恋が愛にかわる時
受動から能動にかわる
獰猛な目を輝かせ
強欲になる。
生きる意味がわかる時
苦しみの連続だ
楽しさは倍増する
自分を理解してもらえる。
自分を信じて
自分を ....
いつも
満たされない夜を求めて
光を舞う蝶でありたい
描けるしあわせはいらない
とまりぎに 腰をかければ
灰になってしまうだけ
足跡を水にとかして
あなたからあなたへ
....
ミラノでミラー
パリで煎餅パリ
ボンでおボン
ワルシャワで悪のシャツ
モスクワでお祈りモスクわ
ハンガリーでハンガーストライキ
コルシカトウで凝る鹿塔
モナコで山本モナの子
ア ....
00/03/02
ダークグリーンのMTM三連が
ぐんぐん坂を登って行く
軽快なモーターの唸り
DT12Aの台車は得意げに
片意地張って揺るぎも見せず
堂 ....
月は
見えない音をたて
真昼の闇の滝を滑り堕ちていく
否
堕ちるのではない
昇るのだ
わたしを介してあなたへと
絶望に煌きながら
地の底の淵で
やがて幾人もの人間 ....
しずかな雪のあいだから
わずかに土が
見えるとき
わたしは灰の
そらを見あげる
まだそこに
凍えるものはありますか、
小さな呼吸は
ぽつり、と白く
あ ....
ひとつ、ふたつ、と、あなたは
錠剤の粒を数える
明日を待てずに、夜を待てずに
ひとつ、ふたつ、と、あなたは
舞いおちる煙草の灰を数える
線香の如く滅び落ちていく愛を
指先で留 ....
雄大なる大自然の彼方の果てを
奇蹟と名づけよう
あなたとの刻
寄せては返す波の如く
迫りくる愛に
遥かなる未来を託して
明日には終わりはない
続いていく
彼方まで
....
砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ....
人の輪ができる。
冗談言って
気づかって
けなされて
君はダイヤモンドのようだ
そんなに大切か?と喜んだら
いくら傷つけても傷つかない。
その位、図太い奴だ、と言う。
ボーリン ....
誰も何も
映さない鏡
昨日も明日も
今この瞬間も
映さない鏡が欲しい
何もかもが
映り込みすぎて
息が苦しい
誰も何も感じずに
通り過ぎていくだけなら
不透明 ....
ヒガンバナが咲いていたのを覚えていますか
赤い花
夏の終わりを縁取り
秋には倒れ
文字通り倒れ
それから細い葉をあおあおと
そこに広げていたのもご存知でしょうか
やがて季節は冬を迎え ....
090211
東邦型2号並四受信機のキャビネットにスピーカーと12A代用真空管、デジタルICアンプ搭載基板をUX真空管ベースに抱きつけて縛り付け貼り付けた ....
閉じられた
闇のなかのページがある
その紙の隅に
わたしは捺印した
血潮の押捺
同じくナイフで人差し指を
切ったあなたが
わたしの指に重ねる
血潮の性交
血潮の婚 ....
朝寒くて目が覚め
コーヒー飲んで
コタツに入って
ボーっとする。
大塚愛を聞き
目を覚ます。
花粉症か?
鼻が出る。
冷蔵庫に入っている
リンゴを出して
かじりつく
すっ ....
遠くながい光よりも
今、あなたの目の前にある
一秒の光を
直視しなければ
あなたの壁は壊れない
あなたが逃げれば逃げるほど
壁の数は増えていく
わかってはいる、とあなた ....
夕月は君が
先に見つけた
でも
明日雪が降ることは
きっと教えてあげない
*
君のいちばんのねがいを
たぶん私は知っている
でも
君のいちばんの ....
遠くにもえる空
なにかがやってくる 予感
甘いカフェオレで眠らせたこころに
透明な釘が刺さる
走る列車の軋みに
見送られていく時間
夕暮れの空はどこまでも美しく
わたしを ....
水玉模様の細い首輪を嵌めた
羊みたいな純白の犬を従えて
リードを手に黒縁のレイバンが座る、
ゆらゆらと木漏れ日の蠢くベンチ
――お姉ちゃん、犬が好きか?
ああ、こいつビンゴっていう名 ....
ヘイ!カモン!
から揚げのトマトソース
コーンポタージュ
芽ワカメのおひたし。
おいらは引っ張りだこ
何が欲しいの
何が目当てなの
一日一日を丁寧に生きる
手紙は時間がかかる。 ....
引力が、
ある
きみと、ぼく
地球と 月
引力がある
ひきあう
すべては ひきあう
きみに ぼくはひかれる
きみも ぼくに 月に
....
今年
いちばんの正直者が
各地で猛威を振るっています
不満なことには覆いをせずに
可笑しいことなら囲いをはずし
感じたことを
感じたままに
まもなく
無上のわか ....
{引用=死ぬ気になれば何でもできる…
それは瀬戸際に立たされたことの無い人間の言葉}
新地に棲んでいた頃の母を良く知っているといって
狐目の男が自宅を訪れることがあった
その度 ....
もし(まことの人)がいるならば
一体、どんな面影の人であろう?
彼は、この世の体という{ルビ着包=きぐる}みの内に
薄っすら透けた(もうひとつの体)を
宿している。
机上に丸 ....
僕を離してくれなかった。
僕を笑ってくれなかった。
楽しく行こう
笑って行こう
くっ付いて来る人
断る人
追っている人
年賀状の来ない人
生きているもの同士が
くっ付いたり離 ....
一日目
友達の為に泣いた
二日目
自分の為に泣いた
三日目
両親の為に泣いた
四日目
兄弟姉妹の為に泣いた
五日目
貴方の為に泣いた
六日目
野良猫の為に泣い ....
世界中にあふれている
たくさんの言葉たち
きれいな言葉
やさしい言葉
愛にあふれた言葉
どれもみんな素敵だけれど
でもちがうのよ
私が探しているのは
胸にかちりとはまる
....
青木そうすけ
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[自由詩]少年の手紙(翌朝十時)/青木そうすけ[2008年9月29日18時02分]
みんなの手紙には花が咲いている
....
気持ちが軽くなる。
いい気持ち
楽しい
洗濯も良く乾く
もし一つだけ誓うとしたら
“浮気は絶対しない!”
それだけしか言えない。
こんなに単純なことだけど
分からない男が多い。
....
シャボン玉のなかの、人気の無いシャッター通りを
くぐりながら、眠れない半分の顔は暗闇の書架を見上げた。
玩具の戦争が終わったら、地平線のうしろに隠してある
重油の山を売り払って、腹が裂け ....
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