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何度決意しても

捨てられないものがある

過去に生きているわけじゃないけど

宝物のような思い出は。

そっとそっと
しまっておいて
温かいままでいたい

こんな寒い雨の夜に ....
街より低く
花はこぼれ
音になり
蛇になる


ひとつの手首
四つの手
ひとつの花を
廻している


火をくすぐると
飛ぶ子たち
どこで誰に
会いにい ....
パチンコに置き換えて考えると

世の中って

座っても仕方のない台ばかり

なに不自由のない幸せになるために

ひとは宗教に喰らいついて

自己肯定を宗教肯定にすりかえて

挙 ....
 
 
野原の真ん中で 
朽ちていく木のベッド 
愛されていた人が 
かつて確かにいた 
提灯に火が灯り 
祭りが始まる 
ぼくは歩きだす 
何も聞こえない
 
 
音楽が欲しかった

それでも人生を

鼓舞する音楽が欲しかった

生の最先端で

顔がさびしい表面をしている

みんな去ってゆく

ぼくはまたひとりきりだ


くだらない ....
 
 
ひまわりの振りをして 
きみが咲いている 
太陽の方を向いて 
きれいに咲いている 
ぼくは影の振りをして 
地面に横たわる 
こうしていると何だかとっても 
時間の無駄だね ....
ほんの気紛れだった
マンションの折込みチラシで
折紙しようなんて思ったのは

最寄駅徒歩7分を山折り
南角日当良好を谷折り
指紋の間にかすかに残る
あどけない感触を頼りに
無骨な指 ....
水の寒さ
河口の唇
置き去りの光


さざ波と迫害
水紋を噛み
沈む硬度


渦をなぞり
冬はとどまり
空に巻きついて


熱は過ぎ
角は羽
反射 ....
まだお尻を叩かれているうちはよかった
この頃はあたまばかり狙われるから
もう後ろへは下がれない
叩かれるまえにあたまを出してやろうか
それとも 鋭角な布巾で机を拭きながしてやろ ....
ほんとうのことを
描こうとして
もがく

真逆を描けば
ほんとうのことは
反転表示のように現われるか

ほんとうのことは
描かれ得ない
ものかもしれない

ほんとうのことは ....
{画像=111126115111.jpg}


自由 / フリー でいたい

色々なことに捕らわれていては見失ってしまう

ただ真っ直ぐ向いていたい

でも君は時折ぼくに向かって言う ....
ある高名な批評家が
まだ若い頃
恩師に言われた

君が君自身のことを思うほど
他人は君のことを
思ってはくれないよ

当り前のようだけれど
これほど人性を的確に
表した言葉があるだ ....
膝小僧の原にうたいながら
幾度も幾度もくちづけながら
鉄を見捨てぬ鉄の味の背
赤錆の行方を見つめていた


ふたりの終わり
既知につながり
ひとりには帰らず
果実のよ ....
木の内側に棲む蝶を
一羽の鳥がのぞきこむ
撫でられるたび
変わる冬


割れた石の階段の間を
雨が流れてゆく
破裂する水色
映る鳥


雪が雨を昇り
曇は曇を ....
君が味噌汁を作るたびに
君がクリームシチューを作るたびに
君が鍋焼きうどんを作るたびに
君が本格的インドカレーを作るたびに
僕はそれを煮詰めたいと思うんだ

君が風呂に浸かるたびに
君が ....
猫を撫でたあとで
優しさは書かない

返信を待ち焦がれても
淋しさは書かない

軍鶏鍋を食ったからといって
美味しさは書かない

マニュアルをなぞったつもりで
愚かしさは書かな ....
気持ちいっぱいあるよ

ぜんぶ愛しい気持ちだよ

そうなりたかった気持ちだよ

そうなりたかった気持ちなんだよ


みんななんかのものまねしてる

気持ちかなんかもものまねしてる ....
いつの頃からか
崖の上から見下ろす
ささくれだった土の
触れると血が止まらなくなるような
眼前に広がる荒野の地表
反吐が出る光景を
瞬きもせずに見つめるのが
当たり前だと思っていた
震 ....
息を切らしながら山道を登っていくと
薄暗い脇道から片目のポインターが飛び出してきて
びっこの前脚で器用に跳ねた

