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木目の顔はきみ
横になるたび
天井にうつる

深爪のゆびを
きみに伸ばす と
枕元で なぜか
目覚まし時計がなる

きみはどこにいるの
答えず微笑んだままに
人差し指の月に照らさ ....
きらきら星が私の周りにばらまかれたような気分になって
でも次の瞬間にはあなたの舌を噛み切ってしまいたくなる

虹色をした空気のなかに私が入ることに成功した気分になって
でも次の瞬間にはあなたの ....
たましいに といかける
ほんのちょこっとした ぎもんを けずってみる
けずりきる ようすなんて みじんもない
いちばん このからだに かんじて
いちばん わかりやすい はずなのに
すこし ....


るるる
時には名もないあなたを「あなた」と呼んでみる
「あなた」 あなたはふりかえる 顔のあるあなたは
時として 「あなた」ではあるものの あなたではなくなってしまう
時がある 「あ ....
−1.青の頃−

沢山の顔
溢れんばかりの
闇 病み ヤミ
黒に支配され始めた僕は
やがてくる悩みにうたれた
終末のような薬の数は
僕を支配することなく
机の上に転がるばかり

 ....
田舎から出てきたばかり
まだ都会に慣れていない
デートの仕方も知らず
ま、若いからあっちのパワーだけは全開

お金も持ってないし
住んでるところも地味
ついでに見た目も地味
でもよく見 ....
街の隙間を流れる音が
曇り空の信号をつややかにする
22時すぎを唱う点滅
夜の湿り気にまわりひろがり
車輪の音を手招いている



祭の粒が匂っては消える
草 灯  ....
おーい
と呼ぶ声に
波線を見ています
空の上
海の下
その間の曖昧な辺りで


いつだったか春の衣装だった頃
それでは暑すぎると文句を言った頃
山沿いの海沿いのラジオも響かない場所 ....
雑多な思いが縦横する駅構内は人を感じる
喧噪と抗いながら人を感じとる
古里への思い溢れるペーパーバッグ
婦人の膨れ上がったボストンからは家庭がこぼれている
神経症の男は幾度も腕時計を覗き込み
 ....
よくある職場恋愛で
なんとなく付き合い始めた
きらいではなかったけど
好きかどうかは判らなかった
暇でさびしいから
そういう理由で男女はいくらでも
付き合えるから
慣れてくると
いつも ....
街外れで
唸りだす自動販売機の理由を
僕は知らない
全てに理由があると仮定して
その唸りの意味を
誰も知らない

振り向いてしまう癖は
いつかの草笛のせいで
僅かな違いを聞き分けるこ ....
真夜中の海を着て
子はひとり
見えない冬を聴いている
袖を握る手をひらき
ゆるりと腕を南へひらく



いつからか子は歌えなくなっていて
窓を流れる午後のむこうを
雨と雨の ....
のうぜんかつらはからまるの

のうぜんかつらはからみつき きにからみつき

いつかじぶんがきになるの


あの樹の下で抱きました

背に腕まわし触れました

確かに刻む鼓動の音を ....
ゆっくりと水を一杯飲む
カーテンを閉めて
好きな音楽をかける
何をしてもいいし
何もしなくてもいい
鏡に映った自分を見る
左肩を撫でてみる
前髪をかきあげる
電話のベルを無視して
今 ....
夜から朝の為に空いたボトル押し退けたら
ふらふらの激しさが昼の為のコップ倒した


テーブル掛けの端で
黄色い花柄、千切れ
そこから床へ滴るも
滴るも、美しい麦茶
息の要ら ....
「逢いたい」という言葉ひとつで川を渡る

私は

腰まで浸かる深さに少し不安を抱きながらも進んでいく

幸いにも 

晴れた日の水の流れは穏やかで

こころ乱す喧騒のない水音だけに ....
読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
夕立でもぎ取れた蝉が
丁度今乾き切りました
私はアスファルトに足を揃えました
腹をかえし対の肢を合わせたその亡骸は
無音の言祝ぎでした


夕立のあと再び燃えていた日は、結局 ....
見えない光のなか
両腕をひらくと
波打ち際に
捧げものが打ち寄せる
まわりつづける羽の窓
羽のかたちに燃える窓



光を赦す声を背に
風に濡れて立っている
捧げものを抱 ....
めにいたい夏のひかり
アスファルトも臭い
おんなのしろい服が
めにつき刺さる
ちぎれた草はかれ
みみずも土にひからびる

