水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏



 砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜



 8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
長い眠り
    そして夢
彼は水の底で 海の底で
静かに
雌伏の時を過ごしていた
そして眠り
またも眠り
心地良い水のゆらぎの中で
彼は際限なく眠りつづけていた
動乱の前の
不気 ....
このうそつきの唇は
あなたの耳に嘘をつく

このうそつきの唇は
あなたの唇に素直になる。
白い
湖の上に立って
寄り添いながらじゃれては離れる
二匹の犬を見ていました
灯台の麓では、おじさんが夕暮れの写真を取っています
私に気づくとレンズが光りました


孤独が

 ....
双子の兄弟が天秤の右と左に乗った
同じものを食べ同じものを着ているのに
右にのった弟の方が重かった
弟が髪の毛を数本抜いて
ようやく天秤は釣りあった
天秤から降りると
母親は二人の ....
街の上で
朝を 投げている

小さな 丸い 飛沫が
きらきら ころがりながら
あふれかえる

夜よ
よき 友人よ

くりひろげられる
問いの多くを 吸い取り
泣きな ....
裏も表もないよ
毎日つまらないね
何してても
つまらないね
何も面白いことなんかないね
どんどんなくなるね
お茶飲んでビール飲んで
音楽聴いて映画観て
歌って踊って叫んで恋して
やっ ....
ほほを伝う

つめたいのかあついのか
肌に、にじんでゆく
幻聴ではなく{ルビ潮騒=しおさい}の。
いえ
ただの涙ですけれど…

守るものは魂
あんなことや
こんなことが
あった ....
自らの愚かな手で
目の前をさえぎる沼を
つくり出してしまった時は
でくのぼうとなって立ち止まり
かけがえなき友の背後から吹き抜ける
風の言葉に耳を澄まそう

私は木になりたかった
幾 ....
忘れない根に持ちますよわたしは、と言う君みたいな雨のはじまり

残っている洗いざらしのTシャツに君が選んだセッケンの匂い

あたらしい季節へ線を引くような雨あがりの青い空とは

あおい ....
   こよつきよ              
   ここにもちから およぼせよ。

   夏草ノ原 草ノ海原。


 ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
      ノノノノノ ....
独りだとときどき
夜空と自分の境界線が分からなくて
不思議
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
わたしが指差したすばるを
あなたは見えないといった

わたしたちはずっと
違う世界を見ていたんだね

これからも ずっと
朝もやの白く輝く始発待ち数え集まる雀群れゆく

階段を踵から踏み上がるとき日がのぼるのを見て見ないふり
降り立った夏の停車場せみたちの鳴き声拍手喝采のごと


実家へと歩く田園風景のさびしきひとりと描かれる夜


秘密基地としての廃屋いまはもう月光だけの棲み家となりて


失った記憶と ....
不安定な空から

雨が降ったり

また降ったりしている


陽の微妙な生暖かさが

人々の肌の上で遊んでる

春が夏を引っ張ってんだ



出会うことと気付くことの交差点 ....
瑞々しい感情など
とうの昔に失くしたと思っていた

ワイシャツの襟汚れに
靴下の泥汚れに
石鹸を塗りつけ
揉み洗いをする手

夕飯の買出しに行っては
20円の値引きに目が留ま ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
俺の見つけた法則

聖子ちゃんカットの女の子が走ったりすると
必ず前髪をそろえながら走るいう法則

凄くイライラしたこと

久しぶりにバッティングセンターへ行った時
球が当たらなくてイ ....
朽ちる物質はいずこへ
俺の動脈に記憶される
一つの日時計となる

形なき真実はいずこへ
真心という舞台に
役者は惰性の流れ
さらに垂下した綺麗なカーテンが
それなのか
せつなき寂しき ....
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
穏やかな平行の視線
温もりのすき間に
優しい花を飾って

大きさの違う手のひら
重ねても埋まりきらない
埋めなくていい

近付いて
震え
離れては
響く

声も
色も
匂 ....
海を見に来た
レモンイエローが眩しい
無数の砂に混ざる一つの割れた貝殻を海が抱く
破片となった貝殻も
またこの地球上のどこかで冒険を

波の音は小さいほうがいい

汗無き対話で安定を望 ....
夕暮れ部屋の中で
君はキットカットと
出掛ける支度に夢中
俺は鱈のムニエル作りに夢中

いつものまな板の周りに
時々の鱈が甘塩で二切れ
その親愛なる白身を
俺から奪わんとするエノキとシ ....
カット!

違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
目が覚めたら
隣の布団は空だった
一階の天井と二階の畳
布団と枕
の むこうから
聴こえてる今日
ああ
私がいなくても
今日は勝手に始まっている
このまますうっと消えてしまったら
 ....
ゆっくりと曲がった
あなたの
スニーカーの最後の踵が
ビルの角に消えるのを
見ていた

喫茶店で
飲んだのは
なんだったんだろう
もう一生
思い出せないかもしれない
渡そうと思っ ....
財布の中で
二度と巡り会えそうもない指の動きは
千円札と別れる為

明日も会ってくれるのか
どうかもわからない恋人の為に
今日もまた財布に指を入れる

そして俺と君は
野球場でホーム ....
子どもの頃
毎日なんか 食べられなかった
母さんと おつかいに行って
ときどき買ってもらって
店先のベンチで食べた
さほど高くもない
小さなカップのアイス

嬉しいのは
冷た ....
落合朱美さんのおすすめリスト(2868)
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