どうして
そのいろに
したの
はなびらといきた
あのはるを

+

あめの
かどをまがる
どこまでもつづく
くらげいろの
みず

+

ふうとうから
なみおと ....
夏空を仰ぐやけふも降らるるか

樹々{ルビ並=な}べて{ルビ草臥=くたび}れてゐし夏の庭

ニアミスの姉と妹の夏帰省

光線の具合よき朝ジニア撮る

にわか雨竿に干したるままにして
もののあわれと

いとおかし

でいったら


貴女はいとおかしだろう






秘密の泉に

石を投げてみる




それは僕の妄想だろう


獣の ....
アカゲラについばまれた

桑の木 ハチワレの

地球のような球体の眼は 風の色をうつし、

木陰はさらさらと葉を揺らす

不安や恐怖が 世界を委縮させていく

怒りは人を疲弊させ
 ....
ばねのように跳躍すると
身体で喜びを表せる
私はばね
スプリング
このまま飛んで行こうかな
悲しみと苦しみを恐らく終え終わった
あの人の所へと
いま、あなた、樹上の死体、あじさいの花

蒸し暑い季節、お弁当、モノレール、波の反復
14時〜15時、壊れた時計、ニベア、アナカリス
学習アプリ、訪問介護、500円自転車、二人
親水公園、ア ....
鶴のおおくいる村に、
温泉へと向かいました、
露天風呂に入ったあと、
石だらけの日本庭園のベンチに座り、
その竹垣のまわりには、
樹々が青々と生いしげっており、
その葉がそよ風にさやさやと ....
果たしてこの人生に「救い」はあるのか
それを考える時
祖母の死を思い出す
人生最期の日まで献身的に働いた
信仰により高められた魂は
晩年に到るまで変わらず
人々のために働いた

あの人 ....
鬱積はバーボンの底に沈んで
アダルトビデオの光が
虚ろな壁を白く洗っている

横須賀の港に
希望の欠片がひとつ
錆びたまま浮かんでいる
それを信仰と呼ぶなら
あまりにも滑稽だ

フ ....
少女の長い睫毛が
涼しい午後の光をひきとめている
横顔が まだ時間を知らない

遠くでチャイムが鳴る
胸のふくらみは ひとつの秘密
破れた鏡に うつるつまらない渋谷
スクランブル交差点に ....
りゅう座にある
きらめく銀河のかなたの
猫の目をちょうだい
なんていうお題が出て

種子島に走る
トライアスロンの要領で
競い合う
恋はサバイバル

打ち上げられても
届かない
 ....
Misread, misheard, mistake,
Foolin’ me, X, thanks, screw it, fax it,
Gas it up, wax cells, wax cel ....
 
 京阪電車の線路沿い
 車道を跨いだ無地の五線譜に
 音符が一拍、陽射しで霞み
 黒い羽をひろげて飛びたった

 窓越しに流れる炎昼は
 人通りもなく
 『割烹あんど喫茶』の看板を ....
甘い香りが
ゆめの中で薫った

逢瀬は短く激しく
ただ
お互いを貪り
崖の上からダイブするような眩暈に
果てたわたしたちは
自然に微睡んだ

わたしは白い花に囲まれていた
甘い香 ....
○白めいた

色があった
君の白めいた指やその先
外海が言葉で満ちる頃
僕らは改札口で
無くしてしまった水棲生物の
欠片を探していた
でも本当は
最初からそんなものはなくて
 ....
あなたは夏のよう
夏というだけで モチーフ テーマになれる
純粋培養した笑顔は季節そのもの
夏の花は熱く咲くから
明日の朝まで待てない 手を放して踊ろうよ


お腹まで響く雷鳴は 大 ....
こどものころ
朝顔の種をもらった
それは幼くして亡くなった子の
短い間育ててた朝顔がつけた種の系譜で
いのちの大切さが書かれた
小さな紙が同封されていたように思う

朝顔は朝だけ咲く花
 ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
砕けたガラス、こころ
鋭角な光がきれい
どうにもできないものは水に流せよ、せよ

川の水に放たれて
砂利に磨かれて
まるい石に角をぶつけぶつけて
砕いたあっちはハンマーのままなのに
こ ....
あなた自身、世界の全てが真っ黒に染まったとしても。私は何時もあなたを明かりだと思ってるんだ。星を繋ぐと思い出が光ってるんだ。そこにあなたが居なければ。私の一部は欠けてしまうんだ。世界の一部が欠けてしま .... 十代の頃

