ボトルを割るんだ、

 ((( だから書くんだ! 
     奴らはボトルの中で暮らしている

 ――世界はとてつもなく広大で
      愛の果てまで拡がっている・・・・

 「何も ....
世界は相対的だから
手を広げ
舞い降りるものを受けとめる私が
空に上る

世界は相対的だから
行きなずみ
とどまる私が
宇宙をかけめぐる

世界が相対的なら
殺す ....
ただある花の
ただある自分
色は淡く
微かにゆれる

ただある空の
ただある自分
雲は薄く
静かに流れる

ただある時の
ただある自分
脈は弱く
僅かに刻む

見るもの全 ....
私を心の奥底に繋いでいた鎖

戒めは解き放たれ自由を得る



自由を得るということは

自分の全てに責任を取るという事

どういう精神状態になろうとも

自分で制御し、舵取 ....
いつだって遥か遠くを
見つめていた、正太
本当はそんな名前じゃないのに
誰もがそう呼んでいた

*

学校へ行く途中
平然と菓子パンを買った、正太
朝飯なのだと、悪びれず
無造作に ....
某国営放送で観たイカ釣り漁のようす
脱サラして漁師になった夫を
影に日向に支える妻のけなげな姿
あれって夫婦舟っていうのかな
なんだか憧れてしまう、わたしがいる
確か奥さんの実家は代々の漁師 ....
(かじって
 すてて)


レタスを洗って
いたい
今日はずっと
レタスを洗って
一枚一枚
丁寧に
拭いて
いたい
今日はずっと


知るのがいやで
本当はもう ....
君は海の顔した猫なんだから
もう少し大人しくしたらどう?

どこに顔があるのか謎の赤ちゃんしわしわ
毎日元気に泣いたり笑ったり
打ち寄せる波に揺られて

今日も元気に
泣いてる

 ....
早朝 
{ルビ浴衣=ゆかた}のまま民宿の玄関を出ると 
前方に鳥居があった
両脇の墓群の間に敷かれた石畳の道を歩き 
賽銭箱に小銭を投げて手を合わす 

高い木々の葉が茂る境内を抜けると  ....
皆、同じ場所に居た。
何もない同じ道を、同じペースで歩いていた。
時に笑いあい、時に励ましあい、時に喧嘩し、同じ時間を共有していた。

気がつくと僕は、皆の背中を見て歩いていた。
誰も振り向 ....
{引用=




青空の頁に
透明になった夏を
しまい
あなたの残り香を
時の風紋にゆだねる

世界は書物であり
読み飽きるはずもない私が
虚ろに頁を繰る
 わたしはどう ....
リストカット、オーバードラッグ

鬱病患者の陥りやすい行為

気分が落ち込みすぎると

自己否定ばかりして存在を消したくなる

自分という存在が完全に無くなる

死ぬこと ....
風の手触りなど
いくらでも描けてしまうように
わたしとあなたの
輪郭は
ありふれた景色なのかも
知れないけれど
戯れることの
ひとつ
ひとつに
やわらかく透ける名前があって
眠 ....
わたしは 小学生の頃
ずうっと
いじめられていました。

掃除の時間の
締め切った
理科実験室で
彼女達は
一列に列を作って
一人づつ順番に
わたしの頬を
殴ってゆきました。
 ....
郵便配達員がポストと
駆け落ちをした
四畳半の小さな部屋だった
配達員は毎日
せっせと手紙を書いて投函した
春という字を書くと
いつも何だかくすぐったかった
集配時間には
ごめんね ....
八月 二週 また 入院暮らし...
ガラスの塔のなかで、優しいひとらに、接しながら、病と添い寝して。
夏は、晩夏を迎えて、( もう、立ちつくし、亡くなっているのかも、しれない。 )
 ....
ねこになったきみとぼく

木漏れ日ゆれる

ねむの木の下で

二匹ころんと横になる



長い尻尾が自慢の

きみはしましまトラ猫で

大きな耳が自慢の

ぼくは三色三毛猫で

仲良く顔を並べて

昼 ....
ある新月の夜
死神の少年は広場で踊る天使の少女の姿を見つけた
死神は天使のいる広場に静かに舞い下りた
「やあ、こんばんは。ミニエル」
死神が声をかけると天使は足を止めて
死神の方に向き直った ....
小さな窓に流れ来る
微かな風の匂う秋
去りゆく時の寂しさか
訪れ{ルビ来=きた}るうれしさか
僅かばかりの部屋の中

大きな空に染まりゆく
彩る色の魅せる秋
どこから{ルビ来=きた}る ....
おふろあがりのひとときは

足のゆびまでいつくしむ

ひるまは こころの ひとさしゆびが

いろんな人を指差してしまうけど



おふろあがりのひとときだけは

あしのゆびまで ....
秋が訪れれば またひとつ
目じりに刻まれる年輪のようなもの
早いもので開け放した窓の外では
秋の虫たちが鳴き始めている
この様に季節が巡るのであれば
歳を重ねてしまうのも致し方無い事
抗っ ....
 
