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色とりどりの人々が
角を曲がっては消えていった
降る雪の一粒一粒が太陽になり
地を貫いてはかがやいていた
空に届かぬものと
地に届かぬものとが手を取り合い
壁を巡りつづけるものの目に光 ....
まあるいね
こんもりと
きいろいね
くっきりと

わらってる
うたってる
さぼてんの
はちのすみ

はるですよ
はるですよ
ここにいま
いきてるよ
草の原には緑の花が
常に誰かに呼びかけるように
異なる緑にまたたいている


山へ山へむかう道
途切れ途切れつづく道
雨の滴と羽虫がつくる
無音にひろがる水紋の夜


荒れ ....
いつかわたしは
わたしから名を与えられた
わたしではないわたしが
鳥のように道に立っていた
地にも 空にも
翼は落ちていた


遠い光の日に
熊は殪された
血は流れ
人の内に ....
音と音のはざまに積もる景
積もることなく消えてゆく影


夜の雨のむらさきが
朝の雨の金に変わる
そのはざまの 一瞬の銀


ふるえのはじまり
つづくはじまり
はじまりとはじ ....
いま全てを弔うために
一つの歌が降りてくる
それは風にのって柔らかく
全ては安心して死んで良い


そして私は一粒の悲しみを
小さな微笑と淡い幸せとを
火にかけて燃やすだろう
遺され ....
ハロー、ハロー
周波数はあっているか、こちらはDJ
十三年ぶりに新種のサンショウウオが発見されたそうだよ、皆さん
サンショウウオが好きなDJとしては久しぶりに嬉しいニュースだ
寒い日が続く ....
まちがいなく
だいじょうぶ、と
つぶやいているときは
すこし
くじけぎみのとき

やっぱり
だいじょうぶじゃないや、
なんて
わはは、って
おいつめられてた
じぶんを
わらって ....
ここは檻

       張り巡らされた

                 電線

 手を伸ばせば 届きそうなのに
                 届かなくて

         ....
冬の陽は降り
地は紫になり
雪は一言に昇る
翼は一瞬を負い
朝を蹴立てて
音は姿を撒いてゆく


雨のつづき
戻らない色
薄目をあけた午後の
窓に映る抱擁


すべ ....
あなたはきっと

さみしい

よながに

わたしに

でんわを

かけてくる



はなしの

ないようなんて

ほとんどない

そんな

じかんが

 ....
あなたが死んだら
私も死んでしまう


そうなのかもしれない
よく 聞く台詞だし


でもね

あなたが死んでも
私は 
なんとしても
強く生き抜くわ

それぐらいの覚悟 ....
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように

思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら

その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
土に消える冬の後ろに
秋がひとり座っている
秋は川を呼ぶ
秋は 海鳥を呼ぶ



濡れた道に飛ぶ鳥を
声は薄く追い抜いてゆく
傾いだ空のむこうへ むこうへ
雪から目覚め ....
強がりがどんどん本当になって
日付変更線が迫るときすれ違うとき
もっとも不幸になり
次に風が吹いたら灰になって散ろう
穴にいろいろいれよう。

となりの ワン ャンが
わたしの パンを
 ....
あ、そうですか、死ねと言うんですか、わかりました。では。

みんなは、生と死の境なんて、曖昧だと言う。
今、こんな駄文を読んでいるあなたの存在も、曖昧だと言う。

確かに、ここに世界 ....
空の青
金の傷
夜と朝が入れ替わる時の
きしむような激しい音が
無色の地平にひびきわたる


空にぶつかるひかりの歌
ひらいた腕にふりそそぐ歌
大きなはじまりの雨にまぎれて ....
あなたと

よるだけに であう うたを

よるだけに わかれる うたを

こよいの まんまる しゅるり ほどいて

よるだけしか みえない うたを

よるだけしか きけない うたを ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
電柱の光の下
吹雪の光の下
からだに積もる雪をはらう子



