女の面影や身体の柔らかさのことを
夜道を歩きながらぼんやりと思い出そうとしていた

半月に照らされた王都の白い石畳が
南島の短い冬に冷えていた

(あれは、まぼろしではなかったのか)

 ....
体育館の掃除は楽で

床を雑巾で拭いて、トイレの紙を補充したりする。
やる事が無くなったら
人と目が合わないように、視線の網をかわして
立ちんぼで時間をつぶせばよかった。

何度も何度も ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
{引用=雨の日、その一日が悲しいのは気のせい

誰かが言っていました
「雨は世界の涙です」
それは違うと思います

僕には僕の世界があって
本当に世界と言ったら
それは途方 ....
ひとつ花のアンビバレンス

嫉妬を誘うアマリリス

物憂気なアピアランス

砂漠のようなアンビエンス

夜に潜むアンタレス

群れる羊はアクイエス

耳打ちしたのはアスタロス
 ....
一番乗りではなかった
ロッカールームで 常連の中年女性が
油もたんぱく質も無い体を あらわにしている
錆び付いた金属のような 褐色の人
臆病者のこんにちは、は 届くことなく
乾いた音を響かせ ....
三角柱の一面は
相変わらずでしゃばっている
白も
相変わらず踊っている

思いきり
死んでしまうほど長く見あげているうちに
目覚ましは鳴りやんだ

かつて
足りないと思っていた美し ....
夜にしかない可能性の息

あなたの首に下がっているのは地球


眠り、寝息で会話

ひとり起きて台所の水を飲む

この水は深海からすっくって運ばれてきた


フランス語のテ ....
ごらん、夜が更けていくだろう。
星が散らばり輝くだろう。
あそこにはもう誰もいないんだ。
歩いたそばから道が消えていくのさ。
きみの小さな手のひらがその光を捕まえたときには、
するすると細い指の間をす ....
雑踏を行くと

路上で演技をする人を見かけることがある

今日は渋谷で

黒人がドラムを叩いていた


バスドラの前に置かれた

あれは何だったか

脱衣カゴのような目の粗い ....
ふたかかえもする
庭石のくぼみが淀ませている
枯れ葉を腐葉にして
「時」のひかりをふくむこともせず
「空」の叫びにこたえることもなく

やがて 湛えたあまみずもさよならするだろう
そして ....
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する


おいおい ....
 運動会に
 宇宙船の円盤が降りてくる
 
 雲一つ無い快晴の空に
 組み体操の人々の束が
 何らかのメッセージを
 送っていたのかもしれなかった

 しか ....
ニット

帽子


十六の島に染められた子

遠景と 自動販売機から出た温かい缶を左手に
少女として佇む

移ろいゆくあなたが
ひとり勝手に 丁寧に動いている

遠雷と時報 ....
くちびるからこぼれた息の糸は青くのびて、しなやかに細い鋼材として夜を螺旋した、あなたと交わした指止めはあまり物の工具のようで、小さな廃墟のテーブルと、小さな廃墟のランプと、よわい背 .... 君の揺らすスカートの長さが
ゆったりとして安心する
二年前もその前も同じように揺らす
服の趣味の変わらない君が
錯覚させる、僕をひとりの頃に
誕生日おめでとう、
とつぶやく
そういえば昨日は君の誕生日だった、
大親友であった君の、

君の顔は思い出せる
声はいまいち

君とはいろんな話をしたね
将来のこと好きな人のこと
 ....
ニラ玉3口
サーモンハラス 大根おろし
ゴルゴンゾーラリゾットのコロッケとトマトソース
上海炒飯


ウニ スプーン一杯
エビチリ


マッコリ

而今
その他ことば ....
{引用=
生ける命を、一つでも、
愛でられるなら、まだ、
生きていられる、私に、

愛されてくれてありがとう。
春月や 石の転がる道をゆく 好きよ

ねぇ もっと好きよ

いつか切れてしまうの?

