心の中で咲いた透明な花に
蜜蜂は飛んでこない
雄しべと雌しべは
実を結ぶ事なく
ただ
静かに月夜に浮かぶ

どれだけ風が吹こうとも
どれだけ雨が降ろうとも
透明な花は決して折れない
 ....

田園に降りしきる雪を見て
なぜかわからないけれど
昔の思い出がふと脳裏をかすめる

都会の星空は
教科書通りの星数で
オリオン座がはっきりとわかって
本当はたくさんの星があるという ....
{引用=
あれはたしか小学生のころ
ちいさな花をいじめたことがあった
冬がカサリと音を立てはじめたある日
お母さんがお庭でいっしょうけんめい
そだてた花を


「しゃんとしなよ」
「 ....
ふるわされた小紋の
遅い続き

とりつけられたままの
フレーム

切り落とした爪だけ
泣いてる

どこにいければ
そこは どこなの

力づくと
開けられたものに
かぶる 溶 ....
夕焼け空捕まえて泣いた
切なくて声出して呼んだ

宵待ち竦んでうずくまる
可哀想だなんて
放っておいてほしくて

差し伸べられた手払って
悲しみなど許せないと叫んで

幼い日
川 ....
朝から降る小雨が
今にも雪に変わりそう
そんな景色に
今日一日の力を抑えられ
心は閉じてゆく

沈んだ気持ちで
一日が流れてゆく

昼を過ぎた頃
気づけば雨は消えていた
間もなく ....
気持ちが薄れ
情熱の炎は消え
彼女に振られた

私の夢は打ち砕かれ
涙は川となり
夜通し踊った

他に道はなかった
彼女は私を気遣い
そして私は別な道を歩くんだ。




 ....
朝露が涙をこぼし
空は移り行く
私は貴方を失った。
ひもすがら夜もすがら泣いた。

安物の香水は私を置き去り
握手をした
私はまだ貴方を愛しているのです。
胸の内を話せないまま

 ....
 生きてると
 嫌なことや
 気持ち悪いことや
 やるせないことや
 許せないことや
 悔しいことなんかが
 いっぱいある

 ま、いっか
 
 自分の心に言い聞かせる
 言 ....
陸と海
乗り物と景色
バレンタインと勝利

寝てワナをかけ
夜明けと夕暮れ
奇麗な空気とキチンとした芝生

踊りまくり
木々と塚
たたく人と走る人

完璧は効率的でない。
あ ....
「心は繋がってる」なんて言われても
淋しさや 切なさや 胸の痛みは消えない

ホンマは あんたから逃げられへんように 繋がれてるんちゃうか?

逢いに来てくれない 触れてくれない 抱 ....
知らなかった
気づかなかった

低温火傷
してたってこと


気づかなかった
気づけなかった

あなたの心も
熱かったってこと


ずっと触っていたかった
葉の落ちた木々の向こうで
白い会話が見える
何を話しているのかわからないけれど
その白さで楽しいことが伝わってくる

枯れ草の中でも
子どもたちが白い会話をしている
何を言っているのかわ ....
かいちゃんはまだ歩けない
もうすぐ一歳と五ヶ月になるのに
まだ歩かない

だけどハイハイはとっても上手
ものすごいスピードで突進して来る
逃げるのだってとっても上手

おむつ替えや着替 ....
1.君と見る
    涙で濡らす
        映画館

        1999年9月作

2.熊の手の
   小梅ちゃん上げ
        凌ぐ夜

        199 ....
 「そうじゃなく、忙しくて

 「つい・・・・

 無視するつもりは終(つい)ぞなく
 なんとなく、踏んでしまった過ちの日を重ね
 やがて君たちが冷たくなって 眠る街に
 雪は降り積り  ....
  五月の青い闇の中
  私はか細い少年になり
  夢の迷路へ踏み入った


  白いうなじに風を受け
  はだしの足で土を蹴り
  煙る街灯はすに見て
  ネオン流れる色街へ

 ....
冬の青空を
鳥が飛んでゆく
まっすぐに
きりっとした冬の翼で
空を切ってゆく

何もない空の一瞬の変化が
大地への躍動を与え
その羽ばたきは
心の波となり
生に響きを与える

 ....
 詩とはそもそも預言の性質を持っていると、
私は考えている。過去をさぐって、未来に役
立てるのが歴史とすれば、詩とはもっと漠然
としたものを、実証に基づかずに、さらに言
えば、無責任に ....
友達が 死んだ




そう聞いた瞬間は    涙も出てこなかった




「交通事故だったの・・・・・車にはねられて・・・・・」



 ....
なんで出て来るんだ
つい口をついてしまって
なんでいつも
そうなんだ

自分を守るために出た
言葉が
今の自分を苦しめてるんだ

きみが好きだから
嫌われたくないから


出 ....
湖心から湖畔へと

一艘の無人の白いボートが

静々と漂つて来る

寄せくる波に身を委ねて

従順な驢馬のやうに

いつたい何を乗せるつもりなのだらう

あるいは誰を
 ....
「ねえねえ、聞いて聞いて」
そう言ってくる子どもが
少なくなった
本当は聞いてほしいのに
本当はたくさん言いたいのに

「どうしたの?」
子どもの変化を察して
大人がきっかけをつくって ....
1.草餅か
   香りなつかし
       農家にて

       1999年5月作

2.バフンウニ
    食道楽の
       母ありて

       1998年11 ....
{引用=映写機の音がする}



彼は 人のいない小さな劇場の

 古く湿った 客席に座り


 白くぼぉっと光るスクリーンを見つめる




 {引用=ただ、かたかたと廻 ....
発達した地下街迷って
ぶつかった人が舌打ち

便利って後ろ暗いものですね
どうやら

モーター音で唸って
遠心力で想いとか振り切られ
僕たちブリキロボット同然で

アンダーグラウン ....
煙草の匂い

でかい笑い声

わざとらしい
鼻すする音


"きみがかえってきた"


そんな誤解
させないで

違ったときどん底


冷たいジ ....
 誰しもが親を持つ
 親のいない者はいない

 無限に続く時間の中で
 巡り合う奇跡

 曇りがちな心を抱いて
 大切なものを見落としてしまう

 一番大切なものは何?

 自分 ....
今も昔も
景色は何も変わらなくて
変わってゆくのは自分だけ
さみしいけれど
少しずつ大きくなっている気がする

昨日も今日も
いいことは何も無くて
変わってゆくのは時間だけ
悲しいけ ....
そのままでええ

そのまんまでええやん

かわいいやん


せんでええよ
そんなん・・



頼むから
ストレス
ためんでね

笑ってるお前が
スキなんよ?・

 ....
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