すべてのおすすめ
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わたしはひかり / わたしはしずく

ふようして / こうかする


あなたはやみ / あなたはこうずい

かくさんして / ....
宇宙のかなたの秘めごとに
聞き耳を立ててみたくなるような
わたしの夜は

透きとおるほどに汚れてしまう
汚れるほどにもろさを甘受する
もろくなるほどに
他を傷つける


  ....
雪が苦悩するように、乱れ飛びながら地に落ちてくる。その一角で男と女がとけ合っている。ときおり風が交じり合い、男と女は冷え切った五感を、互いにさすり合い、男は立ち姿を気にしながら、雪に交じり合う女を .... 工事ランプは今夜も寂しくて
車もまばらな夜の向こうには
灯るような、三日月

いまとなってはどんな言葉も
傷をかばうための
道具でしかないのなら
せめて
こまめに
踏むし ....
草陰の首輪
青には小さい青の花
はみ出てはこぼれ
午後に集まる


六つの爪が
頭を光に傾ける
ひらき 突き立て
つかみ 揺さぶる


二本足の飛べない生き ....
つくづく
惜しい
つくづく

よしずも扇風機もスイカも
歯が立たなかった
暑いがらんどうのような
夏が逝く

つくづく
惜しい
つくづく

不安と疑念と我慢を
素肌に貼 ....
  朝の月は
  言いたいことがあるのに
  黙っているような感じ



  薄明かりの部屋に
  てんでばらばら
  きのうの話
  おととしの髪の毛
  あさっての哲学 ....
あえる ね

お、 と、
あ ふれる ね


はるか な はる が ね
くる ね のにね の に ね

あ ふれる ね
ほほ ほほ うふふ



ひのな ひの なか ....
愛するひとが俺いがいに

楽しいって言ったり

安らかに甘えたり

メルヘン守ってもらったり

面白いこと発見してみせたり

世界でいちばん大切にされたり

そんなことくらいで ....
 わがままなあなたのReは愛しても
 まだ足りないと盗みいるひと


雨の夜は朝がこないとテレビのなかの猫たち
雨でも散歩はできるよね、と
傍らのちいさな犬はぽつり
おやすみが言えなくな ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです 

満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
               
                  
まき水をしてみる
夕立を誘うように

蜃気楼の先から
風鈴電車が走り抜けてくる
虹の橋がゆっくりと空へと伸びていく
 ....
やさしい人はどこですか、と
尋ねることばが多すぎるので
空はすっかり無言です

晴れ渡る青空の日も
雨の日も
風の日も
空には無言が広がります

だから時には
黙って空 ....
茜の空と群青の海

私は その{ルビ間=はざま}に行きたくなりました

赤紫の{ルビ間=はざま}は 空でも海でも陸でもなく

名の無い存在で

寂しげのような 楽しげのような

{ ....
 
 
カマキリ会社のカマキリ社長は
用件が済むと電話を切る
鎌で電話のコードを切る
以下、カマキリ専務、カマキリ部長、
カマキリ課長、カマキリ平社員
みんな電話のコードを切る
だから ....
人一倍寂しがり屋なはずなのに
気がつくと、いつもひとりぼっちになってしまう

これも運命ってやつなのかな




みんなはひとつの輪になっている
それなのにわたしだけ一歩後ろに下が ....
いらない人など
どこにもいないと云うのなら
いらない悲しみもきっと
どこにもない

いらない人というものが
もしもどこかに在るならば
目の前の喜びに怯える日々は
ずっと積もってしま ....
玄関の中には母が待っている。大きな声を出し始めたので、急いで玄関の扉を開けなければならないのだが、鍵が見つからない。ぽっこりと膨らんだ小銭入れの奥深くにしまい込んでいるのだが、慌てているから手許が .... 素直によが明けて 本当の朝を新しい風が連れてくる
外へ出て 足下には影がうしろへと伸びる
いつも旨いことしてこようとしてきたと思う
ふとした時々に 忘れものが ある

