それはどこにもなく
それゆえに誰もが乞うもの
その美しさとは何か
失われる前のその前の何かとは
放埓な瞳は射貫かれしこころを知らず
焦点は結実する光の表情へ
恐れを
そして揺らぎを生きて ....
春、また
海のない街で
想いで腫れた胸のうちはまだ
ことばにならない

ばらが枯れ あじさいが枯れ
百合が枯れ 菊の花が枯れ
それでもまた 蕾がふくらむ
風が行き 雨が落ち
 ....
銀河の高さの
白い霧
夜に架かり
動かない


左の肉の寒さが目覚め
右より細く震える時
月は余計に そして速く
見るものの方へと割れはじめる


光に光をこぼ ....
コーヒーは苦かった
ビールも苦かった
君のも苦かった
みんな我慢して飲んだ
だって背伸びをしないと
水面に浮上できなかったから

細い夕陽が差し込む
放課後の体育倉庫
湿ったマットの ....
暗く静かな山の上の夜、
キャンプ場のテントを出て
なにも考えなくていいしあわせを見上げる。

25時なのに、気分だけは絶対青空のような星空の下。

それでも悪夢への眠りいざなう虫の声や ....
結局、私は、詩を書いている。筆を折れと他者を糾弾した、その指で。

結局、私は、詩を書いている。筆を折ると自らの首を絞めようと、自らの口を塞ぎ、心を汚した、その指で。

醜い、醜い、その指で。 ....
ああ、すごい
あなたまだ死んでいないのねと
ぽろりと転がることばがひとつ
まだ生きているのねと
はずかしいはなし、ほんとうにおもったのよ

さいごに記したことばを見返せば
あんまりいまの ....
やがて舟が来て

ここから出ていく



サンタクロースの長いてあし

踏みつけられた赤い帽子

全裸の女に灯りをともす

「おなかいっぱい だから痛いの」

部屋からとて ....
1999年も終わろうとしているというのに


街は浅薄で非情で






僕らは岸に打ち上げられたレミングスのように



 ....
行き先のことはわからない
水中で俯瞰する 沈んだ街
絶え間なくぶくぶくと
光にむかって昇っていく

義足をつけて歩く人魚が
満員電車に身体を押し込み
やがて泡になるまで
探す かつての ....
死なない詩を書きたい
だが同時にそれは雨風にさらされる
道標の立て札と同じだ
徒花だろう
かつて戯曲の事をそう言ったのは
鴻上さんだっけ
寺山さんだ ....
書くことが

なにもなくても

ぼくたち ....
くるしかったり
たのしかったり
せつなかったり
さびしかったり

ジンセイはいつも















 ....
フィッシュマンズの佐藤君とか

ベイブルースの高山さんとか

清志郎さんとか

時はいつもふいに





ほんとう ....
ムーミンは







 ....
春が来る




あたたかいのか

 ....
片目を射抜かれたので
精肉部門に逃げ込んで
働かせてもらうことにした
精肉部門では隠れてカイコを
飼って居た様で
絹糸を秘かに作って居ると言う噂だった
私はシルクロードに居る様な気分で
 ....
私たちは確かに同時代に並べられただけの
安直な食器に すぎなかったかもしれない

たった二人しかいない母と子が 流し台に溜めたお椀や皿や鍋は
この家にいた六人分の家族のすべてを洗い桶に入れても ....
対岸の小さな明かりたちを
こぼしたビーズのように拾い集めている

たぶんもう二度と、永遠に来ないだろう完全な夜のことを思う
いつだってやり直したくなった頃には潮が満ちていて
もう引き返せない ....
キミが折った舟が
わたしを載せて
すべるように小川を下る
冬にさしかかれば
時間が凍らないようにと
祈る
どこへ向かっているのか
きけばよかった
それはたぶん大切なことだったのだと
 ....
寒い夜 
今ごろ どうしてるかな
冷たい風でも吹いたら
諦められるのに

