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?ジョルジュ・ブラックの鳥
美しい鳥よ
確かにその時
「私」は君を見る方法だった
?アプリオリな装置
忘れな ....
{引用=
? 雪はまだ
君の哀しみから湧き起こった
激しい風のような
無数の精霊のような
叫びの群れが
僕を擦り抜けていく
手を伸ばして そのひとつ ....
{引用=
? 春色チョコレート
ファッションを何度も変えて
すれ違ったのは
君の待ち伏せ
タイトだったミニスカートが
今日は薄いフレアーですか
降参してホテルの ....
酸の濃度にしか反応しない微生物がいるそうです。彼には、光も音も存在せず、酸の濃度だけで世界を構成しているわけです。
人間が色光としてとらえている部分は全電磁波領域の10分の1程度に過ぎず、ミ ....
{引用=
青に蒼が重なり
空の行方 風の行方
降りしきる水晶
しろに白が重なり
雲の行方 水の行方
絹は舞いに舞い
追憶の衣ははためき
旅人は斜め
....
{引用=
? 世界は 魔法に満ち充ちて 不思議
赤 が
赤く見えること
青 が
青く見えること
それが不思議
だから それは魔法
花が 雪が
光のきらめき ....
{引用=
雲の崖から
流れ落ちる虹
光は水に沈み
黄昏の彼方に
風は失われた
日々を呼ぶ
夜の匂いの中
思い出は座礁し
波のはかない仕草に
古い傷は{ルビ火口=ほく ....
{引用=
? 白い虹の風景
}
{画像=10071 ....
{引用=
青空に透けて
行ってしまった
面影はみんな
浜辺の足跡
....
{引用=
星空から
あなたは振り返る
貴女はふりかえる
ともしびに重なる微笑み
細い指先
星座へと続く階梯は
途絶えたまま
この小雨のように ....
{引用=
淡い緑の中で
逆三角形の水色が
樹を見上げると
サクラではなく
古タイヤがいっぱい
なっているのだった
柔らかなまるいピンクが
身体を歪ませながら
通りかか ....
{引用=
? あの頃が来た
扉を開けると
土砂降りの雨の中に
あの頃が立っていた
あの頃とは違って見えたが
私には直感ですぐに解ったのだった
成熟した女性の姿のあ ....
{引用=
蕾の温度の
貴女の愛
花びらを
散らすように
こぼれる
紅の 白の 黄の 紫の
言葉 透明の雫
あの日
雨の中を
歩 ....
{引用=
*註 久々の新作ですが、難解な漢字表現にこだわってみました。
よみは以下のようです。自鳴琴(オルゴール) 玻璃(はり)
坩堝(るつぼ) 変化(へ ....
{引用=
あまりに慌しい日々
今日も夕空を
眺められなかった
せめて この夜は
星巡りの旅をして
遠いあの人に
逢いたい
かなわぬ願いの上にも ....
{引用=
? コラージュ
通勤電車の空間の歪み
ポリバケツの中をワープしながら
流転する定めの憂鬱な朝
紺碧の地面に近づく
窓外の空気
遠くに ....
{引用=
薄いスカーフのように
あなたの面影は
風にさらわれた
私への叫びも残さずに
あんなにも抱きしめたかった
しなやかなシルエット 柔らかさ
....
セロハンみたいな風に包んだ愛は届いたかい
暖かい海に浮かんだ Jelly Fish
Jewelryのような南の島で戯れた
恋はカラフル ビューティフル
....
{引用=
聞きたい声を
花束のさやぎに求め
逢いたい影を
揺れる水面にさがしても
白磁の花瓶は
花を傾けながら落ちていく
闇の波紋が広がって
あの輝きに罅( ....
{引用=
虹色に燦めく
蜉蝣の羽をまとって
あなたは透き通り
去っていった
あれ以来
導く天使の声を
失ってしまったようだ
舞うような仕草が
刻印されているの ....
{引用=
ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました
君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
{引用=
花の種を撒くように
あなたはゆっくりと回転する
スカートが揺らめき
微かな銀色が
しなやかな指先から
こぼれる
それが
遥かに
風花のように
わたしに ....
{引用=
青と蒼のはざまに
すれ違う風
伝言は儚く
雲は 日常を
虚しく過ごすばかり
遙かに空を
跨ぐ人がいるのだが
躰が透けているので
気づく者はほとんど ....
{引用=
あなたの
指の隙間から
こぼれ落ちる
哀しみを拾い集め
風の自転車は
秋を走る
淋しさは旅立った
淋しさは空の彼方
だからあんなに
高 ....
{引用=
その触感に硝子は濡れ
窓の向こうに季節の音が訪れた
川と海がきらめきの水に重なり
遠いそこにも
二人だけの神話は秘められている
胸のなかの声 腕のなかの ....
{引用=
心を蝕む夢幻の色
叶わぬ願いが埋められた
星の荒野は
あの蒼天の彼方
高すぎる空の輝き
曇った大地から立ち上る幾多の眩暈
行為のシルエットをたどりな ....
世界は相対的だから
手を広げ
舞い降りるものを受けとめる私が
空に上る
世界は相対的だから
行きなずみ
とどまる私が
宇宙をかけめぐる
世界が相対的なら
殺す ....
{引用=
青空の頁に
透明になった夏を
しまい
あなたの残り香を
時の風紋にゆだねる
世界は書物であり
読み飽きるはずもない私が
虚ろに頁を繰る
わたしはどう ....
{引用=
羽ばたくものと咲くものの別れの日
そのそこに さらさらと
さらさらと ながれている
輝くものと沈むものの分かれのは ....
{引用=
瞑目の底をたどって
あなたの曲線を手にする
幾夜を重ねたその痛みの行為に
暗譜されたさざなみ
レントよ ....
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