それが思い出せないこと ....
手紙の花
咲いては咲き
見えなくなる
花の花のなか


山すその音
読めない文字の
背を伝う音
すぐに 冬が来る


蒼に臥したまま
朝が来ていた
盲目の昼 ....
薔薇色が
咲くべき場所は
薔薇のなかだから

薔薇色に
飽きたければ
薔薇として咲き誇りなさい

深紅の香も
深紅の刺も
深紅の愛も
深紅の涙も
嬉々として示しなさい
 ....
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心を写す鏡のようだ
朝のsoraを見てそう思った
自分の心持ちが分かるような気した
元気がある時
後ろ向きな時
強い時
弱い時
so ....
過ぎ去る匂い
置く光
地と地の無音
指ひたす空


はじまりの水
灰と青の花
影の無い道
陽の無い朝


どの曲がり角にも
人は居ない
曇と足音
曇と足音 ....
古くて重いげき鉄を
引き起こして打つ単発銃を
最新の銃だと陸軍上等兵は誇らしげに説明しながら
天皇陛下という四文字を並べる前には
最上級の姿勢でしかも深々と頭を垂れる姿は絵になった

桜 ....
まんたもん

もう まんたもん やん ゆうたもん
みやてと まに もに たむいやな
よのやも やのまい ねをめたもん
たんなんね やんとんよ

( ねねねねね 笑 ねねねねね )

 ....
ぽとり



つぶやきをひとつ
落としてきた
苔の生えた出会いのテクニックのように


ぽとり



つぶやきをひとつ
落としてきた
迷子猫のような写真まで貼りつ ....
動物を視観察する

花粉を視観察する

放射性物質を視観察する

自分を視観察する

なぜこんなことになったのか

なぜこんなことをしてしまったのか

動物や花粉や放射性物質や ....
                            

孤独な家である
夜になると
独り言のように明かりがぽつんと灯る
人の気配はするのだが
玄関がない ことりともしない
死んでいる ....
空いた
椅子の上には
ゆうぐれが降っていて

絵描きになれない風たちは
せめてもの代わりに
言葉を混ぜて
去っていく


取り残された場所に
おそらく施錠は
必要ない
 ....
帰宅して電燈を点けた途端に揺れ
ちょと焦った
テレビを点けると震度3と出
8月31日までも揺らすとは
しつこいのは嫌いだ

ようけ揺れた夏だった
円高も史上初75円台に突っ込んだが
印 ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしはひかり- beebee自由詩29+*11-9-17
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逃げ道を照らせ- 千波 一 ...自由詩9*11-9-15
降り来る言葉_LIV- 木立 悟自由詩211-9-15
つくつくぼうし- nonya自由詩19*11-9-14
朝の月- 草野春心自由詩3*11-9-14
ほほえみ_くすり- 千波 一 ...自由詩3*11-9-14
美しい- 吉岡ペペ ...自由詩311-9-14
夢猫- たま自由詩27*11-9-14
正しい月- 唐草フウ自由詩14*11-9-14
ノウゼンカズラ- 花キリン自由詩4*11-9-14
やさしい人はどこですか- 千波 一 ...自由詩4*11-9-13
はざま- subaru★自由詩22*11-9-13
カマキリ会社の皆さん- たもつ自由詩1011-9-12
許されたひと- 恋月 ぴ ...自由詩28+11-9-12
メロウ- 千波 一 ...自由詩3*11-9-12
玄関- 花キリン自由詩4*11-9-12
淋しさの帰る場所- 唐草フウ自由詩6*11-9-12
ノート(庭と風)- 木立 悟自由詩311-9-12
薔薇色- 千波 一 ...自由詩5*11-9-11
朝のsoraと太陽- beebee自由詩24+*11-9-11
ひとり_はざま- 木立 悟自由詩211-9-11
- 花キリン自由詩3*11-9-11
まんたもん- 乾 加津 ...自由詩9*11-9-10
ぽとり- nonya自由詩15*11-9-10
視観察- 吉岡ペペ ...自由詩611-9-10
- 花キリン自由詩6*11-9-10
埃まみれ- 千波 一 ...自由詩20*11-9-8
グラグラな夏- salco自由詩15+*11-9-7

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