はらってもはらっても
雪は来て
髪は 揺れて



通り過ぎる低い光に
風は終わり
また はじ ....
霧の間に差し入れられる
細く小さな指の雨
霧が一度震えるのを見る



傘ひとつ分だけ熱くなり
灯ひとつ分だけ冷えてゆく
線路から吹く風を歩む夜



あちこ ....
堕ちた孔雀が集まる場所で
ただひとりかがやくものは傷を得たもの
白く織られた光の羽の
かすかなほころびから見える花
光や音の波の向こうに
見えること 見えないことの向こうに ....
(た)

たーちゃん
僕は「たもつ」だから
君は僕を
たーちゃん
と呼ぶ
たーちゃん、それとって
たーちゃん、あれしまって
たーちゃん、どう思う?
君の声に
溶けかかった僕は
 ....
山へと向かう道の角を
一本の木からあふれた花が埋めてゆく


新月の原
うずくまる獣
高く低くつづく夜


響きのなかに現われる
草色の歌
波うつ獣の背の上に
花 ....
街でついつい男の人を
宝石に
変換する

裾に 白衣ののぞくメガネは
傷のついたオパール石

チャイナ帽 歩きタバコの初老は
家のないラピスラズリ

梯子に登りたそうな ボーダー2 ....
ひらたく長いパンの両端を
いとおしげに抱えている子
何度も 何かに捧げるように 
持つ手を変えては見つめる子



パンはやがて消えてしまうけれど
君のからだの一部になる ....
こんなにちっぽけなものでも
ここにある と 静かに語る

ただ黙って積もり
その日の風に 明日の模様を描く
その日の波に 昨日の夢を揺らす

永い永い時間を抱いて
ここにある と 静か ....
どうにか起きた
朝5時前
闇には 冬がまだ居座る


動きたくない

温もっていたい


そんな心を 叱りとばして
私の今日が始まる


辛いなあ

眠いなあ

だ ....
開いた左の瞳から
閉じた右の瞳に応える
言葉だとわからないほど
小さな言葉で
あたたかさと重さの言葉で
話しつづける
常にあたりを流れていて
片目を閉じると現れる
会 ....
まんじゅうの中には多分



があるのだろう

だから
こんなにも甘くて
どこかに行きたくなるのだ
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昇灰華- 木立 悟自由詩304-3-13
たんぽぽ- さち自由詩904-3-10
緑の輪- 木立 悟自由詩604-3-10
秘名- 木立 悟自由詩604-3-8
異なるはじまり- 木立 悟自由詩504-3-7
ソネット(弔い)- 和泉 輪自由詩804-3-7
ハロー、こちらDJ- たもつ自由詩2004-3-6
ほっぺた- 玉兎自由詩304-3-5
永久の願い- 自由詩104-3-5
天響的黄金- 木立 悟自由詩604-3-4
コール- 玉兎自由詩304-3-3
結婚- さち自由詩3*04-3-3
一歩め- さち自由詩7*04-3-1
ノート(河口輝)- 木立 悟自由詩204-3-1
asa- dendrocacali ...自由詩204-2-29
- えりおん自由詩1*04-2-29
破片をあびて- 木立 悟自由詩204-2-29
まんまる_しゅるり- 玉兎自由詩504-2-28
海郷- 純太自由詩7*04-2-28
ノート(吹雪)- 木立 悟自由詩304-2-28
ノート(霧)- 木立 悟自由詩504-2-25
天花(てんげ)- 木立 悟自由詩604-2-24
「たちつてと」(「五十一のデッサン」より)- たもつ自由詩504-2-23
地の花- 木立 悟自由詩404-2-23
- 山内緋呂 ...自由詩16*04-2-22
ノート(笑み)- 木立 悟自由詩504-2-20
- さち自由詩6*04-2-20
夜明け- さち自由詩6*04-2-19
ノート(卵)- 木立 悟自由詩404-2-18
まんじゅう- たもつ自由詩1704-2-18

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