すべてのおすすめ
昔に植えた
自慢の椰子を倒してくれという
七メートルほどあるトックリヤシモドキが四本
これから台風がくれば
隣の駐車場の人様の車の上にいつ倒れるかも知れないのが心配で
風の日はよく眠れないの ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
誰もいない街で語るべきものなどあまり見あたらない。川に身を投げたいと思った。代わりに、持っていた新聞紙を放り投げた。コイが食べるのかもしれないと思った。そして夢を見た。持っていた笛を吹いた。誰も仕事な .... 牛込神楽の夜に帰りたいと思いました
新宿西口から練馬に向かうバスの中でそう思いました
氷屋がアイシーンと言う煙草を吸っていると言う
笑えない冗談を目の当たりにする下らない日常が
右斜線を通 ....
陶芸家の身(うつわ)はどうだい

いく筋も、寄せてはかえす指のとおりをつくってやった、朽ちるろくろのうえで、あたたかな心拍はいちどだけ濡れる、断層つづきの、ぬめる泥の顔で、柄でもないおかえり、兵馬 ....
  まんまるい
  月の照る夜に
  凍てた川を跨ぎ
  去ってしまった者へ



  まんまるい
  陽の照る朝に
  そこらじゅうの鏡に
  閉ざされた思いへ



 ....
はらっぱで
たばこにひをつけると

いきていくために
ひつようのないことばかり

どこまでも
ひろがっていく

けむりばかりが
どこまでも
手のひらが
土を打つ数
雨は聴きとどけ
遠去かる


短刀が
街の周囲を切り取り
顧みる場所さえなく
たたずんでいる


つづくようにと
想うだけですべて ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
何も知らない思いでいると
理解すること自体がないままに満ちている
知識はいつも満たされているが
信じていたのは一体どんなことだったのか
たぶん 私は 何も考えていなかった
そこで 何も言 ....
履物を脱いだらきちんと揃えること
食事のときはちゃんと座ること

きちんと ちゃんと
口癖の祖母の跡

入ってきたドアの
でてゆくドアの
閉まりきらない姿が
あくまで悲しいのでなく
 ....
会社は休みだけれど
早起きをして
いつもとは逆方向の電車に乗り
潜水艦が停泊する港街に来ている
海岸にある公園で
安っぽい
ビデオの撮影現場を横目で見ながら
海に面したコーヒーショップに ....
盗んできた金庫を開けると
なかから小さな金庫が出て
そのまたさらに小さな金庫。
開けるたびに核心に近づくような
錯覚を覚えながら、
いまだに核が見えない。
何が入っているのかを
暴いてみ ....
電車
降りる駅の看板が動きだす

見る
睫毛の間に雨粒の影

晴れ
瓦屋根の隙間から雀がでてくる

気配
振りかえると自分の影

授業
突然教師がさしてくる

歩行
つ ....
{ルビ蜻蜓=とんぼ}の眼鏡は言う
「得た、と思ったとたん、うしなっている」
であるから、はなから何ももっちゃいない
少年は、青年になっていた。誰もが年を取る
今は
 ....
澄んだ水にウチは住めぬ

これだけは言っとくよ

by ウチ
「1」

誰かいないと
さみしいや

部屋はせまい
壁のヒビが気になる

将来のこと考える

目をぎゅっと閉じる

片思いはやっぱりつらい!

それを知るわたしは
あの子 ....
特に何も意図していない時に訪れる 色々な物事
今回の災害のような出来事を 人はいつも 考えられない
パチンコ屋に入る時の気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 見ている何もかもが
 ....
意図していない時に訪れる
今回の災害のような事を 私はいつも考えられない それは
気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 何もかもが
理解していない音楽を
人前で大声を出して語 ....
仕事帰りに街を歩けば
赤い灯青い灯夕闇を照らす。

裏通り馴染みの
一杯飲み屋に
そこに
今日を捨てに行く。

そこでぼくは
ひたすら喋りながら
呑み続ける。そしたら
なんだか偉 ....
しんに冷血な誰かは
会話がやまないよう
努めて社交的


落ち度を見せたくなくて
瞬時に笑顔をとり繕う


しんに冷血なひとは
振り返らない


臨機応変に
言葉を発する技 ....
樹が樹である理由のひとつ
遠のけば近づく光のひとつ
空の切れ端
うなじになびき


夜と鈴しか通らぬ道に
いつのまにかできた水たまりには
ずっと雨しか映らない
雨では ....
その人には顔がなかった

ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる

その人には顔がなかった

 ....
高校生活のころ
湿気高い、と書く癖で
わたしの詩だと読みあてた人は
乾というキザなネームが合わなくておかしいと笑う

 貴方には才能があります
 がんばってください

一晩中ふるえてか ....
それでも君は
真正面に瞳を据えて
行く手を遮るものに
立ち向かうのだろう

恨みもせずに
拗ねもせずに
飽きもせずに
前へ進むことだけを
考えるのだろう

降り注ぐ光のままに ....
自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない


これは 夢のどこかなのだろうか ....
ふるえに
ふるえに
こだまする
蜘蛛の巣のむこうの
景の断片
どこへでも どこへでも


句読点
華やかな
何も無さ
息つぎのまの
何も無さ


とど ....
ヘルスケアとヘルタスケルター似てると思う国
政治がない選挙屋ばかり 評論家が今日も斬る

平和のためゲンセンをカい 資源の眠る海
原理原則あとから決めて 先に予算組む

ダイジョーブ 根拠 ....
 胴体に日の丸をつけた飛行機が
 滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
 まるでデジャヴュでもあるかのように

 ものを書き
 考えることをしてきた
 だのに、なにも残って ....
両端から両端へこぼれる
曲線や
歪み


音や温度
どこへでもゆく
手のひらの斜度


細いもの 丸いもの
煙のち羽
光のち水


絨毯の上の恐龍と
黒 ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
椰子- 乾 加津 ...自由詩11*11-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
どうしても変われない- 番田 自由詩211-5-12
死ねばいいのに- 虹村 凌自由詩711-5-9
ぞうけい_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩9*11-5-7
まんまる- 草野春心自由詩8*11-5-6
考えすぎの日々- 小川 葉自由詩8*11-5-6
ひとつ_うつろい- 木立 悟自由詩111-5-5
託すひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*11-5-2
あるまどろみ- 番田 自由詩111-5-2
年老いたひと- 朧月自由詩311-5-2
横須賀にて- 花形新次自由詩4*11-5-2
マトリョーシカ- pur/cran自由詩2*11-5-1
ぼんやり- 殿岡秀秋自由詩511-5-1
林道の途中で- こしごえ自由詩5*11-5-1
これだけは- 殿上 童自由詩11*11-5-1
ひとりのこと- nick自由詩2*11-5-1
ベトコンとの夕暮れ- 番田 自由詩211-5-1
流れるナイター- 番田 自由詩3+11-4-30
酒呑み2- ……とあ ...自由詩16*11-4-30
癒えない- 佐和自由詩411-4-29
宙と姫- 木立 悟自由詩411-4-29
顔のないひと- 三奈自由詩20*11-4-29
乾く- 乾 加津 ...自由詩21*11-4-27
涼風- nonya自由詩13*11-4-27
ユー- 番田 自由詩211-4-27
降り来る言葉__LII- 木立 悟自由詩211-4-23
だいじョーブルース- 北大路京 ...自由詩14*11-4-22
終末論の週末にくるものは- 石川敬大自由詩15*11-4-20
夜に落ちる- 木立 悟自由詩211-4-18

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