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君のハナウタまねて
風に乗る自転車
目指すは君がいるハズの曲がり角
忘れていいことより
忘れたくないことのが多いから
いつもいつも胸はいっぱい
楽しいことだけを集めたら ....
それを見つけたのはもう随分昔です
早口言葉みたいに呪文みたいにお経みたいに
聞き取れないような音で速さで
青で赤で黄で鮮やかな色彩で時に真っ黒で
真っ直ぐに進んで行きました
....
お昼時の込んだ食堂で
ヒロシ君、と呼べば
3人は振り返る
ヒロシ君はクラスの中に2人はいる
ヒロシ君はテレビの中に5人はいる
ヒロシ君はヒロっちゃんと呼ばれることが多い
らしい ....
いってらっしゃい
と手を振り
別々の時間が始まる
あなたは電車に揺られて会社へと向かい
わたしは洗濯をはじめる
あなたはお昼頃わたしを思い出し
1時にはわたしを忘れる
わ ....
遠吠えする犬と
ただそれを聞いているだけの空
消化しきれないメロディは
この地に降りて
雨に流され
水溜りとなる
雨傘を揺らして
男の子
長靴で踏みつける
その波紋
....
仕事をやめたいやめたいと毎日泣きそうな顔で
働いているCさんは
今年で勤続十年表彰されて金一封
旦那と別れたい別れたいと
言いつづけたHちゃんは
第二子ご懐妊つわりも軽く順調
親な ....
あの子が私の為に林檎の皮を剥く
くるくると細く長く
細く長い指で
それはやっぱり途切れずに
あたしに笑いかける
林檎の皮を最後まで切らずに
くるくると剥けるあの子
を ....
許したと思っていたことを
許せてなかった
忘れてしまったと思っていたのに
忘れられなかった
台所で
風呂で
ふっとひとりになる
重ねてゆく日々の小さな落とし穴のような ....
溶け始める体
水にふやけたパルプの弱弱しさ
地に一番近い場所から
飲み込まれていくように
悲しみは解き放たれず
ペディキュアももう剥げてしまった
ひとつ、思い出 ....
情けない君を
使い古した毛布にくるめて
その窓から
捨ててしまおうかと
思った秋の
寂しさとか
心細さとか
風に吹かれる葉っぱとか
おいしいきのこに
躊躇した情け ....
毎朝揺られる電車の中
同じ駅で降りる男の子
名前は知らないけど
きみどり色の靴を履いてたから
ピーターと呼ぶ
夢見がちな顔で上の空
フーセンガム食べてる
でも口笛は吹けない
....
君に伝えたいことを
ぼんやりと思い出していたら
冷たいペットボトルが
置きっぱなしのまま汗を噴いて
机の上
書きかけの手紙が
濡れてしまった
こんなことで
泣いてもいい ....
果たせなかった君との約束が
ちゅうぶらりんのまま
泣きたくなったら
どうしよう
くつのかかとが
すりへってしまっても
よかったんだ。
朝、とても慌てていて
とにかく、慌てていて
うっかり捨てそびれていた
穴のあいたパンツをはいてきてしまった。
気がついた時には
私の体は宙に舞っていて
遠くで
誰かの叫ぶ声がして ....
望月 ゆきさんの大西 チハルさんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ハナウタ
-
大西 チ ...
自由詩
2*
05-9-21
いのち
-
大西 チ ...
自由詩
12*
05-8-7
ヒロシ君
-
大西 チ ...
自由詩
14*
05-7-6
バランス。
-
大西 チ ...
自由詩
9*
05-6-7
6月
-
大西 チ ...
自由詩
5*
05-5-7
三日月のてっぺんで恋人を待っている
-
大西 チ ...
自由詩
12*
05-4-12
林檎
-
大西 チ ...
自由詩
4*
05-3-11
嘘つき
-
大西 チ ...
自由詩
12*
05-2-25
再生
-
大西 チ ...
自由詩
4*
04-12-2
情けない二人
-
大西 チ ...
自由詩
7
04-11-18
ピーター_ピーター
-
大西 チ ...
自由詩
5*
04-11-9
時間
-
大西 チ ...
自由詩
4*
04-11-5
約束
-
大西 チ ...
未詩・独白
4*
04-6-2
死ねない日。
-
大西 チ ...
自由詩
13*
04-5-31
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