知らないふりをして

くっきりと笑う裏では

欠片を必死に集めているのよ

それはまるでお天気雨に似て

光の中私 ....
懐かしい友人が会いにきた
数年間の経験と知識を持って
新しい海を渡ってきた
昔話も苦いことばかりなのに
どうしようもない俺に会いにきた

姿勢のいい奴はよくしゃべる気がする
知らない言葉 ....
なにも持たずに生まれました
未来さえ
約束されずに

ほしくてほしくて泣きました
与えられると信じて

母でしょうか
父でしょうか
私を創ったひとは
私を抱いたでしょうか
夢をみ ....
{引用=
どんな歓楽街よりも
ありふれた町の公園が
きみの四角い部屋が

どんな美食よりも
炊きたての白ごはんが
つめたい水が

どんな芸術よりも
赤子のようなキャンバスが
無言 ....
一人暮らしを始めてからまだ一年位なのに
だいぶ大きく逞しくなったと思う
濃くなった今時のメイクで貼付けた防波堤の中に
小麦色の残像が見えかくれするけれど


***


一人 ....
小学生のころ正義帳なるものをつくった

表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた

その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した

1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた

あの頃といまも考 ....
根菜を切る
すとん、と
やわらかく
響くまな板

根菜を切る
おおまかに
あたりをつけて
あとは
力を込めるだけ

そんなふうに

もう
あなたに告げるのだ
楽しかった
 ....
お鼻の高いおくさんが
キャリーを曳いて家を出る
きらわれ者のかあさんは
むすめの手引いて家を出る
きれいなあしたを夢に見て
あるべき門出をやり直す
首なし亭主の死体つめ
青いお墓に捨てに ....
(目覚め

君に融けてしまいそうな
早朝の輝き
池の氷がざわめき出す
ほら
滑ったのはピアノの鍵盤
射し込む光の挨拶

  おはようございます】

窓辺から延びる ....
気づかぬように
ゴルフに行き

気づかぬように
帰宅した相方が

また 洗濯物を回している
音で目が覚めた

うざい うざい
目覚めたくない

あたしは
倒れこんだベッドで
 ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2058)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手枕- 楽恵自由詩1210-4-18
体育館の掃除- 山岸美香自由詩110-4-18
内海の道- within自由詩15*10-4-16
「雨の日、その一日が悲しいのは気のせい」- ベンジャ ...自由詩6*10-4-16
明日- 瑠王自由詩4*10-4-16
ヨガスタジオで- たちばな ...自由詩9*10-4-16
下に- FUBAR自由詩7*10-4-16
眠りの代筆- 猫のひた ...自由詩410-4-16
『サファイアの星』- 東雲 李 ...自由詩2*10-4-16
オキモチヲクダサイ- 久亜麻ジ ...自由詩5*10-4-15
凍てついた炬火(九)- 信天翁自由詩210-4-15
それぞれの- 唐草フウ自由詩8*10-4-15
モンスタ—- ヨルノテ ...自由詩310-4-15
窒息- しべ自由詩310-4-14
beyond/- ねことら自由詩310-4-14
結婚記念日- 瑠王自由詩5*10-4-14
4月12日- ki自由詩110-4-14
つき(虚実)- ask自由詩1+*10-4-14
やわらかな未練- 亜久津歩携帯写真+ ...4*10-4-14
春月_(しゅんげつ)- こしごえ俳句3*10-4-14
お天気雨に- maricat自由詩3*10-4-14
昨日をさらっていくよ- 粉末自由詩2*10-4-14
花吹雪- 朧月自由詩410-4-14
簡潔な好意- 亜久津歩自由詩4*10-4-14
- ゆるこ自由詩310-4-14
せいぎのるーる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...24+*10-4-14
宙(そら)への願い- umineko自由詩8*10-4-14
イドのまわりのわらべうた- salco自由詩5*10-4-14
- 乱太郎自由詩1010-4-14
喧騒- 森の猫自由詩4*10-4-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69