「私のひと押し詩人」というテーマでの依頼。
ひと押しというか、好きな詩人は、

1.有名で今さら紹介する必要もない人
2.ひっそりと書いていて紹介なんかされたくない人

だいたいこ ....
 たとえば
 おおきな海があったとしたら
 底には何を置きましょう

 昨日忘れた風のうた
 話せなかったほんとうのこと
 のみ込んだ鉛の心


 たとえば
 そこにゆけたとし ....
木葉からもれる独り言を浴びる
風は羽をからかいながら、

ツートーンの一瞬

鳥が夕にけたましく鳴く
なーんも、やる気せんわー。



俺もー。

俺もー。

俺もー。

俺もー。
みんみん島のミンミン
みかん好き

頭にみかん乗っけてる
風が吹いてもみかんは無事よ

ミンミンみかん頂戴

やよ

みんみん島のミンミン
ミシン好き

手作りのお洋服とバッ ....
そっと
なぞる
なぞ る

 つみかさなった
  夕べの
   夕日の
      赤
   重さの
  重みの
 重なり
心の
 芯の

構築されてゆく
{ルビ恋恋 ....
 立ち止まる午後
 見上げる空
 見下ろす街
 切り取った直線のシルエット
 時は規則正しく歩き
 赤で止り
 青で進む
 直線の上
 歪んで転がるもの
 わき目に時は行く

 ....
光源のない白い光に満ちた中を
球や三角錐や立方体の闇が
行進する

思考線をよぎる空中魚族

(この椅子に坐るといつも
 感応しようとしすぎてneuroticになるんだ)

その視軸 ....
美しいものを見ると
なぜか哀しくなる

そう言ったあの人は
ときどき
儚さに目をそむけて

今日も人を殴る
    たとえ明日は裏切ろうとも

たとえ明日は 裏切ろうとも
きょうは 裏切りはしない
さあ わたしの生ま爪を剥ぎとるがいい
だが きょうは 裏切りはしない

わたしの勇気のほ ....
寒冷に順応できず
やがて
命を奪われかけて
それゆえ
灼熱


灰と 火柱と 黒煙と


好き好んで
化身となったわけでは無いのに

ただ
寒さに耐えられず
ただ
冷た ....
言葉になる前の言葉から
鳥は滴にしたたり降りる
空になり木になり土になり
重なる光にひらきひらかれ
目をふせ ひろく
ひとつにたたずむ


夜の雨音の冷たさが
肩から腕へと流 ....
青の月影ふくらん で

継がれ た空 は雫いろ

宵越すカラダ忘れ 際

遠く瞬 きシズ メタリ


  ユ ゥスズムコエタカ クシテアツ クナリ


さめた眼射しアンチ
 ....
あなた
小首をかしげて
地面の底の
深く流れる息遣いを
その深い色した瞳に感じて
あら、生きていたのね
なんて
おちょこでしっとり日本酒を
なめては池の月影を
ため息ついては細くなり ....
虹のカケラ探して 
一人たたずめば
なつかしい道
琥珀の光
思い出してみれば
ふるえてしまう背中

重なった指先
虹を宿して
止まった歯車動き出す
白く閉ざされた世界
{ルビ朱= ....
堀端をそぞろ歩く昼下がり

みなもに跳ねる煌めきの渦

キラキラキラと乱舞する

照り返しは石垣にまでめり込ませ

ユラユラ踊る水玉模様

ぷくりとコイが顔を出し

ぽかりと波 ....
裏側を見る
裏側に 目をこらす

物事の
すべての裏表
人の中の
すべての裏表
目に見える
太陽にその目を灼かれる
明るい光のもとでは
目に見えるものしか見えない
目に見えない
 ....
その女の乳房は
四月の桜のように満開で
うすももいろの
空にも恥じない明るさである
肌色は世界に開き
柔らかな匂いで部屋は満たされる

私は小さな白磁の杯で
そうして
お前の笑顔を嗜 ....
  とうめいな みずが

    ゆるり ゆるりと

 うたうように たゆたう

   ひなたの ぬくもりを

   ほのかに あびながら

しあわせそうに たゆたう

    ....
ねこみみの新幹線が
魔法陣の街
すべる

すべる

あなたの
腕でブレーキを

かけたり
遠ざけたり
ふざけて腕を
組んだり

甘くみみを
噛んだり

笑いあって
 ....
流れ星を見た。

うつむく彼の頭撫でながら
見ていたら
すっ
すっ、て

花火大会の余韻も
冷めやらぬ私の頭上
初めて見たよ。
2つも。

髪の毛をかきあげたら
鳴くんだよ
 ....
銀の柄を握って
車輪を回していました

沢山の貝が車輪の下から生まれてきたので
焼いて食べたり
髪に飾ったりしたのです

髪は細かく編んで
魚を獲るのにつかいました
魚のヒレはいつま ....
いかつい アスファルトに
息のように 降り続けていた
電柱の 灯

夜の空に おしかえされた
雨に 流されている

かきん と ついてる
ガラス の 冷たさ

なじまない  ....
話したいことは
たくさん
でもあなたが
そばにいると
話せない
嫌われたくないから
あなたのことを
見ていたいから

緑に染まる川沿いを歩く
白い花がいくつも流れている
八高線の高架下
電車が通るたび
元の樹を離れ 
降っていたのだった

周りの遊歩道はそこだけが白く
ぽっと明るい
故郷に降る ....
久しぶりに実家に戻ると
父はまた少し小さくなっていた

質量保存の法則というものを
信じるのであれば
生真面目に生きることを止めようとしない父は
きっと
何処かで
何かを
与 ....
{引用=
空から
ぶら下がっている

スイッチの
紐を

一緒に
引こう



月が
常夜灯の
ように

琥珀色に光って

僕たちの
最期を

しばらく
映 ....
老人ホームの送迎車から
半身{ルビ麻痺=まひ}で細身の体を
僕に支えられて降りたお婆ちゃんは
動く片手で手押し車のとってを握る

傍らに立つ僕は
宙ぶらりんの麻痺した腕と脇の間に ....
砂利道を歩いていたら駐車場に入り込んでいた
小さなアパートからぼんやりと光が放たれている
こちら側に足を向け男が寝転んでいる
手には携帯を持っているようだ
テレビがついていてちらちらと画面が動 ....
憎しみを憎めぬ己に目をつむり走りつづける霧の日の朝



手をつなぐふたつの季節の境いめのついばむ鳥さえいない花の実



何もかも光も土も不確かな滝のように流れるふち ....
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手像の指- 服部 剛自由詩9*05-6-26
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霧の日- 木立 悟短歌605-6-26

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