ドラマで見たもどり橋と

一条戻橋は全く違うものだった

私が見てみたいと言ったから

連れてきてくれたけれど

逢魔ヶ刻  

短い夕立ちの後

蒸し暑さ ....
いつまでも
想い出にならない夏

痛くもなく
ただ痺れていただけの夏


ぽとり


昨日の端から
呆気なく零れ落ちたわたしは
黒い服を着せられ

どこかが
痛いような顔 ....
 大洋の波は疲れを休めに
 小さな湾へ入る
 湾を取りまいた山々が厳しく空を区切り
 空は益々、高く逃れ
 大洋の波を冷たく見下ろす

   ⭐︎

 姿を取りえない青春の彫像を打ち立 ....
 化粧水を浸したコットンパフで
 やさしく押さえる目元や頬に
 いつのまにか
 またシミがひろがっている

 ささくれ立つ気持ちの
 燃えのこる夜
 シーリングライトで照らされる
 ....
庭先に咲いていたのはほおずきの花
日常からわずらいを引き算したような
うすい黄色の小さな宇宙
秋になってそれは赤く実籠る

ほおずきの実には毒があり
かつて堕胎するために使われたと知ったの ....
あのとき見た稜線に

なぜか続く未来に

日の光をそのまま途絶えさせないように

また日の光を見る葉を常に
見送るように
朦朧と砕け散る空が
湿った風をゆっくり燻らせる

佇んだまま その内側で
何かを失いそうに掴んだままの人々は

定義の山を掻き分けては
{ルビ塵芥=ゴミ}のような贅沢を探してる

鋭 ....
手のひらの上に
ひとつの果実
それが果実であることはわかるが
その名を知らない

けれどその味は
なんだか知っているような気もする

不意に
果実は途方もなく重くなる
だからいっし ....
綿毛のしっぽ
小鹿は 天の一点を見つめ

遠雷は、雨か
我知らぬ予兆の
布告

与えられた
つばめの空を行く航跡の曲線文字を
なぞっては、
その意味を解いていく

ー路をうしな ....
街の波ぎわで ひと吹かせ
青げた煙がのぼる
冷たい宇宙は たなび風
くじらの 死骸がみえる

吸息
染まって 染まって 染まって いた
過ぎ去ってしまう さまざまに
昔読んだことばかり ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2011)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からあず- たもつ自由詩7*25-7-12
夏は来ぬ- けいこ俳句7*25-7-11
memo- うし自由詩125-7-11
_風と桑- 月乃 猫自由詩10*25-7-9
ばね- 黒髪自由詩4*25-7-9
ビオトープ- 春日線香自由詩425-7-8
虻湯- 本田憲嵩自由詩1025-7-6
救済- 渡辺亘自由詩325-7-6
量産型AI自称詩2- 花形新次自由詩125-7-6
量産型AI自称詩1- 花形新次自由詩125-7-6
かぐやの手のひら- 自由詩725-7-6
Toilet_Chase_(Osaka_Dada)- 奥畑 梨 ...自由詩3*25-7-6
元気な花- リリー自由詩12+*25-7-6
口無し- りつ自由詩525-7-6
COLORs- たもつ自由詩7+*25-7-6
ミッドナイト・スキップ- 唐草フウ自由詩11*25-7-6
いのちの朝顔/2025.7.5- 凍湖自由詩425-7-6
無題- wc自由詩14*25-7-6
シーグラス- 凍湖自由詩325-7-6
あなたがいることで- 武下愛自由詩4*25-7-5
もどり橋- 花野誉自由詩9*25-7-5
想い出にならない夏- 夏井椋也自由詩15*25-7-5
海辺- リリー自由詩10*25-7-5
素顔- リリー自由詩10*25-7-5
サイダーとほおずき- そらの珊 ...自由詩15*25-7-4
百人と我が指に赴くままに_003- Hose Enomoto自由詩325-7-4
太陽の季節- ハァモニ ...自由詩4*25-7-3
果実と踊る- 塔野夏子自由詩6*25-7-3
_遠雷_- 月乃 猫自由詩12*25-7-3
ヴォイド・ダンサー- みぎめ  ...自由詩225-7-3

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