やさしかった
きみの指先
あたためてくれた
冷たい頬を

今でも あたしは
見知らぬ街角に
たたずんだ ....
夜は来て
わたしたちは眠った

愛と またべつの愛とのへだたりや
手が届きそうな不幸
甘いざわめきと
ぺかぺかの看板


星の位置がちがう、
と起き出した
あなたの
頬が氷 ....
忘れていたことを
ある日ぽっかりと思い出す

潮が引いた砂地で
貝が静かに息をしているでしょう
見ればそこかしこで
生きていることを伝える
そんな穴が開き始めて
私の足裏とつながる
 ....
あめはまたたくまに
ゆきをあみ
ふりしきるままの
しろさに
うもれたつちの
ぬくみから
さきひらくもの
その精彩、

たゆたういきの
まにまに
はててゆくひとひら
ひとひら ....
🍎 頬杖 

{引用=言葉は心を越えられないこと知っているのに
心が言葉を越えられないとうつむいてみる
それが
林檎のように沈んでゆく}


🍎 なり損ねた夜

{引用=夜十一時過 ....
十二月の本を静かにひらく
革表紙を少し湿らせて
窓の外には雨が降っている
雫が滴り落ちる またひとつずつ
わたしの頬にこぼれた涙 どこかで流したはずの涙
向こう側にすこしずつ落ちて
波紋を ....
ぼくはぼくをにんげんだと思うのはやめにして


いきものと思うことにした


するとどうだ


せなかからつばさが生えてき ....
僕らの生身の魂は

今も1996年の京都にある

蛸薬師のビブレの屋上に置いてきたんだ

そこに黄色いロフトが建つ前の話だ

飛 ....
雨が降っていて
部屋が暗いので
昼ひなか電灯をつけ
本を読んでいた

一冊読み終えた頃
午後の日が
レースのカーテン越しに明るく射してきて

半透明のゼリーの中から
外を見ているよ ....
飛んでいったコンビニ袋が
最近見なくなった野良猫に見えました
木枯らしが渦を巻いて

去っていく名前のない怪物は
耳の端を赤く染めている

そのうち冷めるからといって
一瞬のぬくもりを抱 ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2058)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤日- につき自由詩4*18-3-17
- はるな自由詩1218-3-17
径に_残る- 木立 悟自由詩818-3-17
ごっこ- もとこ自由詩1018-3-17
3月のキャンプ場は、寒くって。- 秋葉竹自由詩318-3-17
- 水菜自由詩1*18-3-16
生きてるweb/再会/また会うかい- 笹子ゆら自由詩2*18-3-11
メロウクリスマス- タオル自由詩218-3-10
199X年世界は核の炎に包まれた- TAT自由詩118-3-8
沈む街- 青の群れ自由詩718-3-5
Hallelujah- TAT自由詩318-2-16
書くことが_な- TAT短歌218-2-5
いとおしかったり_わず- TAT自由詩218-2-5
ラ・カンパネラ- TAT自由詩318-1-27
あの頃は、僕もアイツも安いアパートに住んでた。- TAT短歌118-1-15
今年もよい年でありますように- TAT自由詩318-1-7
1998年- 間村長自由詩12*18-1-2
年末の流し台- 為平 澪自由詩2*18-1-2
対岸で迎える朝に- 青の群れ自由詩517-12-31
紙の舟- そらの珊 ...自由詩13*17-12-29
クリスマス・イヴ- 藤原絵理 ...自由詩217-12-24
星の位置- はるな自由詩517-12-24
- そらの珊 ...自由詩10*17-12-23
融点- むぎのよ ...自由詩417-12-23
落ちたりんごを拾うように_(2017)- AB(な ...自由詩9*17-12-21
十二月の本- 石瀬琳々自由詩5*17-12-17
先週の火曜日に- TAT自由詩217-12-7
11月- TAT自由詩217-11-13
びいだまごし- Lucy自由詩11*17-11-8
受容と共有- 青の群れ自由詩917-11-2

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