すべてのおすすめ
背中に負った
水の赤子が
たぷたぷたぷたぷ
寝息を立てている



雨の日 かさをふたつさし
雪道の上をざつざつ歩くと
まわりからたくさんの
水の寝息がやってきて
 ....
ふと手に触れた夜が
地平線を見せてくれた
幻と幻の間をふちどる
ほんとうのかたちを見せてくれた


水たまりの上に跳ねる言葉を
橋の向こうから見つめるもの
影と影の間のまなざし ....
   せんえんさつ
                ちょきん
   ちょきん

   はさみのおと   



   ためても

         ちょきん

   ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
思いがけない玩具から
いくつも朝が現われる
適度にすすけた声からは
何羽も鳥が飛び立ってゆく


現われては消え
融けこんで
小さく小さく また現われる
朝も 鳥 ....
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない

まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつ ....
あたしの胸に刺さる棘
痛々しい過去の繊細な記憶を
いじるようにグイグイとのめりこむ

綺麗な薔薇には棘がある
だからあたしに棘は無い
棘はあたしの敵

棘だらけの彼女は愛されて
棘無 ....
小麦粉と
砂糖と
バターと


まぜまぜする
焼いて出来上がり

お菓子は簡単

相手を思う心と
優しさと
相手の心と
少しの切なさ

まぜまぜする
告白して出来上が ....
小学生の時の話で

学校に行くと先生が休んでいて

自習の名目で

突然試験をやらされた


わからない問題は後回し

けど 記憶にないから

答えず終い(俺はね)

そ ....
昔の。
例えば、中学一年生のときの英語の教科書を読んでやろうかと、
いやにえらそうな気分になったので声に出して、読んでみた。

最初は単語ばっかり、
後半に段々難しくなってくる。
発音も怪 ....
光がはじまりの場所へと帰ってゆく
夜が組み上がるその前に


夜が夜を追う
本当の夜の道を
雲の白だけが照らす


新しい天使 旧い天使
離れない手と羽
離れない歌と ....
今日も瞳に敗れつづける
残雪の上の土の機械
生まれたばかりの春のように冷たい


小さく静かに逝った星が
何も生まない姿をさらし
ひとつきりで浮かんでいる
次の宇宙がはじま ....
正直に言います

今 あなたを見つめてました

ふいに目があって

慌てました

アッカンベェをしました


正直に言います

アッカンベェは 嘘です


心でそう言っ ....
いつものように
笑ってるから
元気なんだと 決めつけないで

いつものような
笑い顔は
いつもヤリキレナイって ことなの

涙とか
ふくれっ面とか
そのままに
出せないってことな ....
汚れた傷は癒えない
そんなはずないけれど

血が出ている

腐ったような
溢れ出る憎悪が
僕を縛っていて
今にも真っ暗闇に消えそう

こんなに汚れた僕のような
醜くも同じ感情を
 ....
午後に消える鳥の声
冷えてゆく街の鉄の音
夜の波 海の嶺
黒い光のなかの
座することのない独つの星


風の名も
静けさの名も知らず
滅んだ国と
けだものの国の間をさ ....
道が濡れている
闇のなかをゆく
果物のにおいの布
夜はたしかに来る


やわらかさは去る
音は去る
星の網をすり抜け
あるべきところへと


歌のはじめと終わりの ....
雨の後ろを飛ぶ鳥が
光のかけらを浴びながら
虹を知らない心に向かう
青い光と白いふちどり
鏡の内の明るい声が
長く遠い夢のように
無数の羽の銀河のように
球く荒んだ光を抱く ....
私に風が吹いたので
草が揺れ 花が揺れた
蝶がはばたいたので
私が揺れ 風が吹いた


今が流されてしまった
私は尋ねてまわる
知らない場所から
知らない場所へと


風が通り ....
お母さん
僕を行かせてよ
このままここに
張りついてはいられないよ

新しい靴は
履いてみただけじゃ
いいか悪いか
わからないよ
歩いてみなくちゃ
走ってみなくちゃ
転んでみなく ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました

某大統領の
20年前にボツにされたPR用写真とか
某独裁者の
校正もしないで出しちゃった自叙 ....
静かに 触れる と音がして
すべての触れるは落ちてくる
億の目を持つ無口な腕が
すぐそばにある腕だと知るときに



鉄の船が川に浮かぶ
様々な手書きの時計で埋められ ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
迷惑でしょう愚かでしょう
でもどうしてもだめなんです
薬を飲んでもだめなんです
信じてほしいけど
多分無理でしょう
だからせめて
わかってください
僕はニワトリです
支柱にくくりつけられたブランコが
凍りついた蜘蛛のように空を見ている
荒れた鴉の羽の朝


外灯に雪は群がり
連なる柱を傾けている
曇のなかの雫の陽
道を分ける蒸気の壁
ふた ....
僕の書いた絵日記が
君を傷つけたんだって。

あと、
昨日聞いた話
僕のついた嘘が
君を悩ませたらしい。

こんなに君を思っても
うまくいかないんだなー

描いたのは僕の夢、
 ....
がたんごとん
がたんごとん

随分と長い間
揺られている気がする

騒音にすっかり慣れ親しんで
静寂の中ではきっと暮らせない
窓の外が良い具合に湾曲して見え
それもまた楽しい

 ....
窓のそばでかさをひらくと
ともだちの声が聞こえないので
仕方なくかさを持ったまま
くちびるの動きを見つめている
青かったかさ
今はむらさき



何かがすさすさ動いてい ....
私が 一滴も
何ものにとっての海にも
なれぬことが要因となり
アスファルトは 
忽ちに透け凍った雪の成れの果ての 
既に 雪ではないものの 下で
アスファルトは
ただ 固く  ....
わたしは 此処に いるけれど
わたしは 此処に いる人か


本当は 此処に いるのだけれど
猫は 此処に いないのだ




雪で 
日のない夕景は
アルミ箔の
 ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(寝息)- 木立 悟自由詩204-2-16
降り来る言葉_XII- 木立 悟自由詩204-2-16
ちょきん- 自由詩2*04-2-15
ai- 純太自由詩404-2-15
ノート(朝)- 木立 悟自由詩304-2-14
ごまかし- さち自由詩604-2-14
- 海美自由詩104-2-14
材料と仕上がり- vi自由詩2*04-2-13
点数- 純太自由詩9*04-2-12
日本人なりの言い訳。- 千翔自由詩104-2-12
星_Ⅴ- 木立 悟自由詩304-2-10
星_Ⅳ- 木立 悟自由詩2*04-2-9
告白- さち自由詩5*04-2-8
いつわり- さち自由詩4*04-2-8
ヒト、とは- Kana ...自由詩2*04-2-8
星_Ⅲ- 木立 悟自由詩504-2-8
星_Ⅱ- 木立 悟自由詩204-2-7
星_Ⅰ- 木立 悟自由詩304-2-6
- 和泉 輪自由詩704-2-6
自立- さち自由詩3*04-2-6
危機的あんぽんたん- さち自由詩5*04-2-5
無口な腕- 木立 悟自由詩304-2-4
青_空- さち自由詩8*04-2-4
お願いです- 不老産兄 ...自由詩104-2-4
凍気球- 木立 悟自由詩504-2-3
青く染まって- Kana ...自由詩104-2-2
随分と長い間- 山本リョ ...自由詩204-2-2
ノート(まぶしい日_Ⅱ)- 木立 悟自由詩404-2-2
凝結した魚- A道化自由詩504-2-2
此処にいない猫- A道化自由詩704-2-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157