ゆうべ見た
夢の話を

最後まで聞いてくれること
それは
頑なな蕾

慈しみの雨にも
きららの陽射しにも
咲かずにあり

  ひっそりと
     花弁の色を思案している

いつかきみの唇 触れて
眠れる森の姫のごと
ゆっくり ....
今日も手を振って別れるよ

君が小さく見えても

大きく手を振るよ

振り返りたくなるぐらい

たくさんたくさん




紅い葉っぱをとばす風には惑わされず
ス ....
 現代詩フォーラムでは投稿した詩に共感していただいた方よりポイントを頂戴できます。それは、詩の言葉を通じて心を通わせ、思いを共有していただいた証であり、とても大切でありがたいものです。ですから、その方 .... これからの人生を
海の中で
過ごそうと思う

ぼくの名前が
そうであるように
あなたのウテルスが
そうであるように

海で暮らそうと思う

どんな
巧みな日本語をあやつって
 ....
かさかさ
こそこそ

内緒のはなしは
あのね、のね

葉っぱをめくって
こっそり隠す

かさかさ
こそこそ

落ち葉に
落ち葉に
あのね、のね
 
 思い通りにならなかった過去から
 手紙が届きました

 悲しい虚しい苦しいみすぼらしい過去から

 何億と続けているこの脈拍

 えいやっと飛んだバンジージャンプ

 生ある ....
ちろちろと燃える黒い火の
生ぬるさに黒く嘔吐する
塵灰と火種に
胸は重く焦れて
真空を穿つと
はらはらと零れる灰の
薄く瞬く
かすかな衝動を反射して
静止する
膨張の瞳の奥に
光は ....
君の為に書こう。
君に向けて書こう。

そう決めて、
昨日一日、
ずっと考えたけれど、
何も書けなかった。

だから、
平凡だけど、
こう書くよ。

お ....
{引用=

 吹かした煙といっしょに、行っちゃうかと思いました
  
 薄くなりましたね、背中

 このビルが潤うたびに、課長さんは枯れてゆきますね

 決して幸せを期待できない結末に ....
毎日 違う朝なのに
ありきたりと
つづられる

こいこがれて うごかない
待つだけの 人は さておいて

違うことを みつけるめは
たやすくないようで
単純で

今 生まれた
 ....
白いノートに
木を三つ書いたら
それが森になりました

空を支えるように
枝の真似をして手を広げれば
わたしもまるで木のようでしたが
何かが足りない気がして
淋しくなりました


 ....
目を閉じる
瞼を、それは落ちていくのかもしれない
いつもより低い世界で目を覚ます
見上げることしか出来ない
そこから始まる一日が
そこにある


青空に
誰かが口笛を吹く
開いた本 ....
この
てのひらに届く
吐息のような
君の伝言


手が届かない切なさ
抱きしめられない寒さ


その孤独が私に
乗り移ればいいと
おもてに飛び出してはみたのだけど


刺 ....
寂しがり
嘘つきで
夕暮れにも泣いたりしない
強がって
爪先で
ねえ、
迷いくらい蹴飛ばしてよ


君の笑っているところが見たい


赤信号
一番星
黄昏の寂しさ
 ....
やがて光が空から降りそそぎ
何かの形になると
それはわずかばかりの質感をもって
わたしたちの背中を押す
わたしたちは少し慌てたように
最初の一歩を踏み出す
でも決して
慌てていたわけでは ....
もう雨が降ると息が白い

プラットホームは痛いほど凍てついている

出来損ないの私の影を穿つ雨

午前六時三十分に青い電車に乗る人 他人の朝

水溜りよ青は無残に散乱する

どこへ ....
君の知らない深い悲しみを
僕は背負って生きている
そして君も僕の知らない過去の残骸に
足をとられては涙を流す


この街のプラタナスも深まる秋の気配に
すっかり色づき始めたよね


 ....
小さくて

可愛くて

甘すぎて


少しの熱で

すぐ熔ける
 
星の駄菓子


まるで


恋心



今宵の涙を

緩く固めて


鋭い三日月 ....
遠く鮮やかなコンコース
目を細めて見つめている
限られた空は 狭いがとても高く
ゆっくり目をしばたいてから
君は静かに体育館へもどった





君の青ラインのシューズと
 ....
真っ赤な苺をミルクの中で潰して、その中に1があったってだあれも気がつかない


あなたの「あ。」と言う声、1ですね











                 ....
・・・次に煮込みハンバーグの中に0を入れます

膝の裏に0がくっついたままだって、言った方がいいかなあ










            風は0っぽい匂いでした
 ....
枯れ落ちる
葉の上に声を震わせて
蒸散することのない深さ

やがて機能しなくなるであろう涙の透けた色に眩暈して

ああ雨の夜の崩れゆく{ルビ慟哭=どうこく}
スローモーションの叫ぶ先に
 ....
時計の秒針を追いかけて跳躍する
目の中で止まる動き
さらには滑り落ちて
  沈み
耳の中で方向を見失う
犬のようにではなく
あくまでも人の成れの果てとして
この(檻)の中で暖まる
外は ....
そこのT字路を左に曲がると
思わぬ出会いが待っている

見たこともない
まだらの猫とか

不思議なにおいのする
メキシカンコーヒーだとか


八百屋でおまけを してもらって
もら ....
愛しているようで
愛していなかった
それから落ち葉のように
視線は虚ろだった

何を着ても似合うのは
君のせいじゃないから
心配しなくていいよと
よく言い聞かせておくことにして
僕は ....
芝生を背にして仰向けになれば
溜息をこぼしても落ちることのない

空がある

青を吸い込んだ瞳を閉じると
そこには海が広がっていた


青空の公園で
僕は一羽のカモメだった

 ....
幾重もの等圧線の下で
雪虫たちは急いて冬を配り
息を白くするあしたは
ドアの外で待っている

羽根のように
踊り
うたう
白のひとひらは冬の鱗

北のまちでは
夏の半分と
秋は ....


鏡に沈む
愁いは波紋となって
私を揺らす

深さの計り知れない底から
ひきあげて
ひきあげて起し
唇に秘密を添えて
黒髪を噛み薄ら笑う
見苦しくはないかと

歪なのは私 ....
人になった人魚は毎夜
海を見て泣くという

そうだろうか

脱ぎ捨てた過去には
もう2度と
袖を通すことはない

どんなに
やさしくあろうとも

もしも
私が人魚な ....
落合朱美さんのおすすめリスト(2868)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんなふうにしてあいを確認してきたよ- umineko未詩・独白6*05-11-11
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落ち葉のプレリュード- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-11-8
金平糖- 士狼(銀)自由詩8*05-11-8
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ゼロゼロ- ふるる自由詩3*05-11-7
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彎曲- 仲本いす ...自由詩5*05-11-6
野辺場の秋(November_Falls)- たかぼ自由詩305-11-6
青空の公園で、僕は一羽のカモメだった- ベンジャ ...自由詩11*05-11-6
冬のひとひら- 銀猫自由詩11*05-11-6
鏡目録- こしごえ自由詩12*05-11-6
もしも私が人魚なら- umineko自由詩9+*05-11-6

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