなく
ぽたぽたと ぽたぽたと 眩暈 落ち



 ....
ノート2002.7.29

工事車両の下によもぎ色の猫が一匹入りこんだ
知っているかい?
猫はエンジンオイルのこげた匂いなんかが好きなんだ
ときどき思うんだ
トラックの下にもぐりこんだまま ....
手を差し出せずに 僕たちは
手を繋げずに 僕たちは
それでも互いの温もりを
感じたくって
確かめたくって

他に知らなかったから

蹴ってみた
ぶってみた
突き飛ばしてみた
踏み ....
ドーナツの穴から覗くと
世界はいつも
いいにおいがした
食べ物で遊んではいけない
そう教えてくれた人が
今ではもういない
夜が呼んでいるような気がしたので
誰かが待っているような気がしたので
自転車のかごにウイスキーボトル入れて
僕はさんぽに出たのです

どこか遠いところで
凪いだ海のおなかの中
呼び交わす ....
のたうちまわる場合
白い布団でなければならない
リンゴは
他人のかじったものを 横に
父の選んだブラインドに
埃が乗っていることは 好ましい

昨日 信号を歩いて
背筋がのびていたのは ....
鳥は自由に飛ぶ
一本の線によってへだてられた空間を
風つかいのグライダーのように滑空し
大気をはらんだ凧のように静止し
熊蜂のように羽ばたいて流れの外に飛跡を残したりして
そして時には それ ....
突然の雨に
掌で傘を作ってみたけれど
隙間が多くて
無抵抗に濡れていく私です

傾きかけた夕暮れに
落ちてくる雨は暖かい


いつのまにか
大切なことを忘れてしまったようで
メモ ....
錆びた鉄柱が立っている
裂けめは花に覆われている
雲ひとつない空
掴むところのない空


川沿いの砂利道は
小刻みな縦揺れ
見向きもしない水鳥


呼ぶ声に顔を上げ ....
まぐろの解体ショーに行く

はんてん角刈り包丁持って
さばいてさばいて大喝采
死んだまぐろが

このように

ほら奥さん
一枚どうですか
一枚一枚

まぐろって
骨と骨のあい ....
誰か俺におやすみと言ってくれ

そうじゃないと

また俺は眠れない

また俺は悪夢を見る

せっかく作ったゆりかごから

落ちちまうだろう

誰か1本だけ寂しげに咲く

赤 ....
気付けば
キミという容れ物は
随分シックリと履き込んだジーンズみたいになっている
もう濃紺が洗う度まわりを汚すことはない
全てをアイ色に染めたりはしない
誰かが迷惑そうに見る様子も無いと知る ....
友人の部屋の隅っこに
ネジが一本転がっているので。

「このネジ何?」
「どうやら俺のものらしい」
拾い上げて見ると確かに友人の名前が書いてある
「そりゃそうだろう、お前の部屋に落ちて ....
唐突に
襲い来る淋しさ。

全身
悪寒に震え
奈落の底へ
足元から崩れ

途徹もない空虚。

この感覚
何もかも
空しい。

欲望が消え
世界が消え
立ちすくむ。
 ....
ごめんなさいが
素直に 言いたい
自分を取り繕う為ではなく
怒りを上手く かわす為ではなく

本当の ごめんなさいが
素直に言えるように
なりたい

傷ついた
自分の心を 知ってい ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
ゆっくりと確かめる指のひとから
手わたされる言葉のような
雪の散る道をすぎるひとから
聞こえてくる色のような
朝の水平線に消えかけながら
まわりつづける季節のような
寄せては返す ....
わたしを忘れた光が
昇りつづけて朝になった
目を閉じても冷たい指先
さよならを言う光に触れた

さらさらと
さらさらと


雨雲が川のなかを遠去かり
水鳥を連れていってしまった ....
開け放たれた音楽室の窓から
合唱部員たちの歌声が聞こえる
放課後、行き場の無い僕らは
校庭の隅にある鉄棒に片足をかけたままぶら下がり
いっせいの、で誰が好きかうちあけると
やはり同じ子が ....
春泥が
明るいインクの
滲み、です


その滲みが
無意識に漏れる
芳香、です


その芳香が
呼吸のような
肌色、です


文字を読む幼子の口調の明朗さで
明 ....
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