すべてのおすすめ
あえる ね
お、 と、
あ ふれる ね
はるか な はる が ね
くる ね のにね の に ね
あ ふれる ね
ほほ ほほ うふふ
ひのな ひの なか ....
愛するひとが俺いがいに
楽しいって言ったり
安らかに甘えたり
メルヘン守ってもらったり
面白いこと発見してみせたり
世界でいちばん大切にされたり
そんなことくらいで ....
わがままなあなたのReは愛しても
まだ足りないと盗みいるひと
雨の夜は朝がこないとテレビのなかの猫たち
雨でも散歩はできるよね、と
傍らのちいさな犬はぽつり
おやすみが言えなくな ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです
と
満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
まき水をしてみる
夕立を誘うように
蜃気楼の先から
風鈴電車が走り抜けてくる
虹の橋がゆっくりと空へと伸びていく
....
やさしい人はどこですか、と
尋ねることばが多すぎるので
空はすっかり無言です
晴れ渡る青空の日も
雨の日も
風の日も
空には無言が広がります
だから時には
黙って空 ....
カマキリ会社のカマキリ社長は
用件が済むと電話を切る
鎌で電話のコードを切る
以下、カマキリ専務、カマキリ部長、
カマキリ課長、カマキリ平社員
みんな電話のコードを切る
だから ....
人一倍寂しがり屋なはずなのに
気がつくと、いつもひとりぼっちになってしまう
これも運命ってやつなのかな
※
みんなはひとつの輪になっている
それなのにわたしだけ一歩後ろに下が ....
いらない人など
どこにもいないと云うのなら
いらない悲しみもきっと
どこにもない
いらない人というものが
もしもどこかに在るならば
目の前の喜びに怯える日々は
ずっと積もってしま ....
玄関の中には母が待っている。大きな声を出し始めたので、急いで玄関の扉を開けなければならないのだが、鍵が見つからない。ぽっこりと膨らんだ小銭入れの奥深くにしまい込んでいるのだが、慌てているから手許が ....
素直によが明けて 本当の朝を新しい風が連れてくる
外へ出て 足下には影がうしろへと伸びる
いつも旨いことしてこようとしてきたと思う
ふとした時々に 忘れものが ある
それが思い出せないこと ....
手紙の花
咲いては咲き
見えなくなる
花の花のなか
山すその音
読めない文字の
背を伝う音
すぐに 冬が来る
蒼に臥したまま
朝が来ていた
盲目の昼 ....
薔薇色が
咲くべき場所は
薔薇のなかだから
薔薇色に
飽きたければ
薔薇として咲き誇りなさい
深紅の香も
深紅の刺も
深紅の愛も
深紅の涙も
嬉々として示しなさい
....
{画像=110911183602.jpg}
心を写す鏡のようだ
朝のsoraを見てそう思った
自分の心持ちが分かるような気した
元気がある時
後ろ向きな時
強い時
弱い時
so ....
過ぎ去る匂い
置く光
地と地の無音
指ひたす空
はじまりの水
灰と青の花
影の無い道
陽の無い朝
どの曲がり角にも
人は居ない
曇と足音
曇と足音 ....
古くて重いげき鉄を
引き起こして打つ単発銃を
最新の銃だと陸軍上等兵は誇らしげに説明しながら
天皇陛下という四文字を並べる前には
最上級の姿勢でしかも深々と頭を垂れる姿は絵になった
桜 ....
まんたもん
もう まんたもん やん ゆうたもん
みやてと まに もに たむいやな
よのやも やのまい ねをめたもん
たんなんね やんとんよ
( ねねねねね 笑 ねねねねね )
....
ぽとり
と
つぶやきをひとつ
落としてきた
苔の生えた出会いのテクニックのように
ぽとり
と
つぶやきをひとつ
落としてきた
迷子猫のような写真まで貼りつ ....
動物を視観察する
花粉を視観察する
放射性物質を視観察する
自分を視観察する
なぜこんなことになったのか
なぜこんなことをしてしまったのか
動物や花粉や放射性物質や ....
孤独な家である
夜になると
独り言のように明かりがぽつんと灯る
人の気配はするのだが
玄関がない ことりともしない
死んでいる ....
空いた
椅子の上には
ゆうぐれが降っていて
絵描きになれない風たちは
せめてもの代わりに
言葉を混ぜて
去っていく
取り残された場所に
おそらく施錠は
必要ない
....
帰宅して電燈を点けた途端に揺れ
ちょと焦った
テレビを点けると震度3と出
8月31日までも揺らすとは
しつこいのは嫌いだ
ようけ揺れた夏だった
円高も史上初75円台に突っ込んだが
印 ....
世界の食虫植物展
てのひらはそそと、ほたるのあかり
贓物をてらすと
くびれた腰の民族思想
わたしも生きものよ、
かずらを隠す種の保存が餌をうかがうふしだらな生足
挫いた関与が助けを求 ....
いくつかのよりどころが
いつのまに
消えたり増えたりしている
かけがえのない場所だって
もっともらしい理由をつけて
帰りたくない日がある
ラビのパンの話を覚えている
僕の気持 ....
拡がるたびに
笑みは昇る
照らされる土
くちもと
数えます
沈みます
報告する
雨の道
ふちどりが
音になり
閉めても閉めても
吹いている
....
もう、使わない言葉なら
勇気をもってさ
捨てましょ
ぽいって
昔はよく使ったんだけどな
なんて感傷にひたって
夕日のなかで微笑んで
捨ててしまいましょ
・
....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい
人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
....
あの灯りのなかに
いつかの僕たちがいる
迎えるでもなく
さよならでもなく
あの灯りのなかに
懐かしい日がある
見えないものに
この目を輝かせる僕は
いつかの日々の
星 ....
{引用=
一 はじまり
夜が
輝きはじめると
色彩は、
狂う
黒く
黒く、
生まれ変わっている
ようにも
見える
月は
今夜も
あかるいけれど ....
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