工場には
一つの巨きい機械が常に作動し
ベルトの上に運ばれる
「商品」は次々に仕上がり
( 巨きい機械を組織する
( 無数の小さい歯車達は
( 涙を流す、暇も無い・・・
....
雨は降りぬ
ツバメが飛ぶ
赤子が泣き
木にそよぐ風
ふんどし締めて
9時間の講習を受け
電車のドアにはさまれる
駅を乗り越す
ゼナを飲む
松屋の牛丼食べ
布団に入ったら
....
第七の封印
――Седьмая печать ――
碧玉や赤めのうを思わせる背後の
かがやく虹の現れた天空に座した、在って在る者
或いは吾が父である、偉大なる神は
ぶっちゃ ....
投げかけてしまうのは
簡単なことだけど
それでおしまいじゃないって
みんな、知っている
自分の足で立つことが
どれだけ大切かなんて
色んな人が色んな言葉で
語ってきたこと
それ ....
「世界」という名のパズルから
はみ出した1ピースの「私」は
いつまでも
自らの存在に、飢えている
風に揺られる野の百合や
空に翼を広げる鳥は
「世界」という名のパズルに入り ....
認めなきゃ
じぶんより志しの低いひとに
誹謗中傷されようと
認めなきゃ
ぼくはその毒にやられてしまう
夜も寝れない口惜しい気持ち
そんなものを認めていても
ぼくはその毒にやられてしまうだ ....
ポテトかじって
コーヒー飲んで
寝っ転がって
音楽を聞く
クーラーかけ
今日はグータラデー
パソコンちらちら
キーボードカチャカチャ
サンシャインラララ
川の砂キラキラ
ケ ....
090514
良くない
欲が無いから
良くならない
良くない
良くない烏が
良くない男を囓る
囓るのは狸の癖
良くない狸が良くない烏を囓る
....
090513
Kaaaaa!と鳴く
烏
烏のような目をしているね
ガラスのような君の目を
ガチャンと割って
叱られた
思い出を
ア ....
謙虚になった時に
世の中が見えてくる
高慢になった時は
人が見えなくなる
子供に好かれ
老人に好かれ
動物に好かれ
女性に好かれる
老人に心を読まれ
声は信じない
問題を起 ....
体液の水たまりのなかでまだあたたかい動かない体を揺さぶって果てた
土を掘り埋めたあとでその上で何日も寝起きした
最初の三日は泣きそのうちの二日は雨だった
僕たちの関係はいったいなんだったのだろう ....
使い古された感もある言葉だけれど
過去と他人は変えられない、未来とじぶんは変えられる、
でも僕ら大半の凡人は
後悔に酔いしれてみたり
まわりのせいにしてみたり
そんなことをして過去の延長線上 ....
蜜は甘い香りを放っていますか?
仕草、瞳にもどかしい気持ちを
抱いたのは何年振りかしら
解き放たれた温もりは
皮肉なエゴイスト
砂塵に消え去る詩人
罪は甘い香りを放 ....
美しい自然を残したい
美しい地球を残したい
美しい気持を残したい
美しい未来を子供達に
争いのない
平和な世界
一人一人の幸せの為に
生きたい。
安心を胸に
手に花を持って
....
駅東端の改札を抜け昔ながらの踏切を渡ると
南口商店街の低い軒先を飛び交うツバメ達に出逢った
桜は散ったばかりだと思ってたのに
あっという間に日傘手放せない季節となってしまったんだよね
....
休日はらんぷの灯の下に
古書店街で買った
古びた本の、頁を開く
少し引っ張れば
すぐに千切れてしまいそうな
薄茶けた頁に並ぶ無数の黒字は
遠い過去から語りかける
音の無 ....
亡き祖母の和室を書斎にして
らんぷ灯の下に
古書を開く
この和室で
祖母が永遠に眠った
あの日から
部屋の隅に置かれた受話器は
お辞儀をしたまま黙っている
背後 ....
しなびたような風にはたはたと
力なく揺れている黄色い旗
近くの小学校からだろう
校内アナウンスが外に漏れ聞こえる
時折キンとした音が混じりながら
光化学スモッグ注意報が発令されました ....
ろうそくの火を
見ながら思う
中身が変って
形は変らず
神秘的空間
神秘的時間
神秘的気分
神秘的郷愁
昔を想い
自然を想い
太陽と共に起き
太陽と共に寝る
この2年間、本当に幸せでした。
これからも私は
沢山の涙を
流すことでしょう。
貴方を想い
眠れぬ夜も
あることでしょう。
でもきっと
今日よりも明日
笑顔の時間が増えて ....
川はおびただしい死体の群れでおおいつくされて
おれたちは水に触れること無く向こう岸までたどり着くことができた
あまりにもまぶしすぎて影を無くしたまま
光を失ったコンビニエンスストアーの自動扉を手 ....
悲劇の幕明け。
死にたいと思ってるわけじゃない
でも
朝目覚めなきゃいいのに…とは願う
一言で言えば
面倒なだけだ
生きたいと思わないわけじゃない
ただ
....
イトしくて
カナしくて
仕方ないから
わたしは「夢」を視る
捉えどころのない
その想いを
苦い香の紅茶で飲み干して
白と黒の兎を
透明な「夢」
染まらない世界で追う
....
夏の縁側に腰かけて
入道雲が真っ青な空に湧き上がるのを
見ている
背後の部屋は暗くて
ひんやりとしていて
もらい物の生菓子を食べようと
手を伸ばした瞬間
チリリ
(一陣 ....
自分ヲ愛セナイ。
ソンナ君ヲ
ドウシテ僕ガ
愛セルノ。
そういった君の言葉は
言霊のいないただの雑音
君ガ愛シテクレルカラ
私ハ自分ヲ許セルノ。
君に愛されない私は
魂の ....
「おはよう」という一言で
心が軽くなる
この人はいい人と
信頼できる人と分かる
人の話しに
耳を傾け
気持ちを受け止める
何でも話せる
人を知る喜び
対等な関係
人が好き
....
真昼の月の窓辺に
通り過ぎゆく
硝子の世界
なにかが在って
なにも無い
誰かがいて
誰も居ない
ジオラマの影
週末の真昼の東京は
目を開けたまま
眠っている動物のように
....
もびいる
カラ かさ
しにん
の
ほね
ほね ほね
われる
あきぞら
の
した
むぎほ むぎのほ
ゆれ ゆうらり
ひ ....
誰もがきっと探してる
心の穴を埋める
たった一粒の薬を
誰もがきっと求めてる
この世の果ての薬局にいる
あの不思議な薬剤師を
群衆に紛れた君が
ビル風に飛ばされそう ....
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