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 さようなら  将来に死に装束を着せたすべての心臓たちよ



 他人から見れば大したこともなく第一話ばかり毎週流す



 分岐点で失敗→リセット…そういえばセーブした場所なんて ....
カラビナ、切っていくんだろ
お前の自我が燃えている
こちらの電車が燃えている
スタンダードな鉄柱の
かすれた声は裏側に
山手線の内側で
正しい摂理を殺したら
徐に雨が降っていた

足 ....
{引用=
それは久しぶりに口を開けたのでケーキをつっこんだら美味しそうに食べた
長年口だと思っていたが呼吸もしないし食事もしないので不安だったのだが
こうなれば他に食べるものも調べたいと思ってた ....
夏をつれてくる妖精がいないから冷やし中華を初められない


泣きながら闇夜に響く帰り足コンクリートは{ルビ夏=プール}の青み


ウェディングドレスの中で夏に埋む指の日灼けを抱いて遠くへ
 ....
透明になる
季節の変わり目には
どんどん色素が失われ

地図上に引かれた
ぶっきらぼうな交差線を
どんどんほどいていく


今日をほどけば、
明日のかけら
冬をほどけば、
春の ....
南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


 ....
さよなら
を言いそびれたから
本当は帰りたくなんてなかった
日比谷線が
たくさんのさよならを詰めて
こうこうと光っていく

あの向こうへ行きたいな
苦しくなんてないけれど



 ....
終わりだ
と思っても
まだまんなかだったりする
ずるいよ、世界は
球形なんだ
トップもない
ビリもない
ただ人々は
人々のまんなかに
いるだけ


嗚呼、
世界のつぎ ....
ごめんね、


地球では、


人が死にすぎてしまって、


地球から見える場所に、


星がこんなに増えてしまった、


満天の星空、


と言って、
 ....
水風船われた
いつだって世界は僕のものではない
遠すぎる場所のことをうたったところで
僕のちっぽけな道は途切れたまんまだ
蝉しんだ
このまま地獄へ帰ってしまおうか
切ないことばかりを言って ....
透明な夜空は
脳がものをみることを
なまけてしまった人が見ると
満点の星空なんて映し出す
本当は何もない
ただ地球は孤独なんだということを嘲笑う
真っ黒がそこにあるだけだ
そ ....
 とろりとした夜に


 とろりとしそこなったセックスをしながら


 ふたりは


 2は、どうしたら1になるのかを


 しゃべりあった



 1を、
 ....
耳をふさぐと雨は遠くの国みたい 目をふさぐのをためらいながら



台風の日だというのに 僕たちに降る風はもう諦めている



キャミソール の 裾 を破いてもう少し生 ....
「自分は?」と聞くのが恐くて 孤独ってあんまり美味しくないの知ってて


矛盾って何だったっけこの問いに答えるための言い訳だっけ


切り裂かれる桃から見たらまっ白な世界の広さにや ....
ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける


20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ


空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう


 ....
月曜は、月がよろこぶの、
自分の日だ、って、
新月でもないのに、
月が飛んでいく。

二時ごろ、
線路に立っていると、
へんなかたちの電車が止まる。
車内は奇妙にあかるくて、
気がつ ....
ぼくの部屋の電気を消すと、カーテンが発光して、それだけになる。隣のマンションの窓がすぐそこにある。昼間、すこしだけ部屋を覗いたら、そこには書類や分厚い本が重ねて置いてあり、おそらく研究者か、その類だと .... フラッシュが焚かれて君は三歳じゃ作れなかった微笑みをする


「帰ろうって決めたのはいつ?」「おとといの君の電話が二度鳴った時」


空なんて仰がなくたって小銭入れの中に銀色の桜ひ ....
{引用=
恋とか、愛とか、人間関係とかじゃなく、
逢うということに、ぼくは退屈を感じていたのかもしれない}




わたしも?



ときみが驚いた表情をした。それはそうだろう。 ....
からっぽの
そしてからっぽであることにためらいをつけて
せかいがぐるんぐるんまわる
かそくどはじゅうぶんについているのに
もっと、もっと!!
とだれかがせかすことによって
ぼくたちはなりた ....
あなたからLCVEというものをもらった
なんですか
ときくと
かけちゃった
とあなたはにがわらいした

よくみるとそれはLOVEのOがかけているものだった
どおりであなたがさいきんかえり ....
 


 結局僕らは、手を繋ぐことも恐れていたから、きっと、人間なんて外枠は、どうでもよかったんだね。感覚で繋がる、思いは繋がっている。「繋がる」なんて言葉の嘘を、僕らはとうに見破っていた。不器 ....
あたしのしんぞうには
たまごをいっこかっていて
ママがいうには
たいせつなひとのために
とっておきなさいって


あのねママ
そのたまごは
かえるの?
もうすこしで
なにかが
 ....
あんたの短歌はフルーチェの匂いがするね愛しいだけさ


真白なTシャツで作ったフラッグを振る死んでも名前は同じでいたい


眠れないのは誰のせい深夜音楽番組を片っ端から惚れる土曜日

 ....
しねぇ
しねねぇ

からからの空気の中で
やべえ俺18歳だった
呼吸してやがる
目も覚まさねぇ
やべえ俺オカマだった
おほほほほほほほ

プッチンプリンのでっかいの
食ってる時が ....


るるる
時には名もないあなたを「あなた」と呼んでみる
「あなた」 あなたはふりかえる 顔のあるあなたは
時として 「あなた」ではあるものの あなたではなくなってしまう
時がある 「あ ....
パイの実がすぐ空になる すぐ空になるものがあと一つだけある


一人では食べきれなくて汚された皿の匂いは部屋の匂いで


単純な作業に終われああ今日も八年前と同じ青空


「何」と打 ....
望月 ゆきさんのピッピさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】メジャリカ・マジョルカ- ピッピ短歌1908-3-19
カラビナ、切っていくんだろ- ピッピ自由詩1808-2-11
それに関するいくつかの事象- ピッピ自由詩607-10-17
【短歌祭参加作品】ゆめのなかのこいびとたち- ピッピ短歌1106-7-28
フューチャ・コンストラクチャ- ピッピ自由詩806-2-22
短歌を書くときは書くことの十倍の文字を考えている- ピッピ短歌1306-1-27
本当に出て行くのならばドアからでなくてもいい- ピッピ自由詩1205-10-17
まんなか- ピッピ自由詩1305-10-2
空、ごめん、- ピッピ自由詩905-9-26
切なさ大爆発(夏のせい)- ピッピ自由詩6*05-9-4
天体観測- ピッピ自由詩805-8-24
2は、- ピッピ自由詩905-8-12
- ピッピ短歌1305-8-5
残滓- ピッピ短歌605-6-25
K- ピッピ短歌21*05-5-30
月曜の夜- ピッピ自由詩505-5-28
うすぐらく、ふかい部屋- ピッピ自由詩705-4-20
わかってる- ピッピ短歌705-4-11
逢えてよかったひとなんていない、とぼくは思ったんだ- ピッピ自由詩505-3-5
その一歩- ピッピ自由詩405-2-3
LCVE- ピッピ自由詩704-12-7
コバルトブルー99%- ピッピ自由詩1804-11-14
たまご- ピッピ自由詩604-10-21
十年後から- ピッピ短歌1104-10-4
しねぇ_しねねぇ- ピッピ自由詩1004-8-24
あなたが_るるる_そこにあるということ- ピッピ自由詩804-8-3
ひとりぐらし- ピッピ短歌6*04-7-4

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