ほこり
砂粒
いとくず
羽毛
ライ麦パンのかけら
消しゴムのかす
書き損じた紙くず
こぼしたミルクの薄い被膜
三日月の形の爪
開くことなく死んだシンビジウムの黄色の蕾
裁縫の針の銀 ....
雲泥の差
雲梯に、どれだけ早く登れるかの差

運転の差
「うん」って言った、あの夏の日の差
  

水を引き 平城山宵の 月を溶く
谷田平田に 降る人の声

みずをひき
ならやまよいの
つきをとく
たにだひらたに
ふるひとのこえ


石上 其の稲穂に 乗り移る
現 ....
遠い戦争があってまた領土資源拡張の近代戦
ゲームならゲーセンで終わらせようと思ってしまう

ある日ぼくは腕時計をすてるのだろう
どんぐりころころ
僕は良い市民であったろうか

あるいは一 ....
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
手が止まる四角い欄に○できず、死角透明SILENT=DEATH

マイナスをゼロにするためマイナスに近づく預金わたしの胸

今流行り、羽根より軽い話題なり。隣りにいます。中年ですが。


 ....
さらさらと綴りたちぬる夜もすがら
別意ふき出し惑いひき留む
  


先の夢/机の上に/長い間そのまま/
雲の隙間/照る光に沿っている


せんのゆめ
 つくえのうえに
  ながいあいだそのまま
   くものすきま
    てるひかりに ....
君と初めて出遭った時に思ったのは














「あぁ俺のリエちゃんは岐阜じゃなくて京都にいたん ....
四足歩行から二足歩行へ、いつの間にか背が伸びて、視界は地面から離れていった
地面を手放して、人工的な空を話す
泥や砂にまみれた手で作った空想は、どこかで今も呼吸しているだろうか

具体的な空想 ....
「星ころし」

悲しいことがあると
星を見ていた
お姉ちゃんは夜に泣く
一番小さな星を探していって
順番にころしていた
悲しいことが多すぎて
埋葬された星の数は
あと一つで百になる
 ....
凍った湖面が反射する太陽のような兆し、隙間だらけの部屋の中で俺は、雪崩のように落ちていく古い数々の感情を見ていた、時間の仕切りというものが皆無で、そこは過去でもあり、現在でも未来でもあった、真理と .... 和歌

やみもなほ ともにさまよひ あくがれて 
めのひかりこそ よすがなりけれ
くすぐったいほどに会いたい
あなたはイメージそのもの
手を伸ばせばすり抜ける
あなたは実在していないから
ただ陶酔だけをくれる
眩しく形のない憧れ
酢豚にも肉を選ぶ権利ある

カレー好きにはカレー好きなりの悩みがある

ホタテを選んで何が悪い

小学生と同意見

恋だからってなめんなよ

睡眠を愛している旦那

睡眠に ....
私は私という名の人間で
人間という役割を持っている
私がいなくなっても
世界中に人間の代わりは
たくさんいるのに
自分の代わりはどこにもいない
なんだかひとりぼっちみたいだね
代わりのい ....


タイトルだけをうわごとのようにつぶやきはじめた、ボタン穴からぬるりとでてくる朝がぼくのようになきはじめたら、折り目を熱くなるくらいにジンジンとひらいて骨格みたいにつめたいままでひらかない ....
 切られた
 薔薇の呪いで
 母は今日も泣いていた

 くらい瞳
 割れた鏡を貼り合わせても
 ずれた心が重ならない

 みにくい 涙
 崩れてしまえ
 みんな一度は
 消えてし ....
夜がさびしいすすき
街灯の猫はひとり
角のひとりっ児

すれ違う誰かさん
くり抜かれ ひらく月いろ

愛しか知らない
感じる痛みすこし齧る
とじない唇
みがいた歯
繋がる線を 択 ....
さて、押し開かれて溢れ落ちた話をしましょうか

背表紙の一つ一つは呑気にも程がある、手作りのケミカルめくるフェイクであって、
その状況を淡々とただ深窓にラグがひかれ処理して幾多のところでした。際 ....