どうしたらよいのだろう

何かの病で左目を失くしたのか眼窩は
底知れぬ闇 ....
木の前に立つ影
何処を向いているのか
わからない影


月の鎌
ふりかざされ
ふりおろされることなく
切られる夜


鏡のなかの道は笑い
打ち上げられたかた ....
夏を忘れたように
川面は揺れています
秋柿色に灼ける西のほうこうに
知っているそらはありません
路面電車を染める透明や
季節を渡っていく雲も
映す川面を揺らす風
みんな、私の知らない後ろ ....
あの{ルビ鋼=はがね}の壁を
いつしか破れると信じて
今日まで生きてきた

壁一直線に何度も叩いた拳は
赤鬼よりも おどろおどろしく
涼しげな白の壁が 次第に青くなっていく

この一振 ....
誰もいない六畳間
頬を畳にくっつけて
夏休みも終わりの午後
八歳の僕は昼寝する

風が簾を通して頬を撫ぜる
うつらうつらしている僕の眼の先には
隣の部屋でミシンを踏む
母の姿がぼんやり ....
のぞみ126東京行き
名古屋から乗り込んだデカ目と太目
ジョーシとブカは帰路を本部長の噂
子のサッカークラブ
プロジェクトと社長の意向
途切れがない
そして同時に立ち上がり
喫煙ルームへ ....
水あかの目立つ
くたびれた流し台に立って
不器用に皮をむいたりんごの
やけにざらざらで
ぼくの手でさらけ出された
瑞々しい果肉の表面を目の当たりにして
なんだかぼくの心のどこかに
い ....
いつもの喫茶店
そこに座る。それは知っている。でも、正面きってだなんて話かけられないよ。
動きだしたい
したい-死体のような-この-こころ-----

作者不在の机を前に 作者不在の椅子に座 ....
あぁなんて可愛らしいパグなんだ
そのしわくちゃの顔の隙間に
柿ピーを詰め込んでやりたい

そんなにすり寄ってくるなよ
俺のことをそんなに純真な瞳で訴えかけてくれるな
すました顔したって間抜 ....
やさしいひとの
翳りを見つけた日は
こころに羽が
生えるのです

軽くなって
軽くなって
どこへも辿り着けない
わたしになるのです

落下は
とても重たい手段だと
そうして ....
・・・
徐々に拍手
やがて喝采
そんなふうにして雨が
ふりやまない
かなしくない
矢印が斜めに
さしこむ窓に涙
いえ、ここはみずのくに
・・・


そらに昇ってゆく人は ....
小さくなっていくこと
悲しいと思ったことはなくて
けれどいつか
君の小さな手で
拾ってもらえなくなるのだと思うと
それはとても悲しいことみたい

君はとても
ていねいな人で
きっちり ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
捨てられないものがある- 森の猫自由詩18*11-12-3
夜へ_海へ- 木立 悟自由詩511-12-3
メッセージ- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-12-2
祭り- たもつ自由詩311-12-2
音楽が欲しかった- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-11-30
増えていく- たもつ自由詩1311-11-30
折紙- nonya自由詩24*11-11-30
朝そそぐ朝- 木立 悟自由詩111-11-29
雑巾がけ- アラガイ ...自由詩2*11-11-27
手にはペンを- シホ.N自由詩311-11-27
不埒な野心家でいたい- beebee自由詩23*11-11-26
酔っぱらって何が悪いんだ、金曜日だろ- 花形新次自由詩5*11-11-25
ノート(消えたひとへ)- 木立 悟自由詩311-11-25
めぐり_ふらす- 木立 悟自由詩611-11-25
煮詰めてみたい- 花形新次自由詩3*11-11-24
嘘っぱち- nonya自由詩25*11-11-23
気持ち- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-23
案山子- 寒雪自由詩311-11-22
オッペのひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*11-11-21
降り来る言葉_LV- 木立 悟自由詩411-11-20
鈴月はしらない- たりぽん ...自由詩6*11-11-20
- subaru★自由詩16*11-11-20
昼寝の思い出- ……とあ ...自由詩10*11-11-19
毛色- salco自由詩3*11-11-19
りんご- 寒雪自由詩4+11-11-19
ゆれる根- るるりら自由詩13*11-11-19
パグ日和- 灰泥軽茶自由詩2*11-11-19
切り捨て難い暗がりへ- 千波 一 ...自由詩3*11-11-18
YUME- 唐草フウ自由詩8*11-11-18
消しゴムの詩- 森未自由詩21*11-11-18

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