 
誰かの突き刺した
その雨傘は
ぱっと見
生き埋めの猫が
しっぽだけはみ出してる様に
似ていなくもなかった


だからというわけでは
ないだろうけど
初老の夫婦が仲良く手 ....
{引用=
                        

羽ばたくものと咲くものの別れの日
 そのそこに さらさらと
  さらさらと ながれている

輝くものと沈むものの分かれのは ....
ここ最近夕方になると
白い雲は赤シャツを着て
どこかへと出かけてゆく

トンボが追いかけてみたけれど
地平線までが限界だった

彼はどこへ行くのだろう

お洒落な自分を
誰かに見せ ....
夏の夜空の番人

星かごを襷がけして麦藁帽子を冠った少年は

いつも北を指す柄杓を星取り網にして

日曜から土曜までの一週間を飾るにふさわしい

喜怒哀楽、悲喜こもごも、揺りか ....
流れていく言葉は、物語になる。
消えては生まれ、、淀みを含みながら、
先祖代々の昔話は、公衆電話にも聞こえてくる。

メロディを失った中学生は、
国語の教科書で音楽を学ぶ。

公衆電話か ....
どこへ続くかなんて知らない

呟きながら
レールを敷き詰める私

そのレールを通るのは
私ではなく
どこかの
誰か


私の役目は
それを眺めて
続きの途絶えを防ぐこと ....
自分は鬱病です。

堂々と公言できる人は少ないだろう



精一杯頑張りすぎてネジが切れた状態で

薬を飲んで何とか仕事している人

どれ程多いことだろう

疲弊して回らない ....
昼も それなりに
ひとりきりで
過ごす 時間は
長く
辛い

けど 少しづつ 慣れてきた

だけど

独りの食事も
お風呂も
済ませた 後の
あのひとの 帰るまでの 時間は
 ....
ミリンダ/メリンバ  /夏の山
 とおく遥かに海の碧(あお)
  白いさざなみ 風の吹く
 寂れた町へも吹き降ろす
   ちぎれた葉っぱは飛んでゆく//

ミリンダ/メリンバ  /乗る葉っ ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
攻撃者//- atsuchan69自由詩2*06-9-5
相対性小理論- まどろむ ...自由詩3*06-9-5
ただある自分- ぽえむ君自由詩8*06-9-5
- ajisai自由詩3*06-9-5
俺たちの風、syota- 佐野権太自由詩21*06-9-5
ふたりのちから- 恋月 ぴ ...自由詩10*06-9-5
レタス- 水在らあ ...自由詩33+*06-9-5
おやすみなさい- アサリナ自由詩4*06-9-5
駒ヶ根_- 服部 剛自由詩14*06-9-5
鉛音- 蛙の子自由詩106-9-5
青の書物- まどろむ ...自由詩506-9-4
衝動的行為- ajisai自由詩4*06-9-4
地獄に一番近い島- 千波 一 ...自由詩16*06-9-4
肯定ペンギンの消えたコロニー- Lucy.M.千 ...自由詩12*06-9-4
ふたりのこと- たもつ自由詩1806-9-4
晩夏への手紙- モーヌ。自由詩14*06-9-3
ねむの木の下で- LEO携帯写真+ ...20*06-9-3
命の大切さ- ajisai自由詩2*06-9-3
小さな部屋の秋の風- ぽえむ君自由詩11*06-9-3
ひとささんゆびたちへ- るるりら自由詩1206-9-3
こころの力- 恋月 ぴ ...自由詩34*06-9-3
『夏の墓碑名』- 橘のの自由詩1*06-9-3
ながるる- まどろむ ...自由詩7*06-9-2
赤シャツを着た白い雲- ぽえむ君自由詩12*06-9-2
*七夕七景*_〜番人〜- かおる自由詩10*06-9-2
残骸- ブライア ...自由詩3*06-9-2
私はレールを敷き詰める- 千波 一 ...自由詩11*06-9-2
鬱への理解- ajisai自由詩4*06-9-2
ドコデモ_ドア_が_欲しい夜- Lucy.M.千 ...自由詩406-9-2
ミリンダ/メリンバ_☆- atsuchan69自由詩8*06-9-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186