すべてのおすすめ
愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている


その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ....
なにか
小さな詩を書きたいのに
なんとなく何も
なりたがってくれない

{ルビ大地球子=だいち まりこ }さんのこと
{ルビ大宇宙子=おおたか ひろこ }さんのこと
{ルビ詩=うた}の藻 ....
軌道エレベーターの名前はラプンツェル
彼女のケーブルのワイヤーを借りて
フラーレンとか
カーボンナノチューブとか
ああいうので布を織ることはできないだろうか

ふわりと
飛行機から飛び降 ....
どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける

そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる

誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく

 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
右手が
左手を透り先へゆく
何かに触れる
何かを透り
さらに先へ


おおら おおら
ときく ときく
揺れに満ちる水
すきまなくすきまなく
兆しではなく  ....
大きな虫は苦手だ。
特にそれが夜中なら

空も白む
頃は5時30分
台所で小さな音に汗がひいた
見れば全身10センチ以上はあろうかと思われる手足の長い蜘蛛が壁のコーナーにへばりついて ....
音楽だと とどまる 何も無いから いつも
そうしている 私は 
いつも 流れよう 自己中心的だろう 言語で
私は 器から漏れるね いつしか ただ 
とてもそこから 流れよう 
色紙としての  ....
特に何もない
さ迷う道を 振り返ろうとした
歩いていくべき道だと
躊躇しながら 私は 歩きだす


特に何もない
髪の毛はなびいていることだろう
金髪だ 「だが」
私は また 歩き出 ....
世界をはじめて見つめた日に

小さい私は 天井を見ていた

空は青く

日差しは美しく

途方もなく 広い

窓の外


けれども私は

膝を抱えて

壁を睨んで ....
飲み屋を流れた
飲み屋の片隅で いつも 話しかけられなかった
BOSEがある部屋で
話しかけられなかったのは スピーカーだった
そして そこにたぶん 君には 誰もいなかった
誰もいない その ....
布団の中から
天井を眺めている
眠ることも
立ち上がることもできない
この忌まいましい心身
そんな折り
よく人の言うように
木目の模様が人の顔になったりはしない
そもそも天井に ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....
 
 
かみひこうき とんだ
ゾウをのせて とんだ
キリンのくびに ひっかかり
かきひこうき おっこちた
ゾウはキリンの つののうえ
ノッポのしいくいんも とどきやしない
 
+
 ....
車窓を流れる景色を
ぼくはだらしなく
ぽかんと口をあけたまま見ていた

「あれが、ベガ」
「あれが、アルタイル」

向かいのおじいさんが
皺くちゃの指で硝子をつつく
どれがどれな ....
水の作り方を
書き留めておこうと思う
水素とヘリウムと鉄と酸素
それからスーパーノヴァ

水の巡らせ方も
書き留めておこうと思う
雨の落とし方と土地の刻み方
呼吸と光合成、涙と氷河
 ....
わななきたまえ
アロワナ
アロアナなんて呼ばれても
君のせいではないし

鳥葬という習慣が
ただそこでは自然な行為であったように
魚葬という習慣も
ただあるのだろうアロワナ

龍魚 ....
カキコ
ゆかりの詩人の指を一本拝借して詩を書いていたのですが
その指が痒いというのでクリップの先で擦ってやると
流れる血がまた詩の風貌に滲んできたので 調子にのって
ためしにインスタント珈琲を ....
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていました
会社に行きたくない
平日に 友達を 見つけようとした
平日ではない日にいる この私だ
この私が友達であったとしても


今日もミスタードーナツで恋人の肌を
思いあぐねる 日曜の夜だ しか ....
暗がりを作る小さなものを
目をつむり見つめる
どんなかたちも妨げない
光の矜持がある


よびさます きざまれる
ふりまかれる こがねでもあり
みどりでもあ ....
真冬の風の中で濁った息を吐きながら
夜のニューヨークのメインストリートを歩いた 
私は息を吐いては その向こうに
車の窓から 見つめている
私は今日も ブロンクス通りに向かうのだと思う
夜の ....
聞いた街を流れる 車の写真撮影をした
今日の新車に 壊れた音楽の モロッコの部屋の前でドライバーを持ち上げて
パンクして 買ってきた誰かを使ったけれど 運転した


私は紹介する 知らない古 ....
働いて
働いて
帰宅
シャワー

就寝
起きたら
また働いて
 
 
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば

男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった

父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
バックは 多分 明日も 保管している
ラジオに合わせて 改札を出て行こう


何一つ無い 私自身の世界に
酒を 想像し 地下鉄に追いかけ
街灯に今日も 想像させられた
財布を 思い悩む  ....
鉄の貴婦人 を かけのぼる噴水 に 弓なりの

  怪 人 の 炎 上
        炎 上
        炎、上は舞い・デ・繰りひろげまショー

  円形劇場も わけ、いって
それ ....
きつねコンコン
遊びにおいで
黄色いバケツは誰のだろ

きつねコンコン
昼寝においで
しゅわしゅわラムネが冷えてるよ

ふるふるゆれる
黄色い花は
小さな船の形して

ふるふる ....
夕暮れの道場に電球が光る
入口の傍らに鉢植えの赤い薔薇の花
母と一緒になって道場を覗く
柔道着を着た大人と子どもたちが
笑顔で挨拶する
その中にキツネの目をした小学校の同級生がいる
見つか ....
今ごろ 光に 釣糸を  
垂れている 風を
空の そこで 輝く
釣れた 誰かを 今日 思い出した



絵に 君は 立つと
何もしない 形に 駄目になり 
喫茶店や 何らかの  ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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