高級官僚になれますように
七夕の短冊に、そんな願い事が書かれてあった。
デパートの飾り付け。
ユーモアあるわね。
それともユーモアじゃなかったのかしら?
ひばリンゴ。
ひばりとリンゴを ....
家族に障がい者がいて、自分も途中から障がい者になってしまったワタシ。


家族も自分も健康だけど、障がい者支援の仕事を続けているアノ人。



アノ人は障がい者のケアをしてお金がもらえる ....
白い柱の上で
しゃべる猫を待ってた
しゃべる猫はフード付きの
グリーンのコートを着てる
誰が見たって間違えようのない
ぎらぎらした勲章をつけて

投げつけて
振り払って
ここに来るま ....
抱き合う日々の中庭に花を育て
枯れるばかりの木を持った
あなただけが擦り減って行くから

あなたに弱さを望んだ
それは醜い愛だったが
産まれたものを捨てるわけにはいかなかったのだ

 ....
○「一人買物」
この頃どういうわけか
じいちゃんの一人買物が
目立つ
今日はレジをすませて
買ったものを袋に詰めていたら
両隣が僕みたいな一人買物じいちゃんだった
じいちゃん三人が並んで ....
朝方は雨に近いみぞれだったが、いつのまにか大粒の牡丹雪となり
真冬のような降りとなっている
誰にけしかけられるでもなく、雪は味気なく空の蓋を開けて降り出したのだ


すべての平面が白く埋め尽 ....
そらはあおい
みんなそういうし
ぼくもそうおもっていた
でも
じっさいよくながめてみると
そらって
あさやけはみかん
くもりはふるいふとんのなかみ
あめはへやのすみのほこり
ゆうぐれ ....
漆黒の夜空に閉じ込められ
花びら散り敷く公園のベンチに座り
きみの透明な瞳から溢れる涙を見たよ
白い頬を伝いながら嗚咽が止まらなかった
ぼくは ただ背中をポン ポン ポン… と
ポケットに忍 ....
昨日は近く
今日は遠い
明日はその中間くらい

夏は遠く
秋は近い
春はよく分からなくて
冬は一周回って背中に
張りついている

夕は近く
朝は遠い
昼はいつも手探りで
 ....
なんにも知らない雲が
上空をすたすたと過ぎる

鷹揚に茜がさす
大地がぐんっと拡がる
早く
つかまって!
新しい風に
風はあちこち移動するのが好き
つま先に海が触れる
かかとにはな ....
なにが不幸かといって

自分で詩を書かねばならないほど

不幸な事はない

 

今の時代



現フォでも
ネットフリックスでも
GEOでも
ブックオフでも
 ....
みさかいなく
こぶしが笑っている
僕は笑ってないけれど

なのになぜヒトラー

最後の晩餐は
文学と自作の文章

そんなに
楽しそうに笑うから
僕もそうなりたくて
好きだったわ ....
雨は犬だ
土砂降りの日に玄関で雨宿りをしていた
雨はなんてことはない普通の犬で
雑種でうす茶色の毛の混ざった
すこしくたびれた顔をした犬だ

家の中よりも外のほうが好きで
雨の日には窓か ....
夜がはじまる、八重洲口バスターミナル、年末だからか人がたくさんいて、映画のオープニングみたいだって思う、見知らぬ若い男女の、かばんがぶつかって、実はアパートのおとなりさんでした、色々あったけど、めでた .... やがて白銀の景色は薄桜に染まり、
雪風は砂風となってアフリカの砂漠へ移り吹く

ぐにゃりとした冷たい肌のやつは、
サハラ西岸の浅海で捕れた後、冷凍されて
TAKO と記された紙箱に詰められ海 ....
頭の中の港に
一隻のレモンが停泊している
さざ波に反射する光を
いっぱいに浴びて

やがてレモンは出港すると
徐々に頭の中から
外洋へと向かい
ポートクランに寄港する
たくさ ....
体温のある指が動いた瞬間
偶然はコードの隙間をすり抜けた
予測の網に絡まない影が
ディスプレイの向こうで揺れている
無数のデータが川のように流れ
その中で一粒のハートが跳ねると
赤らんだ誰 ....
嘔吐物の匂い
リネンの手触り
二日酔いの痛み

