君はまるでアン・シャーリー
夢見がちなアン・シャーリー
小さな部屋の大きな窓から
初夏を彩る青 黄 緑
小鳥のさえずり
お日様に お月様
つぶらな瞳に映して
今日 ....
紅茶を飲んで
ハチミツ入れて
サンドイッチを
ゆっくり食べる
おしゃべりして
すっきりする
リンゴ畑で
大きなリンゴ
ござを仕舞い
頭がくらくらする
時間だけが経つ
ハレ ....
白山名代
コトバコ
2004年(一年間)
文京区白山JAZZ喫茶映画館
隔月(偶数月)
主催総責任者:安田さん
実行委員:サダアイカ/キキ/小夜/ユーリ/カメ/モリマサ公 計6人
許 ....
ぼくは詩人
自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている
今日もまた
朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました
野生に生えたその花 ....
明かりが灯らない側道を
綱渡りしてきた午前1時の伏見港公園は
トラックの行き交う騒音と
今年初めて聞く虫の音に染まっていた
オレンジ色した街灯が
川の水面に反射して
誰一 ....
疑わしいうららかな日々
何かの声が聞こえる日々
もみ消した夜、それは煙草で
名残惜しそうに煙るけど
命の足音が響いた中庭
信じられない日常の中
逃げ出したのはぼくじゃないんだ
歌ったのも ....
外は暗いはずなのに
この部屋は気味悪いくらいに明るい
歪んだカーテンレールはその光によって影を作られた
ただそれだけでした
明暗のはっきりする部分なんてカーテンで区切られるほどに曖昧 ....
抱きしめて下さい…私を
幾億の言葉より
温かなぬくもりを下さい
何も言わないで
何も聞かないで
ただ 強く、優しく
私を抱きしめて下さい
愛穂(18歳)
ぼくは詩人
自分の自信に
うぬぼれは必要ない
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
学校で自分の容姿のことを言われ
ひどく落ち込んでいる
そのショッ ....
境界線が張り巡らされた世界
行き場を失ったやり切れない気持ちは
どこに行けばいいのだろう
どういう結末がまっているのか
誰も知らずに塊になって行進する
過ちも間違いも悪意も誠 ....
太陽を見ていると
目が痛くなる。
太陽なんて大した事無い
と思っていた。
太陽の光は力持ち
全ての生き物の父
太陽は命の原動機
全ての雲の造り主
日向ぼっこは
気持ちがいい
....
寝過ぎで頭がガガガガン
少しずるいことをしてしまったような気になる
歩いて2分の自売機に缶コーヒーを買いに出る
しまったぁ!
すばらしい天気じゃないか!
こんな日に夕方 ....
実のところ僕がこうして葡萄酒を喉に流し込んでいるのと
きみがグラスを傾けてやわらかな唇から葡萄酒を飲み下しているのとでは
まるでまったく別の所作のようにしか思えないのです
そうして薄 ....
最近気になる病気は あれ、なんだっけ。
思い出せない病気です
誰から聞いたのか誰に言ったのか
思い出そうとすると肝心なとこがやっぱりモザイク
ちょ、待って。あーちくしょう
髪に熱 ....
仕事のない月曜日
事務所に向かうお前の後を
朝
潮風がしみ
猫舌でいつも遅くなるおまえは
長い足ですいすい歩くから
まだ半分ねているおれは
かるく小走りだ
お前の少し後ろを
朝
....
“この世にかわらぬものなんて無い”
嗚呼 想いはなんて不確かな幻――
今まで否定していたものが
嘲笑うように裏付ける状況
今まで肯定していたものが
足元から崩れ落ちる現実
嗚呼 ....
{引用=小鳥のあおいへ}
君の目の
レモンのかおりするかたちで青い輪にふちどられた高く清んでいる空
少女だった
君は、
妻になり
母になり
私の恋人でもあって
今日、{ ....
翼は折れている
そんなことは最初から
分かっている
飛べないことも
知っている
でも
目の前に広がる闇を
飛び越えたい
目の前の絶望を
乗り越えたい
目の前の壁 ....
ぼくは詩人
立派なことをするには
基本や初心を継続する努力が大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
おじいさんに出会いました
お話好きなのか
自分のことをぼくにいろいろと ....
わたしと一緒のときでさえ
素知らぬ顔でメールチェックする あなた
コーヒーをかき混ぜる仕草で
わたしのこころをかき乱す
いつの間にかミルクを入れなくなって
ショウウィンドウに映る姿を気にして ....
昔は、どうして俺はこんなに不幸なんだろう?といつも思っていた。
すべてが思い通りにいかない世界が憎くてたまらなかった。
今は、そうでもない。思うに俺はこの世界というものを知らなすぎたのだ。
....
別れたダサ男のしつこいチョクメ
援交 けっこう もうけっこう
言い寄るイケメン 鼻毛が気になり
オールで汚れた勝負パンツ
寄せてもむりむりバストアップブラ
バンザイ ウザイ イタすぎ ....
ぼくは詩人
難しく考えるよりも
簡単に考えた方が
わかることもある
今日もまた
朝の散歩をしていると
お坊さんに出会いました
お前は何者か
詩人です
詩人 ....
恋人を待つように
明日を待ちわびる
繰り返し押し寄せる波のように
昼と夜が交互に入れ替わるように
毎日の出来事は移ろい変る
過ちを犯しても挽回のチャンスは与えられるのよ ....
ぼくは詩人
時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく
今日もまた
朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました
高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
....
そのときあたしたちはデニーズにいて
いっとくけど詩には結構本気のほうだとおもってた
「智恵子抄をよめばなにもかもわかるのかもしれない」
とおにいちゃんがいいはじめた
最近好きな女子 ....
帰らなくてはならなかった
ガード下の公園
オレンジと灰色の記憶
あれはいったい
どこだったか
ガムの包み紙の甘い香り
急すぎる石の滑り台
の冷たさ
風はどこからかやってきて
....
仔猫のチェルシー
ふさふさふわふわ
思わず頬ずり
ふさふさふわふわ
首輪のかわりの赤いリボンと
こがねいろの瞳がうつくしいね
ぼくは詩人
自分が嫌だと思うものほど
出くわしてしまうものかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
図鑑に出会いました
まるごと1冊あるわけではなく
図鑑の中の数ペ ....
凍りつく落日が、煌々と浮き上がる、
退廃の翼が燃えている丘陵地帯を
毅然としたまなざしが、顔を引き攣らせて、
走り抜けてゆく。
夜ごと、記憶の手帳に書き加え続けた
凛々しい言葉は、荒れ狂う午 ....
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