天使が空を飛び
僕の窓を開ける

僕を助ける事なんて
君には出来ないよ

君は空を飛べるじゃないか
そう言うと君は寂しそうに語る

天使は友達を創れない
創るのは神様の仕事だから
 ....
ダ、ダ、だから今、まだ朝の光が身を焼きつくまえに
 煮え立つリアル リ、リアル堆夢。
ムーンライトセレナーデの聴こえる部屋は地下深く、
朽ちた地上を下ること 五千キロ 

 露出した愛の届か ....
流れ行く影
  君と飲むお酒
    今は二人だけ
      外は麦畑

手にしたフライドポテト
  其処に置いててよ
    添えられた甘いトーク
      口紅はケチャップソー ....
ぼくは詩人

壮大な響きを求め
研ぐものは微弱な変化

今日もまた

夜の散歩をしていると
銀の夜の詩に出会いました

静かなる夜に佇み
星々が輝きわたる
音もなく風はそよめき ....
肌の全部が
湿った薄い膜で被われて
少しの息苦しさで
満ちている午後

畳の跡がついてしまうかしら
そう思いながらも
まるで猫の昼寝の如く
時折どこからか吹いてくる風で
意識を保って ....
時代は廻り廻る
何も残さない
甘い思い出
辛い出来事

笑顔は社会の
基本
怒りは社会の


スポーツで汗を
流し
今日も昼寝をする
洗濯物をする
ぼくは詩を書きたい

退屈とはすべてのことから
自分を逃げ出した苦痛の1つである

今日もまた

朝の散歩をしていると
退屈に出会いました

普通すぎるくらい普通な
朝の散歩は
 ....
 
 誘惑の小波が揺れる
 今日も行く孤独な魂抱えながら
 時の鐘が鳴り
 天使の歌声が天空を揺るがす

 見たこともない
 逢った事も無い

 蜃気楼の先に浮かぶのは
 僕のもう ....
温かい光の中を
二列に並んだ子供たちが
手をつないで歩いていた
先頭の先生は
ときどき振り向いて
おしゃべりしている子や
ちゃんと歩かない子を注意する
注意された子供は
一番う ....
期待なんてしないほど
大人になんてなれないから
寂しくなってしまうんだ。

期待に答えてなんていわないから
返事くらい欲しいって言うのは
期待だろうか。
大きな白い翼をその背中に背負い
君は真っ直ぐに空を見上げる

国境を越えていく少年は{ルビ躊躇=ためら}いもせず
父親の屍の上を歩く

空には大きな黒い鋼の群
土の中には小さな黒い{ルビ ....
鳥は空に向かい飛んでいるのだろうか
もしかすると本当は
空などでは無いのではないだろうか

では何処に

魚は海の中で生きていけるのだろうか
もしかすると本当は
海の中では生きられない ....
ぼくは詩人

明日の希望を見つけるのは
今日の成果

今日もまた

夜の散歩をしていると
川音に出会いました

流れゆく水の流れがほとほとと
   聞こえる音に夏の風吹く

 ....
 霰のように日々は流れ行く
 スケルトンのように僕の心は丸裸
 かみあわないコミュニケーション
 明日に咲く花

 記憶の泉は血に染まり
 人ごみに紛れてしまえば
 もう僕はアリのなかの ....
それは
降りしきる雨の
隙間をぬって
遅れて届けられた
一通の手紙のように

 雨と雨が
 触れあう音に紛れて

 見慣れた景色の
 匂いの片隅

 未送信のまま
 閉じられ ....
いんげんの つる夏がきて 萌えいづる
         添え竹よりも 高見の空へ
乙女は 神を 信じている。
けれども
乙女に ロザリオをくれるひとも
買う お金もありません。

教会へ向かう 夏の暑い日
乙女は 道ばたに
白いロザリオのような花
どくだみの花を み ....
真綿のように
柔らかく
アクアブルーのように
澄んでいる

貴方の心は
1マイル先をも
見ることが出来る
邪心がない

貴方の笑顔は
優しい
貴方のピアノは
楽しい
仕事が楽しくって
忙しさも勲章だと思っているうちに
携帯のメールもおざなりになっていく毎日
すれ違いばかりのあたし達
待ちぼうけを喰っている奴が
新しい局面を模索するのは世の常で
 ....
ぼくは詩を書きたい

山は連なり雲も連なり
やがて心も連なる

今日もまた

朝の散歩をしていると
連なる雲に出会いました

空に山が浮いている
ぼくが進む道の遥か向こうで
山 ....
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら

不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる

別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ....
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ....
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ....
大迷惑な遊びがある
老人のゴッコ遊びである
どうやら弱った振りをして
若者たちの
といってもほぼ全ての人の
善意を測って遊ぶ遊びである
私は偶然その遊びに巻き込まれたらしく
手を貸そうと ....
 かきわけ かきわけ
 ここまでこれた
 
 絶望に乗りうつられて
 生きることをリタイヤしようとも
 思った事もあった

 しかも
 一人の旅の綱渡りで
 溺れても助けを得られ ....
あてども無く

彷徨う魂

虚脱感 

 抑鬱

  不安

   混沌

    悲しみ

     嫉妬

      憎しみ

     僻み

     ....
パキシル30mg

の、見せる現実のプラスレート
空想の透明度

限界線を見せない
夏雲の上に抜ける青に似た


昨晩打ち明けられた
銀粘度の約束は
いつか憧れた遠い未来にリンク ....
ぼくは詩人

形は違えど心は同じ
同じ心ならば形に意味はない

今日もまた

夜の散歩をしていると
家族に出会いました

父と子と孫が集まり句会かな

祖父が詠む
聴く耳立て ....
ふたり来た道
ひとり戻る道
降り出した雨に
そこから一歩も
動けなくなる

泣かないと決めたから
唇噛んで
きみの姿を巻き戻し
雨のスクリーンに何度も映す

いくつもの
色の移 ....
冷房の効いた電車の中
一人扇子を仰ぐ
今日は暑すぎる
虫の動きが速い

耳ではシンセドラムが
正確なリズムを打つ。
次は国分寺出口は右側
おばさんが押して出る

今度はラップがなり ....
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