神さまが死んだあとに
うまれてしまったので
自分の重みを
神さまとわかちあえない

昨夜
目につく鏡をすべて割ってしまった

や ....
天国を喪失した
哀しみの刻印を糧に
天国を取り戻しに
還る途を自ら歩む、

ギリギリと残余の生に 、

自らの意識の内
永遠 ぱっくりと
口を開き響き、
ヒビキそのもの
もの云い ....
小さく丸まった背中に
触れようとして
手をのばせなかった
盆の季節までさようなら
しわしわの笑顔で
手を振る人
何度も振り返って
手を振ると
小さくなった姿が
まだ手を振っていた
 ....
戸惑いを纏う微睡み走馬灯


匙を投げ貝も眞珠も旨いだけ


発見し発現したと発言し


思いつき重い月へと落ちていく


追っぱらう腹いっぱいの酔っぱらい


誰一人い ....
飛び飛び浮かび、飛び交う人々。
とびとびうかびとびかうひとびと


エコー、戸惑いと窓を越え。
えこおとまどいとまどをこえ


太々しい夜、迷いし蝶々。
ふてぶてしいよまよいしてふて ....
道標のように立っている樹の根元
いつかの果実の残り香があった
美しい錯乱の季節
千切られたページのざわめき

枯れ果てた古井戸から
ことばは這い上がることができなかった
月の裳裾に纏わり ....
 
 かなしみは

 しあわせの後ろ姿だと思うから

 かなしみを追い越して

 ハロー

 って声をかける

 かなしみだと思ってたしあわせも

 にっこり笑って答えてくれ ....
三月も二日になった
春の風貌をあつめて
水位の高まりをいくらか
残していっぺんに
流れ去った
愚かだ
TOMOOの『17』を聴いて
泣きそうになる
この感情は
なんなんだろう?

懐かしいのか
切ないのか

昔うっかり
床に落として割ってしまった
グラスのように
 ....
ちかづければ
チカチーロ

離れれば
リチャードスペック

冗談とかじゃない

この黒犬と

そこらのしたいと

雨のふりをした血が

ジョンゲキシーに

笑っている
 ....
闇夜にも
重ね重ねて
ぼくたちは
ブーゲンビリア
菜の花の夢


























 ....
青ざめた桜
曇り空に溶けて
骨みたいに冷たく
もう触れられない
君の影が枝の隙間で
揺れてる、
揺れてる、
その下で
骨は石に閉ざされ
重く黙っている
私の胸に
苦しみの波が
 ....
曇り空を仰いで咲く紫木蓮は
どこか寂しげ

紫木蓮も
白い木蓮になりたいなんて
夢をみることもあるのだろうか


 ー 嫁ぐときは
     黒い振り袖を来て嫁ぎます
       ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(1965)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
DESIRE。- 田中宏輔自由詩13*25-4-3
障がい者にまつわる- 結川菜青散文(批評 ...125-4-3
レンガと人形- 竜門勇気自由詩4*25-4-3
中庭- はるな自由詩425-4-3
独り言4.3- zenyama太 ...自由詩3*25-4-3
初雪- 山人自由詩825-4-3
そらはあおい- 凍湖(と ...自由詩425-4-3
さくら散る- レタス自由詩5*25-4-2
距離- 夏井椋也自由詩1125-4-2
雲と風- ふるる自由詩6*25-4-2
不幸- TAT自由詩425-4-2
六ちょう- 陽向(2 ...自由詩3*25-4-2
雨のこと- プル式自由詩5*25-4-2
よるにいどうする- fujisaki自由詩625-4-1
桜飯- atsuchan69自由詩18*25-4-1
船底- たもつ自由詩525-4-1
空白の響き- 自由詩6*25-3-31
無痛- 凍湖(と ...自由詩625-3-30
詩想、還り未知(改訂)- ひだかた ...自由詩625-3-30
さみしさの封蝋- 自由詩16*25-3-30
灯る窓- 水宮うみ川柳225-3-30
想像草書(回文)- 水宮うみ自由詩4*25-3-30
鏡の中の睦言たち- ただのみ ...自由詩6*25-3-30
ハロー- おやすみ自由詩325-3-30
三月二日の「会期」- 蕎麦屋の ...自由詩325-3-30
17- TAT自由詩3*25-3-30
からかわなもんだいだった- 陽向(2 ...自由詩5*25-3-29
牛飼いの花- TAT短歌325-3-29
Bone- 自由詩10*25-3-28
紫木蓮- リつ自由詩4*25-3-28

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66