薄馬鹿下朗だっきゃ工場さ勤めで長げくて、数年前から屠殺係についでらっきゃさ。
レバー上げれば格子さ固定されでら豚運ばれで、
レバー下げれば豚の首っこ飛ぶ。
一日中椅子さ座ってさ。

塗装し直 ....
同居人が茶を飲みたいというので
ほうじ茶をあける
煎った匂いと
もっさり感に打たれ
枯葉の思考と
つぶやくぼくを
蓑虫に仮託して
小枝や枯葉を身一杯まとい
門にぶら下がって
押し黙っ ....
背の小さい自分には
満員電車の中で君を守る事は
出来ません

どんなに腕を突っ張ても
どんなに足下を踏ん張っても

小さく非力な自分には
君を守る事が出来ません

背の小さい自分に ....
ホームに慣れすぎた鳩
繋いだ手は確かにふたりだけど
人間でいえばひとりぶんだ
音に成ることを知らず逝かれた言葉は
喉の奥で熱くなったのち
換気扇から抜けていった
せめて、と思い私は
吸い ....
開かなくなった国語辞典に
埃が積もる
もう勉強しないから
鉛筆削りの音だけがなんとなく快感

学校の先生は
いまだ粉だらけ
黒板もチョークもべつに要らないのに
それが似合うのは木造校舎 ....
あらかじめ
決められた色に
染める

透明と透明が重なって
疑って
濁ってゆく


気が付けばここに辿りつき


誰もが
青い炎に焦がれた

見せ掛けだけ
大きさだけを ....
この世界への不満が顔中に出てるよ
生きてても何もおもしろくないって
ほら、その皮肉な笑いを浮かべる口元
そんなんじゃ男心はくすぐれないんだな

僕が君ぐらいの時は同じような顔してたよ
だか ....
今日があっという間に昨日になって

昼間の青空を思い出す

吹き荒ぶ北風はヒコウキ雲を
南へ南へと連れてった

息を止めてレンズ越しに見つめている間に

雲は遠くへ行ってしまった ....
生きている性質に,進むことを促すような
活動領域がどこかにあって
そこの何かごく小さな信号のようなものが
僕の進むことを前提にともっている,
そんな気がします。

そしてそこでは
誰かと ....
ひそひそと 魔物の 小さく 懇願する様よ
魔物 こそ 鞭に 打たれ 小さく 懇願する様よ
私らこそ 水の滴る 場所で 魔物を 嗜虐しなくてはならない
うそをつけ

石を 打て モーゼの十戒は ....
「・・・」

「・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・カレー・・・・・・は?」

「・・・・・・・ ....
う〜ちゅう
とおくがちかく
ちかくがとおく
う〜ちゅう
とりがとんでる
ときのとり
う〜ちゅう
うみはあおいな
あおいねわたしも
う〜ちゅう
せいそうけんのわたりどり
もうちょい ....
すきなひとができて

くちをきくことがこわくなった





とても あたまのよいひとだから






そのひとの おおきなせなかにもたれると

わたしの「すき」や ....
君と僕にできること
それは優しさの眼差しで
雪の白さを歌うこと


君と僕にできること
それは愛しさの眼差しで
山の青さを歌うこと


歌の心は見た目じゃなくて
揺り動かされた心 ....
この空の雲のように
僕の殆どを占めるのは君
それら
捨てなきゃいけない
ときがある

大事にして
自分を
上手に騙して

どうして
こんなところに
わたしの足が

わからないんだ
振り返っちゃいけない
もう泣くな ....
花が咲き乱れ
緩やかに風が渡る高原を
想うのはもう やめた

  飛べないのではなく
  飛ばない虫

穏やかな海に向かう
明るい窓を
開けるのは やめた

  鳴けないので ....
まだ欲するのか

まだ足りないのか

まだ歩むのか

まだ夢見るのか

まだ望むのか

まだ・・・


そうやってまた

宇宙を仰ぐ日々

ほどけた靴紐に気付かずに
 ....
焼き払われて
焦土と化した故郷の村に還ってきた
いちめんの砂地に転がる骨のオブジェたち

あたしの家のあった場所に
炊煙があがったような気がして
駆けよってみると
テントのまぼろしの ....
白い太陽に照らされた一点の光
海面に槍のように刺さっても届くのは海面

わざと白い水面から潜り泡を残す人影が
拒んだ海中に身を委ね判決を待つ

だが観てくれ
ぼんやりと白い光輪の周りに出 ....
映画を観る
隣はいつもポテチだ

ひとつ隣りにこの映画に似つかわしくない
カップル 隣りカップル 隣り男 隣り暗くて見えない

映画が始まる
隣りのポテチはお休みだ
始まったら食べない ....
くしゃみをしたら
いろんなものが口から飛び出した

なかでも驚いたのは
むかしなくしたマッハゴーゴーのミニカーの
部品が出て来たことだった

あれは大阪の伯父さんの家に泊まりに行った時
 ....
白線の内側におさがりください
融けかかった身体が通過して行きます
主成分は耳とし耳けるもの
声のいくつか
危険ではありませんが
触れると昔を思い出して
いささかに寂しい
窓とし窓 ....
希望
それはひかり
あつい雲から零れる、ヒトスジのこと

あるいは、風
しめった両目から水分をさらってくれる、優しさのこと

時には温もり
古くは母がくれた、肌色の安らぎの ....
何になりたいの?
誰になりたいの?

憧れも何も持っちゃ居ないはずなのに
私は誰かになろうとする

何をしたいの?
愛されたいの?

誰にも触れず孤独でも大丈夫だと言うのに
私は誰 ....
夜と昼間のあいだには
真っ暗闇の泪川

ほんの些細なひとことで
抜き差しならないドツボに嵌り
この頃の寒さも張り付き凍えてく

あまい言の葉に ほだされて
安眠毛布のクモの糸
 ....
世界中の悲劇を知ってる人は
偉大な人だと尊敬されるだろう
世界中の喜劇を知ってる人は
素敵な人だとプロポーズされるだろう

ところで君の事が気になってんだ
君の中には楽しいことたくさんこと ....
 すこしずつ
 色を足し
 
 気づかれないよう
 形をかえて

 満月を
 あとふたつ数えたら
 「春」になります


北風の止んだ空に
雲の声がした
真夜中のテレビに大した意味はない
唯一人が寂しいから
音が欲しいだけ

       ザーッ
ザーッ
         ザーッ
          ザー ....
私は、過去に一度も異性に好かれた事がない。こう書くと、コアで、およそおしゃれ感とは無縁の詩を書く一部の男性から「うおお。共感出来る」という言葉をいただけるのではないだろうか。
詩人に変な顔の人は多そ ....
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