どれくらい寒がりかって?靴下は履いてお風呂に入ってるけど


高校生二年の僕とすれ違う冬の深夜のゆめのさかみち


爪はなぜあるのだろうかマニキュアを薬指だけ塗って出かける


薔薇 ....
中学校の図書室で
詩の書き方という 本をひろげた

文芸部に入りたてで
それなりに 真面目だった
そこで 出会ったのが
高村光太郎様作 火星がでている である

ひと読み惚れという言葉 ....
言葉遊びに嵌ったら

これがなかなかの迷い路

右往左往して そらを見上げる

亜麻色の髪をこがねに輝かせ

少女は 湖一面に映った満月に

いったい どんな祈りの言葉を放 ....
{引用=
くり返す日々の中で 薄れてゆくものがある

流れゆく{ルビ時間=とき}の中で 根を張るものがある

切なさが泣くことを止め 愛しさの泉になるように

狂気が走るのを止め 懐かし ....
日溜まりが好きなこの手の願いはただひとつ

あなたの笑顔を見ることだった
魔法瓶に夜空をみたし
ほの明りの朝、遠足に出かけた

あいさつをしたら
光の丘で
化石だった風が
重く熟して
翼となった
種子
小さく{ルビ瞬=まばた}きをすれば
霧散している光へ ....
邪魔な清いものから葬る
熟れた憎しみは
やさしい殺し方を知っている

刺すかわりに 微笑み
逃げられないように 思いやる

決して ひどいなどと 回りにはみせない
とどめは 自 ....
寝ている猫の鼻先で
小さな風がうまれます

 小さな風は
 小さなうずまき
 うずまき
 いくつも
 転がって
 うずまき どこまでいくのかな
 うずまき まっすぐ転がらないから
 ....
ガラスの窓に近づける
湯上り 頬が 体が
滴の残る 洗い髪が
外気をひろい
火照ったのを
冷ましてゆく

くもったガラスに
呼べない名 を記して

人差し指は
その名を容易く
 ....
すこし開いた雨戸の隙間
赤い閃光
もうこんな時間だった
のか

布団の上を横切る
夕陽の直線
狭い 
うす暗い部屋だから
よけいさみしく

赤 にじんで
世界とのつながりは
 ....
鎌倉に住む私は
古びた寺の庭園の水の滴で岩を掘る
{ルビ水琴窟=すいきんくつ}の{ルビ音=ね}を忘れ
日々グレーのスーツに身をまとい
コンクリートの街並みに染まる石像群の一人として
朝の川の ....
咳がひとつ
窓を抜けて
枯草のなかに逃げた

草むらには
どうやら微熱の欠片が
カマキリの卵のように固まって
冬をやり過ごそうとしているらしい

わたしは昨夜見た夢を覚えていない
 ....
目覚めると
わたしはちいさなこどもだった
ゆめが まくらからながれだしていて
手のひらで隠すと
輝きを益した


水曜日が 机の上でそっと息をしている
かわききった波が
部屋のなかを ....
真夜中の浜辺に独り立つ
君の{ルビ傍=かたわ}らに透明な姿で{ルビ佇=たたず}む 詩 は
耳を澄ましている

繰り返される波の上から歩いて来る
夜明けの足音

君の胸から{ルビ拭=ぬぐ} ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯いた
アスファルトが好きです、って目つきで


いま
手のひら
差し入れたポケットが
 ....
見えぬが故に
彩り溢れ
語れぬが故に
言葉繁り
聞こえぬが故に
音色輝く

何れが引き潮か
何れが満ち潮か

何時の時にも
円は丸く
影をうつすは
鏡なりや
少しづつ 咲く花も
少しづつ 枯れる花も

同じ時の中で 生を流れる

めざめて
めばえて
よりそい

続かなくなる息なのに
止める事に こだわり

いつまで夢をみるの
 ....
あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか


あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ


磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
 ....
青い表紙アルバムの
厚さの分の年月と
重さの分の思い出が
一頁めくるごとに
セピアの匂い
胸にあふれる

微笑み手を振る
写真の中のその顔は
ふくよかな紅色の頬も
まるく黒い瞳の色 ....
牡丹雪の日は君を迎えに行く
傘は持ってゆかない
いつだって
君は雪を掴もうと傘を飛び出してゆくから

町の街灯の下で
やさしい君が待っている
ひっそりと
ゆるやかな呼吸をしながら私を待 ....
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ

くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ

青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
別れは
恋のデフォルト
だから

デザート
みたいなもんです
 
 
 
年が明けてから まだ太陽を見ていない
外には{ルビ只=ただ} 冷たい雨音

静かで薄暗い正月


神棚に手を合わせたら
{ルビ揃=そろ}えた足元の床がへこんでいた

町では偽 ....
プロント入ったアキバのサテンで
何故か君に出会ったよ
孤独な魂の叫びを聴きたいと
君は誓いのリングを探す旅に出た
確かにこのサテンはネットで繋がっている
居ながらにして魂たちの叫びを聴く事は ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
希望があることの無意味さに

いつしか慣れていく

そのいたみを ぼくはどこかで覚えていた

生まれながらに色をしらない この左目でとらえた

一羽の鳩のような白く優しいひかりを

 ....
ぶどう糖の固まりが

雪だったら

すくいあげて

口いっぱい

頬ばりますとも

そうじゃないから

私の足は

帰り道を

ひたすら急ぐんです
 僕の中には宝物がかくしてあるんだ

 だれも知らず

 実はぼくも知らず

 眠りに落ち

 リセットされた朝に

 ぼくの真実が

 ぼくの宝物を垣間見せる

 つぼみ ....
大声はり上げても

列車の通過の轟音で

まったく聞き取れない

そんなCMが昔あった

ぴっぷ…

まで言った所で

電車が通過で以下まったくの

不明瞭

資本主義 ....


望んでごらん
何でも手に入るよ

君が望むなら

君は夢にある小川を望む
切ないほど優しく流れる子守唄のように
たゆたう小川

君は永遠の花火を望む
黒い貴婦人の胸に輝く ....
落合朱美さんのおすすめリスト(2868)
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