詩が俺に
詩を書けと又
指図する
炎のように
鮮やかなのを










バラブシュカ
ヒ ....
月の向こうにはあの子の影が住んでいる


あてどなく眠って夢に会いにいく


日常系アニメのような非日常


こぼれていく涙の夢をみている目


裏の顔にも表情があったんだ
 ....
寒さは
指の先から入り込み
肩へ
背中へ
そして足先へ

もう何も燃やすものがない
闇の他にはなにもない世界で
やがて闇と同化する

薄くて透けそうな
パラフィンカーテンよ

 ....

冷凍の ◯◯を 浮かべ
夜じゅう 電子音の
隙間を 冷やしている

描かれた 果実が
部屋を 分断し
わたしたちは つながれないでいる

不自由なままで 笑っている

笑 ....
もう僕はよそへは行かないから帰っておいでと
ただそのひとことが聞きたかった

彼岸へすこし渡る その前にひるめしを食べよう
あなたはそう云ったので
わたしはピアスをして電車に乗りフォークをと ....
{引用=   我が友、田中修子に}



時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる

砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
肖像が肖像権の顔を見る


ほどほどにほどよくほどかれてくフォトン


比較的非科学的に光る敵


時間から時計が剥がれ落ちている


致命的な星空のなか歩いていた
「東京は






























 ....
2021.10.6.

酒じゃなくてもいいよ 薬じゃなくてもいいよ
毒を含んでたっていいよ
匂ってくるのはさ 嗅いでいたいのはさ

具体的なことではない 形になんてならない
イメージは空 ....
 ピアノの余韻に酔いしれて浮かび上がる複数の顔。
 昔の情熱は夜空の彼方の星々に溶け込む。
 毎日が白けて過ぎて行く。
 逃げ出したいのに義務というつまらないやつに囲まれている。

 ....
十月になっても初夏みたいな日が続き
小さな畑でおくらの収穫をする

母は
穏やかでなんのわずらいもない日よりだと言う
この小さく可憐で柔らかなおくらの花が
せめて実になるまでそれが続きます ....
手くらがりから詩片は
あふれる
ひと群れの鳩が雲に飲まれる
(わたしが眠っている隣で)

晴れた記憶野にからしの種を蒔く
轍のぬかるみに空が映っている
いきものたちはみな早起きで
時折 ....
朝、空間は秋となる。
ホワイトの時計は時間を食っている。

二極に分かれた、ブルジョワとマルチチュードの戦いは、
まだまだ起こりそうにない。

マルクスなんて読まなくても、
デビ ....
快晴に
飛行機雲一筋

圧倒的安全圏より放たれる銃弾
狙いは無差別

I wanna be killed by Something I can't resist.

If so, Ev ....
地下鉄やネオンの街で育つ星


対岸へ光のように渡ってく


痛みのなかにある水を飲んでいる


人格の無いまま回遊していたい


6分の1だけ月に落ちていく
なめらかな
エナメルの青
黒じみた
夜色の青




































 ....
底なしの儚い夢を墓でみる


五七五七七になる前の歌


雑草が僕よりも生き生きしてる


マンホールでブラックホールにフタをする


陽だまりは命のたまり場になった
ねぇ、仕事は、永久ね。
 ねえ しごとは とこしえね


今年、年越しとしとこ!
 ことし としこしとしとこ
スタスタとスタッカートでしたダンス


糸になるから全て忘れる身体


しわ寄せで不幸せにも不死になる


イルミネーション 星たちを眠らせて


特別感のない特別だった部屋
 ....
帰りたくあり、戻りたくなく

混沌とした感情が生まれてくる

蓋をした闇が視線を塞ぐ

変わってしまったもの

変わってはいけなかったもの

変えることができたもの

変わらず ....
 ばらばらだと認めたって
 殺されたりはしないんだ。

 ツイートでは何でも言えても
 ひとりで寝るのは怖いんだ。

 難しいことは分からないけれど
 わたし以外の全員が
 ずっと ....
青空が言っている
死はここにあると
公園のベンチから立ち上がって
探しまわる
散歩のひと
ランニングのひと
子を連れたひと
また
ひとばかりさがしている
誰にも会いたくないの ....
しなり始めた
枝から
柿の実が
柵を越えて
こちら側に落ちる時

左手を盗られた
蟷螂が
無い鎌を振り上げ、
僕を威嚇した。

蜜柑の実が
溶け込んでいた
緑の保護色を脱ぎ去 ....
 埋め尽くす虹の。



 這う四肢の白の。
ことばとは 個とは をコトコト煮込む午後


至る所にうんざりするほど金木犀


あの街の三原色が原風景


カッコよく過去を書こうとして加工


足し算と掛け算の間の風車
 ....
 もうそれでいいから、

 トゲのある赤茶色のスイッチを押して、

 好きなように錯覚して
 どうか終わりにしてください

 ガラスと夜とでできている
 とてもきれいだったものの温 ....
 .... 冷めた目でスープを飲んでいる日差し


人間に人間を埋め明日へ行く


ひかりのさきに星があると信じた


無数の手 言葉で耳は塞がれる


ひとりごとみたいにそっと外にいる
きみの存在に飾られた配られた花と果物なら

それを星として見つめる 枯れ葉降る日々と人

関節に澄む鳥の歩いた火を狩り

部分で言い表せないオレンジに終わる

ぼくの脳が最後にすがった ....
金が全てとお前は鳴くが



















銭を呉れろとあの娘も啼くが



 ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2011)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
backseat driver- TAT短歌2*21-11-13
面影- 水宮うみ川柳3*21-11-12
パラフィン- そらの珊 ...自由詩10*21-11-12
冷凍- はるな自由詩121-11-11
仮面- 福岡朔自由詩421-11-11
告別- 石村自由詩27*21-11-10
フォト- 水宮うみ川柳2*21-11-7
十一月七日- TAT短歌221-11-7
匂ってくるのはさ_嗅いでいたいのはさ- 余韻自由詩121-11-7
ビスクドール- メープル ...自由詩2*21-11-7
おくらの花- そらの珊 ...自由詩15*21-11-6
前夜- 紋甲メリ ...自由詩321-11-5
二つの神話- ナンモナ ...自由詩3*21-11-3
together- TwoRivers自由詩5*21-11-3
無重力- 水宮うみ川柳2*21-11-2
十月三十一日- TAT短歌321-10-31
0だったこと- 水宮うみ川柳2*21-10-30
永久仕事_―とこしえしごと―- 水宮うみ自由詩2*21-10-26
特別- 水宮うみ川柳2*21-10-25
故郷- 自由詩321-10-24
ほね- 塗絵 祐 ...自由詩221-10-24
青空- 自由詩20*21-10-24
秋終わり- asagohan自由詩221-10-23
- 津煙保存自由詩3*21-10-21
もちもちの月- 水宮うみ川柳3*21-10-20
正解- 塗絵 祐 ...自由詩321-10-17
ペーター・カーメンチント- TAT短歌121-10-16
咲く光- 水宮うみ川柳4*21-10-13
きみの存在- 水宮うみ自由詩1*21-10-13
ZIPANG或いはザナドゥ(上都)- TAT自由詩4*21-10-9

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