車飛ばない
電線消えない
時超えられない
宇宙にも行けない

昔思い描いていた未来は
確実に日々近付いているのに
追えば追うほど離れていく
蜃気楼のような曖昧さ

夢物語 机上の空 ....
化け物も




夜も希望も





呑み込んで














えほ ....
生命線をなぞる
左手のひとさし指でいちど君と
出会った気がした真昼に
やさしく訪れるように降る雨が
こころに刺さる氷柱を一欠片ずつ
溶かしていく夜に冬が泣く
何度も読んだ小説の
一行 ....
朝起きると
キッチンテーブルに
   
黄色いボタンが
みっつ置いてある
   
下の娘が
さいほうに
使うのだという
   
黄色いボタンは
まん丸い目と口で
ひよこみたいに ....
紙封筒に
足を
すべり込ませる

乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
薄っぺらな閉塞

体を覆う
紙一枚

意識なきまま
文字もなく
どこへともなく
なに ....
元からそっち関連は

造詣が浅い俺なので


映画とかも全然だったし


バイオハザ ....
誕生日おめでとう
私はだんだん私ではない何かになっていく
その姿をあなたに見ていて欲しかった
止めて欲しいとか
哀れんで欲しいとか
そんなんじゃない
私は
私が変容するさまを
あなたに ....
春ちかい穴ぐらで
かなしみを咀嚼せよ
虎たちの夢は光り
鳥は飛ぶ
羽根がなくても
自称詩人の投稿には
毎日がっかりさせられる
よくもまあこんなに
才能ないもんかと

普通こんだけ書き続けりゃ
ちっとは上手くなるんじゃないかと
思うけれど
これが成長のせの字も見られな ....




回った先に


ペン

あなたの愛する実験が
ステレオ越しに聞こえてる





回った先に
ペン



あなたの愛する実験が ....
「モラトリアム」

貝殻の中で

海の響きに耳を澄ませていた

澱んだ温かさの中で

海の響きは一筋の救いのよう

澱んだ温かさの中で

貝殻の砕ける日を待っていた
 ....
、だったら何が
かたくなに追跡し続ける
エネルギーは太陽電池
発熱
炎が
軋轢が薄荷臭
爽やかにいまいましく
ふりまく道徳
倫理は絡まっている
好ましいものだけの世界
吐き気がする ....
頭が痛い…

だれの!?
自分の。

なんで!?
まぁ…寝不足。

どこで!?
自室。

ほんとに?
本当。

いつ!?
今。

どんなかんじ!?
ズクズクする。脈 ....
待合室でテレビを見ている。様々に体を病んだ人々。肩。頭の中の狂い。テレビではスポーツ選手の病のニュースがとめどなく流れている。ペットボトルを傾けて濁ったカフェラテを飲む。喉の奥に甘い液体が流れていく。 .... 蛍光灯より白い月ですね

話すことなんて

吐き出したら終っちゃう


蒸した青い夜

初恋は夏至まえ

三人で自転車

満月のかえり道


蛍光灯より白い月ですね
 ....
目の前が真っ暗
けれども
光るしあわせが
横切るのは
みえる
はじめ
それが小鬼かと
思ったので
世界に対してもっている
咳払いのような嫌悪感で
吠えながら ....
俺はとかお前にとか
しろとかやれとかするなとか
命令口調で詩を書く訳は











ひざまづいて火を崇めたいから








 ....
 .... 俺の魂を


根から洗うような







じゃぶじゃぶと












首根っこをつかまえて





 ....
少し早く出かける
済まないがと
彼がつぶやく

老いた女が項垂れて座り
若い女が水を飲みに立つ

それから彼は黙って
寂しい灯りの並ぶ切通へ
ゆるゆると上って行く

いいのかな ....
冬のまんなか
人のいなくなったリビングで
紅茶が湯気を立てている

季節は
迷うことのない水
人も犬も猫もミジンコも
みんな流れて
泳いでいく
目を開けているのが
辛くなったら
 ....
きみはどこに向かって
帰ってしまったの
それともまだ
帰り道のとちゅうなの

迷っているのなら
この手を見つけてほしい
ぜったいにぜったいに
離すもんか

きみのことをおも ....
ひりひり痛いあなたの詩
きょうもひとつ読みました
ズキズキ
ズキンズキン
ヒリヒリ
ピリピリ
そんなことばはベトナムにはないという
家族の痛みも
親子の痛みも
どこの国へ行ってもおな ....
大きな欅が伐採された
ものの半日かそこいらで
姿を消した
あっけないほど
たやすく
死んでしまうことは
こんなに簡単

雨を飲み
光を吸収し
息を繰り返し
いくつもの季節をその身 ....
巣から落ちて干涸らびた雛鳥の
虚ろな目が空を見ている
とっても綺麗だから
イヤリングにしたくなるね

ねえ、そんなに見つめても
決して辿り着けないよ?
それとも小さな魂だけは
この惨い ....
「そうなん?」
































急に意見を







 ....
一角獣が来ないかなあ、と思っている
全部解決するのになあ、と思っている
さっきから突っ立って待っている
一向に来ないので待ちくたびれている
乙女じゃなきゃだめかな、と思っている
確かに年を取 ....
在るもの在るもの
ゆっくりと静止し佇む
夕暮れ時、
宇宙の巨大な静かさ
降って来る降って来る
誰かが眠る
夜のベンチの上

欲しいのは
毛布だと言えるなら
きっと幸せな
一日になるね

夜のベンチに
冷たい涙を
落とした瞬間

星の集団が
感染したから
こんなに熱を ....
ギターを鳴らし
夜が深くなる
懐かしい歌を小さな声で
雪吹のリズムで
歌おう
小さな喜びと
降り積もる雪
歌が途切れてしまうのは
いつも
ぬくもりを歌うところ
ギターの音と
雪吹 ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2011)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
未だ来ず- たいら自由詩119-2-21
化け物も夜も- TAT短歌119-2-20
はじまりは揮発していつしか空が曇る- かんな自由詩12*19-2-20
大安- やまうち ...自由詩219-2-20
紙封筒- シホ.N自由詩519-2-19
ゾンビが出たから詩作も考え直した件- TAT自由詩319-2-19
春の待ちぼうけ- umineko自由詩10*19-2-19
下方向への上昇②- はるな自由詩319-2-18
がっかり自称詩人- 花形新次自由詩419-2-18
ドッツ・アンド・ループス- 砂漠枯自由詩419-2-18
思い出- 田中修子自由詩619-2-18
Apollo- 世界世紀自由詩119-2-18
頭痛- 幽霊自由詩119-2-17
ポンペイにて- 春日線香自由詩519-2-17
初恋- ペペロ自由詩519-2-16
遠吠え__- 犬絵自由詩619-2-16
ブルーにこんがらがって- TAT自由詩319-2-16
- TAT短歌119-2-10
もしもたった一遍でも- TAT自由詩219-2-10
出立- オイタル自由詩419-2-10
はちみつとジンジャー- そらの珊 ...自由詩7*19-2-8
シークレット・ブーケ- 唐草フウ自由詩5*19-2-5
ひりひり痛い- たま自由詩619-2-4
かなしいおしらせ- そらの珊 ...自由詩12*19-2-2
飛翔- もとこ自由詩24*19-1-26
「そうなん?」- TAT短歌2+*19-1-20
一角獣- やまうち ...自由詩3*19-1-19
推移3- ひだかた ...自由詩519-1-19
夜のベンチ- ミナト ...自由詩219-1-19
うた- 世界世紀自由詩319-1-19

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