身振り手振りで伝えたい
深い虚構の 底のあたりが現実で
水面は空想





現実と空想の間に渦巻く 蚊取り線香 π生地仕様
人 は測量に熱中
人 以外は行楽に夢中
 ....
貨物列車は
北北東へ

思い出すのは
遠い国のお話

どうしてあのときあんなにも
どうやらこのごろすこしずつ

骸骨になって
自分の中を旅している
なんだか灰色の空だな

シャブ中で捕まっている夫と
くらしていた家は
おじからかりていたもので
おじは今
母の働いている透析の
病院の
院長先生をしていて
このお正月に
すべてか
 ....
どこまでも私の道を一直線

名前は親の趣味である

かさぶたが自然にとれるまで待てない

気疲れが顔に出てます お母さん

今は文学が最高の友

人間らしい 人間が好きだ

 ....
熊たちは夜をかみ砕き
蜂蜜の朝を得た
意味の羅列を踏みこえて
あたらしい夢をみるんだ

配管 像 通勤ラッシュ
茜色 ポリタンク 出されない葉書
僕の隣は空き続ける
なされなか ....
久しぶり
お元気?
私は、元気だよ。
山の上に引っ越したの。
木がザワザワして、
夜には獣が庭を荒らしにやってくる。

人を喜ばせる仕事をして、
疲れすぎちゃって、眠れなくて。

 ....
名探偵めいた店名 目指す天


先週の一日千秋選手権


擬態して熊を疑う能力者


メビウスの帯をタスキにタヌキ抜き


実体のない草原に揺れる点


クラインの壺へと ....


晴れ

満月
この世で生きるために
自分が望んでない仕事をし、
向いてないことを実感し
それでももう選び直すこともできず、
ひた走るしかなく
私の人生ズタボロだなと実感する
それが私のクリスマスイブ
 ....
二人で別のものを頼んで
食べ比べしていたのに
同じものを頼むようになった
キスはするけど
同じものは食べない
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2011)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あさのゆか- そらの珊 ...自由詩12*23-3-10
日差し- 水宮うみ自由詩1*23-3-4
岩躑躅_いはつつじ- AB(な ...伝統定型各 ...723-2-24
プーチンの風船- マークア ...自由詩523-2-23
空の体- 水宮うみ川柳5*23-2-23
沈黙は死。死に続けているクィア短歌- 凍湖短歌123-2-17
冬の幽霊- 足立らど ...短歌223-2-12
もう少し、野辺に背を向けて- AB(な ...自由詩623-2-9
闇_深っ- TAT自由詩2*23-2-8
泥の空想- 水宮うみ自由詩5*23-1-26
ナハティガル- ちぇりこ ...自由詩1123-1-26
verification- ホロウ・ ...自由詩1*23-1-9
和歌_練習中- 為作伝統定型各 ...223-1-9
イメージ- 木葉 揺自由詩7*23-1-9
自由律俳句_「睡眠イコール旦那」_2023.01.09(月)- ルルカ俳句2*23-1-9
代わりの人- リィ自由詩1*23-1-9
お母さん、麦茶持ってきて- それがあ ...自由詩223-1-8
のろい- soft_machine自由詩223-1-8
はだし- soft_machine自由詩123-1-8
占め子の兎- あらい自由詩123-1-8
かりそめ八景(または、ことばの引用)- 乾 加津 ...自由詩6*23-1-6
GK- やまうち ...自由詩423-1-6
コカインスェット- モマリサ ...自由詩323-1-5
自由律俳句_「脳みそを絞る」2023.01.05(木)- ルルカ俳句2*23-1-5
パンの朝、蜂蜜の朝- はるな自由詩823-1-4
お手紙- 初代ドリ ...自由詩423-1-1
転々と点々と- 水宮うみ川柳2*22-12-30
令和4年12月28日(水)- みじんこ自由詩122-12-28
受取拒否- 杏っ子自由詩322-12-25
別れの気配- イオン自由詩1*22-12-24

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