今夜の星は
曇り空でわずかしか見えないが
僕にはそれだけでいい
一等星のように輝いて見える
それは
君だから
何万年光年離れているかもしれないが
僕にはすぐ頭上にあるような
....
090406
胡瓜の缶詰
胡瓜の佃煮
胡瓜の好きな
塩辛
放り投げた
ロケット弾
爆発して撥ねる
高さ3メートルで
落ちる
火薬を詰めて
....
詩も書けへんのか
人けなす言葉はようけ 知ってるのに
自分の不幸の理由はたくさん語るのに
ただの言葉のカスタマイズや
捨てられた言葉のリサイクルや
....
固い蕾が座っている
春の陽射しのなかで
凛として震えている
パッと咲けという人が
最近はとみに多くなったけれど
慌てなくてもいい
はずだ
じっくりと根を伸ばし
ゆっくりと綻んで ....
風に舞う
五弁を
優し陽に翳し
凪ぐ空
仰ぎ
青に とけゆく
何の為に生きて
何の為に死ぬか
分からないまま
死んでゆく
一万年後には
誰も私の事を知らない
一億年後には
人類は存在しない。
宇宙から見たら
人間なんて
砂粒にも満たな ....
「あー」
横になっているだけで
教えてくれるTVの言葉たち
「いー」
息を大きく吸って
誉める言葉を探している
「うー」
あまりに苦しすぎて
う、う、う ....
いつも世界はあたらしい
今は今、過ぎ去っている
今には今、未来が流れこんでいる
だから時間ぜんぶが
今、だと思えれば、今、なんだと思う
いつも世界はあたらしい
....
初老の母ちゃんを乗せた
旅客機は
赤ちゃんを産んで間もない
姉がいる富山を目指し
羽田空港の滑走路から
大空へ
飛んでいった
定年をとうに過ぎた親父は
警備の泊まり ....
くるくる回る
ありがとう
また来年
夢は現実に
靴を履き
手袋はめて
マフラして
踊ろう
Smile for me!
One for me.
One for you.
C ....
夢を見た
あなたはひどく優しい笑顔で笑ってた
明け方の月のような美しさで
私は少し笑っていたように思う
その柔らかい微笑みに
夢の中でも傷が疼いた
....
両手で女の肉を喰らう
目や耳や鼻でそれを啜る
女という木々の懐で
体温だけをよりどころにして
せつない、
ことをかき集めて
情事の大義名分にしている
新緑 ....
歌の缶詰がみつかった
黒く水を吸った
砂浜の海揺れる昼間
味を知らない白い鳥が
つついても 食べられないから
不機嫌に おいていく
黒く夜を吸った
砂風の渦過ぎ去る木陰
のまれ ....
ある海岸に
流れ着いた
ビンの手紙
少年が開けた
そば屋の2階で
どんちきおけさ
がぜん張り切る
柳沢慎吾似の奴
長い縁で
いつまでも君のソバに
居られます様に
青年が手 ....
赤いルージュで 待ったをかけた
絶望 弱音 告白 悲哀
喉元を通り過ぎそうになった頃
造花にしてみた 揚羽蝶をピンで止めてみたんだ あたし
だって生物のままじゃ 凡そ存在し続けること ....
心には
降りしきる夜のイメージ
いつものことだけど
黄色い笑い声
まだなお きみは白く やわらかく
ぼくには 敵いそうにはない
散らかった部屋が語ってい ....
冬鳥の啼く声も掠れ
野火煙る薄闇に
遠い鐘の音とともに
虚ろに舞う、
まばゆい欠片たち
山颪(おろし)の風に攫われる
か細い梢の一瞬の落花、
土に眠る豊かな彩りと
ひややかな水の命 ....
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて
いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に
思わぬ出会い
僕は少し離 ....
信頼は財産だ
黙っていても
信じてくれる。
助けてくれる。
涙は川に流れ
貴方は図太くなった。
不純になると
強くなる。
ガラス細工を
壊さないで
鋼鉄には
なれないから ....
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな
マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど
....
ティーカップを傾けながら
竹内まりあ
彼からの電話が嬉しくないの
自販機を前にして
この俺
ここで缶コーヒーを買うと電車代足りひんなぁ
....
今から2年半位前に、戸塚駅の路上ライブで出逢い
「ぽえとりー劇場」でもゲストライブをしてくれた
杉本拓朗君が「歌スタ」に出ると聞いていたので、
今日は仕事から帰って早めに寝て
番組の始 ....
何故君の手のひらは
綺麗で
広くて
女の子みたいに
冷たいんでしょう?
わたしの手のひらは
ぼこぼこで
小さくて
いつでも熱くて
どこか湿っぽいです
だから
その
....
090330
マシンガンガン
乱れ撃ち
惚けたマシンで
乱れ撃ち
渚の小石を吹き飛ばせ
クシャミする間に撃ち殺せ
海の主を唆し
海原走らす
狙 ....
転びそうで
転ばない
中心があるから
回ってすり抜ける
人生は綱渡り
人生はバクチ
証拠なんてない
証明なんてない
ただ信じるだけ
やるかやらないか
下手でもいい。
完璧 ....
円満がいい
さいきんやっとそう思えてきた
円は点のあつまりだ
円に接線をいっぽんひく
接点の
両となりの点は
その接点より引っ込んでいる
しかし
この三 ....
三月も終わりになって
コンビニの
半額ワゴンの
売れ残りホワイトデークッキーを
買ってくれた人がいたのでした
酪農王国デンマーク製
という触れ込みのちっちゃな一包み
ああでも、デ ....
まえの席に
こどもを連れた奥さんがふたり
ひとりの奥さんの横顔を見ながら
出張さきのファミレス
まだしずかな店内で仕事している
このひとの抱えている
幸福という価値 ....
ひとつ花が咲いた
またひとつ咲いた
ほらまた二つ咲いた
僕の隣には君がいる
酒が飲める
酒が飲めるぞ
君の吸引力は
すごいと言われた
呼吸の仕方
教えてあげる。
胸の高鳴り ....
090328
80よりも上だけど
100未満
90といいながら
なんだか少し不満を覚えるのは
なぜだろう
90は年齢
それともパーセント
1 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186