今。

今火葬場なんですよね。母が亡くなりました。

コロナ禍での入院なので、あんまり会ってない。6月のあの夜、急いで実家に帰った時から、ぼんやりわかってた。緊急入院。カテーテル治療。でも、あ ....
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
A401
部屋に書かれた数字に
1人ぽつりとそこにいる
2525、そんなパスワードで嗤えるかよって
真っ白、ベッドに横たわる

A401
ホテルの端っこにそれは位置して
そういえば私の ....
虹のかかりそうな空の
抗えない速度の下で
私は雨に濡れ
乾き
また雨に濡れる

生まれた時から
生きることを強制され
生かされ
死ぬまで生きねばならない
たとえどこかが欠けても崩壊 ....
夜のはじまりからおわりまで
景色がどんどん加速する
置き去りだって標識は言うけれど
止まってしまったらどうなるか分からないんだ
地面を擦る音ももう聞こえない
光の線と対になってし ....
茜さす
老人のベッドにも
子供のホッペにも

立ち止まる
荷台に括られた硝子板が映す
へつらった曇り空

思い出す
お互いにアクリル板を見つめてる
私/老婆

茜さす
厚塗り ....
君のわがままを
わたしのわがままを
ぶつけあって割れたほうが謝る

いつの日か粉々になって
混ざりあえたらいいね

写真の中ではふたりが笑ってるから
涙が出てくる
花が咲いた

わたしの頭に
きれいな花が

とりえのない
わたしに
とりえのない
あたまに

人は近づき
はなれていく
花に近づき
はなれていく

わたしは
わたしの名 ....
伝えれば 伝えるほど
孤独になっていくんだね

吐き出して 楽になるのは
臆病者なんだよね

その軽さに相乗りして
ふざける奴もいるだろう
注意するのは身の危険だ
賢者は黙る
やり ....
傷のない明日の西陽を
寒くない風も 一緒に
蚊に刺されながら吸った ベランダで
脳みそをごまかしてる意味という意味を
取り出して木彫りにした
明日の夜見る夢に三色ペンも
蝉に鳴かれながら拾 ....
冷たい雨

青い雨

ノイローゼのように震える雨垂れ

記憶を宿した暗い雨

金色の雨の音

昆虫たちの巣に流れ込んでいく雨

秋のやらずの雨

湿った車の音

国境に ....
あぐら歌膝花札またかポエム絵柄であらよっと 夜風
白銀色の月光り
かじかむ指先の、爪に落ちて、ちいさく照らし返す

甘い潮の香

はなうら 花占 花占ら
月明りの浜辺に咲き
揺れている花々を
一本一本摘んでは花びら千切り
時 ....
田舎に行かなければ
干し柿を見かけない
最近は田舎でもあまり見かけない

味が濃くてすぐ飽きそうだけど
そんなことはなく美味しい

最近は食べていない
近所で作る人がいなくなった
急 ....
この世でいちばん大きな生き物は何だとおもう?

暮れゆくばかりの秋の問いに
ふとたちどまる
たちどまることは忘れがちだけれど
時折とても大切だから
スニーカーの靴底で
きのこをおもう
 ....
Mrs.アリスの物干し竿には
百年前から着古したシャツやらが
のんきにぶらさがっている

逃げたカナリアの幸せを祈り
野良猫は低く鳩を狙う
公園はひっそりと
今日も来ない子どもを待ってい ....
快楽
不安
幸福

至福

……

決意

我慢
辛抱

禁断

再度…
寒い、銀河があるだろう?
私はそれに話しかけているんだよ
言葉は空から降ってくる
みんながそれを浴びるといい
私の顔がゆっくりと拡がっていく
薄い、銀河に

みんなが言葉を浴びるといい
 ....
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる

つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ ....
朝 毎日すれ違う高校生達の制服は
冬服になった
夏仕様のペラペラのスラックスで凍える俺が通りますよっと

季節外れというのはわかりやすく言えば
時代遅れだ 早すぎた
あと300年しないと丁 ....
一度、文字から離れてみたら?もっと孤独になれるから 一寸先は闇というのは幸いで
闇とわかっているのなら
明かりを持っていける

ところが待っているのは
真昼のコンビニの如く
一切の暗がりを許さない
明るい世界かもしれず
カバンに何を持っ ....
詩は流れ星のように夜
俺の空を流れる
それは流星群のようだ
ひとつひとつの着想をつかまえきれずに
死にものぐるいで
ボールペンを走らせる
アイデアが豊富な訳ね素敵ね
でもそれはあなたがお ....
セミの声がした
幻聴
まだ早いよね
雨も上がらないのに
君は来ないのに
玄関のチャイムが鳴った気がした
幻聴
駆けだそうとする足を
叱咤する心臓
まだ許してないと動く唇と
触れたく ....
空に生えた逆さの地から
何かが幽かに降りつづく
鉄の網目を埋める鳥
花の名を鳴く 花の名を鳴く


暗がりの奥を転がる音
崖から指まで 静けさに紛れ
時おり色になり ....
窓際に横たわる巨大な魚
陽の光よりも白い肌
そばを通るたびに目が合い
目が合うたびに消え現れる
廊下に机を並べてもよいか
と 紳士が言う
あわてて廊下に出てみると
既にたくさんの人が着席している
窓の外の雪景色は
常に上下に動いている
階段の照明は 
意図的に消され ....
指を伸ばして
最初に触れたものの名前を教えて
それはきっとこれからの
示唆を含んでいるから
たとえそれが
取るに足らない冗談めいたものでも
なにも手に入らないよりはきっとましなことでし ....

って何だっけかなぁ
こぼれると
雫の色だったり
飛び上がると
蛙の背中だったり
そんなんだから
印象が薄れて
シャボンの泡
晴れのち
夕陽
カラスの
騒ぐ羽
昔話のエンデ ....
つあぐ 추억

 つめたかったあなたと
 あったかかったあなた
 ぐらいは忘れないから
 


ぼすぽみなにや Воспоминания

 ぼすの顔に似合わない
  ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(1867)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最後のカルシウム- umineko自由詩5+*20-11-25
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A401- 月夜乃海 ...自由詩320-11-9
虹のかかりそうな空- 小原あき自由詩520-11-9
ハイウェイ、それを孤独と呼ぶのだな- カマキリ自由詩320-11-9
/茜- asagohan自由詩220-11-8
写真- 印あかり自由詩520-11-8
突然変異- TwoRivers自由詩9*20-11-8
茶碗蒸しの極意- umineko自由詩15*20-11-8
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パクチィ庵(ウイ.....)(都都逸)- 足立らど ...伝統定型各 ...120-11-8
はなうらら- 田中修子自由詩21+*20-11-8
干し柿- 夏川ゆう自由詩520-11-7
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スパイラル- ヨロシク自由詩120-11-6
言葉の雨- 由比良 ...自由詩5*20-11-6
川辺- はるな自由詩1720-11-6
遊園地- 猫道自由詩120-11-5
アドバイス(都都逸)- 足立らど ...伝統定型各 ...120-11-5
- 猫道自由詩420-11-4
コヨーテの夜- TAT自由詩320-11-3
幻聴- 卯月とわ ...自由詩320-6-17
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ノート(57Y,6・5)- 木立 悟自由詩220-6-17
ノート(57Y.6・3)- 木立 悟自由詩220-6-17
目隠しの奇想曲- ホロウ・ ...自由詩4*20-6-17
記憶- パン☆ど ...自由詩320-6-16
でぃくらぃあと- AB(な ...自由詩220-6-16

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