ほした服はゆれ
あっというまに乾く
猫よけのみかんも
ぱり ....
旅立ちの道は心地よく
熱を残していたのに
いま太陽の下の冷たさは
独りの歩みを空へとつなぐのか



願いに満ちた足跡が
雨のなか消えることなくつづき
標のようにまたたいて
 ....
数学者は
0より小さい100の存在について考えながら

歯を磨き
大学前の坂道を登り
故郷の母親に手紙を書きます

今日は
0より小さい100の存在を確認するため
のみ市で
中 ....
とおくから

しとしと やってきて

きがつけば ずぶぬれ

こころは ゆるやかに しっとり


であい

よろこび

はんせい

こうかい

わかれ

 ....
素敵な言葉を 誰かの中に

一つでも残せたなら

もう死んでもいい


心に生きるさまを

ゆっくり見つめよう
出会う直前のゆるやかな空気の中で
小さな振動に身体をゆだねる

日常の大きな振動は皮膚をかすめ
記憶の穴をすり抜ける

身体にしみ込む小さな振動
紛れもなく
理由もなく
一番深いとこ ....
今思えば
すべてのことは
半径二キロの輪の中で
起こっていた
その中は
やさしい
繭のなかのように
柔らかくて

はじめて刺繍糸を買いに行った日のこと
鮮やかに覚えてる
刺繍で風 ....
君がいたから、どんなことも乗り越えてきた。
君がいたから、僕は「愛する心」がわかった。
君がいなかったら・・・僕は、何一つかわらなかっただろう。
君がいなかったら・・・・僕はここにいなかっただろ ....
「今・・・一番何がほしい?」
もしも、今そう聞かれたら、僕はまっさきにこう言うだろう。
「愛がほしい。」と。
今まで何でも手に入れてきた。
だけど・・・愛は・・愛だけは、どうしても手に入らない ....
本当はすべてをあなたにさらしたい
私の脳裏に気付いてくれますか
窓辺から叶わぬ願いを捧げていることを
全身で未来を抱き締めて
出来るだけ広い世界と呼吸を合わせていることを
溢れそうな心の雫は ....
俺は
あなたに巡り会えた

もしかしたら
もう会えないかもしれない

それでも
俺とあなたの運命は
一瞬重なった

俺の傷とあなたの傷は
まったく同じじゃないけれど

よく似 ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねむる- 竹節一二 ...自由詩304-8-3
オズ- ミズタマ自由詩1*04-8-3
けずりかす- 玉兎自由詩7*04-8-3
あなたが_るるる_そこにあるということ- ピッピ自由詩804-8-3
凍える声- かえで自由詩6*04-8-3
子犬くん- チアーヌ自由詩704-8-3
囃子夜- 木立 悟自由詩304-8-3
波線- 霜天自由詩504-8-3
ステーション- 佳代子自由詩204-8-2
よくある職場恋愛の顛末- チアーヌ自由詩1004-8-2
カーテンコールに- 霜天自由詩604-8-1
こがねうた- 木立 悟自由詩204-8-1
凌霄花- 蒼木りん自由詩2*04-8-1
はだか- さち自由詩9*04-7-31
残酷生活- A道化自由詩404-7-31
眩暈- 蒼木りん自由詩1*04-7-30
童話(詩)- たもつ自由詩45*04-7-28
忘刻- A道化自由詩1304-7-28
降り来る言葉_XV- 木立 悟自由詩204-7-27
ひかり- 竹節一二 ...自由詩2*04-7-27
終巡- 木立 悟自由詩404-7-26
童話(春告鳥)- たもつ自由詩1304-7-25
じんわり- 玉兎自由詩5*04-7-25
_- 小宮自由詩304-7-24
予感- mayaco自由詩204-7-24
刺繍糸を買いに- チアーヌ自由詩1004-7-24
君がいたから。- 天使自由詩104-7-23
愛がほしい。- 天使自由詩104-7-23
慕うべき月光に- かえで自由詩304-7-23
☆157_エイエン- 貴水 水 ...自由詩3*04-7-23

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