昨日テレビで
熊田Yが
俺を好きだと言った
口は動いてなかったけど
ダイレクトにわかった
彼女の気持ち

朝早く街に出て
足早に急いでいると
自転車にのぼりを立てた
作業服のおっさ ....
フェンスの向こうで笑ってる

あの人が好きだった


とても高い所でも見てるような

目をして笑ってたんだ


だから


綺麗な帽子が風に飛ばされないように

祈ってた ....
始まりと終わりは

いつも同じ場所な気がする


まるで

ブーメランみたいに


だけど

その距離は少しづつ遠のいていく




何処へ投げたか忘れるくらいに
 ....
ぼくはいま立っている
かなしく縮んだみじかい羽を抱え

忘れてしまったのだ
とうのむかしに
空をゆく彼らは
かつてはぼくの隣にいたはずだが

大自然の
そのてのひらの
甘やかすまま ....
ジェット機を出してくれ
ソコトラ島から恐山を経由してジュノーに向かうんだ
そしたらジェットはあんたの好きにしな

神様、僕はいつのまにか成功していたよ
だって命は赤々と燃え
風にそよぐ ....
紫陽花のトンネルくぐる梅雨だめし ビニール傘が今日は好き


プラスチックの指輪をかざす薄暮の押入れ 胸にうちよせるうそつきの快感
何故君の手のひらは
綺麗で
広くて
女の子みたいに
冷たいんでしょう?

わたしの手のひらは
ぼこぼこで
小さくて
いつでも熱くて
どこか湿っぽいです

だから

その
 ....
思えば


それは


水面に映る月のように


おぼろげに綺麗で


悲しい夢






何だかわからないよ











 ....
波打ち際の流木に
白いワンピースの後姿

沖に向かって風が吹いたとき
彼女の瞳は
黒曜石のように輝き始める

白のスカートを翻して海を渡り
愛した故郷の港や島影が遠くなると
こ ....
ほんとうかどうか
知らないけれど
詩の勉強会
みたいなところで
こんなふうに言われるらしいね

悲しいだとか 
せつないとかの
感情を指すことばを使わず

あなたの気持ちを伝えてご ....
未だ見えない光の先で
君が泣くのを待っていた

密かに、ひそやかに。

独りきりではとうてい
飲み下せないだろうから

何が悲しいとか
どうでもいい愚問より

秘かな涙の粒が
 ....
{画像=071224181905.jpg}

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ....
水色ストライプのひさしの向こうに
ぼんやりとした青空が広がっている
目の前に広がる防波堤
空の青が海の青を映したものなら
空気は随分とくすんでいる
陽射しに透けているこの小屋根の方が
 ....
仲秋や母と二人の田舎道


仲秋や外には外の掟(おきて)あり


満月の暈(かさ)は厠(かはや)より眺む


レジ待ちと外で母待つ今日の月


伴走の母のペースや望(もち) ....
音速を超えて
今、僕らが立つ世界が
静かに終わっていくのを見た

本当に欲しいものなんて
何一つ転がっては居ない

さっきまであった体温
37度5分
掌より優しくなりたい

一つ ....
この枝は弱い羽ばたきでも揺れて言の葉の妙聞かせられすぎ
たくましく羽ばたく鳥を嘉すれば何時もと同じ仕事行う
隠れ無き部族の長よ今宵こそシュガーフリーな秘儀の数々
今日の日を反省してみるもう少し自分の方から動けたものを
アイダホに舞台を移すアニメ歌何故あんなにも繰り返すのだろう
戯れ言は得意では無い歌ならば特に衒いは無くも語れる
夕食のマーボードーフキンピ ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
他人のことなのに幸せな気分に浸っている。
満たされているかどうかは不明。
隙間風があるのかないのか。
冷たくも熱くもないのでわからない。

なんでかな。
おめでとうと言うと、寂しい気持ちが ....
1.


上履きの色は赤か青で
たまにみる緑が
私はうらやましかった
ぺたぺたと
音もなかった
たくさんの足
あの
はためく日の丸をもう
みることがないから
ここがどこかわから ....
桃の味なんてしないわ
紅茶に潜ませた桃色が匂うだけ

真っ赤なソファが拒絶
白いシーツの群れが
羊に見えたのは内緒

絡めた指から零れたのは
夜粒の欠片だとあなたは言うけど

違う ....
伝わらなかった思いがいつも胸の中で燻っている
平気、平気、大丈夫
そんな言葉はもう要らない
強がりと我が侭は紙一重
貴方の手に繋がりたかった
願いなんて安易な言葉で片付けてたの
だって、夢 ....
「自由」って言葉ほど魅力的なものは無かったけれど
それを手にして振りかざして生きてきたけど
本当は誰の手中にも納まっていない
そんなちっぽけじゃないんだ、じゆう。

何にも縛られない世界で息 ....
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ

今日の理科で習ったばかり ....
明日また現実に戻るんだ
オフィスレディの宿命みたいに
あのチェアーの回転具合の悪さ
どうにかしてよ

勤務歴1年
もう慣れ親しんだ仲みたいに
言わなくても分かるを合言葉に
書類を投げる ....
知っていたよ

その言葉が嫌いです
私の事全て分かったように言わないで

知っていました

ごめんなさい
私も貴方の事を分かった気で居たのです

どんな貴方を見ても
好きでい ....
静かに夜が明けるまで
隣にいてね そっと 触れたまま

この世のしがらみなど
全て消えてしまったかのような
美しい寝顔を
もう少しだけ見ていさせて

朝が来たら甘い口づけで
そっと  ....
私は白い風の一切れの布
陽に織られた交差のひとつ
あるいは帆として光りの波を漕ぐ
私は白い風の一切れの布
織り込まれた出会いの中に
これからゆく海の広さを知らない
だが私
人に羽織られ
 ....
それは
濡れた樹々の梢に透かし見た
緑の扉
明るい庭先のその扉を夢見る
光と影を刻み憧れにたたずんで
あるいは移り変わる街の喧騒の中に
待ちくたびれて
人知れず錆びついていたあの扉
そ ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている

夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
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