佐々木浩子
何だって出来るんだ
佐々木浩子
スーパーマンだよ
佐々木浩子
普段は違う名前さ
佐々木浩子
買い物上手でキャビヤに詳しい

佐々木浩子
普段は四本足で
佐々木浩子
 ....
星の子たちよ、遊べや遊べ
夜更けになったらこっそり遊べ
あの子は眠っているからさ
こっそり遊べよ、こっそりこっそり

星の子たちよ、遊べや遊べ
夜更けになったらなにをする?
あの子の寝顔 ....
画面越しの吹雪と俺のおる業務用冷凍庫
どっちが寒いか言わなあかんのか
愛などなかったと思うと
体がすうすうした
夢などみなかった
明日など持たなかった
そう思えばすうすうして
にんべんをはずした私の、
うすっぺらい物語も
すこし良いものに思えた
 ....
静かな波が 寄せては返す
白い砂浜
あまりにも明るく眩しい 夏の太陽
青い空
青い海
波打ち際の波は透明

何故この波打ち際を
歩いているんだろう
夏に海に来るのなど
好きではなか ....
願いの出る場所は大きな洞穴か
入口には番人いるか
時々掃除はしておるか
近付いて良いか
入っても良いか
願い以外は出て来ぬか

 オト、ザクラン、ユケ、マイケ

願いは風のようなもの ....
柔らかな機械
拘束されない想像力

サイバネティクスの夢は
四肢をもがれたバッタのように
プレイリストのなかに埋め込まれるのだろう

残酷な朝は天体を廻し
透明な朝をスルーしてゆ ....
商店で見た山崎パンの
バターケーキが豪華に見えた
電話ボックスに置かれた缶コーラに
毒が入っていたニュースが怖かった
ユリゲラーがスプーンを曲げたかと思うと
あのカルト教団の教組が宙に浮いて ....
陽だまりに人々溜まり木々黙り


からっぽの素顔とカラーコンタクト


暖かい悪意で赤く描いている


スカートの丈でカースト制度っす


海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
あの









夏休みの図書館で






 ....
ライムやぞ
わざわざやぞ
わざありのらいむやぞ
とだいぶ大きくでたあと
抜け落ちた穴のあと
ほぼカラやぞ
仮宿にサイフ忘れた
抜かれて最終なんぼ計算したらつらいぞ
そんなささいなことど ....
素敵過ぎ! 好きです!
すてきすぎ すきです


寝よ 時間差で参加しよ ね?
ねよ じかんさでさんかしよ ね


奇跡的喜劇 ケーキ 汽笛席
きせきてききげき けき きてきせき
 ....
眠れずの夜半の僕はといえば
ベランダに丸椅子出して店番す

陳列された星座の数々に反し
なかなか御客も来そうにないが
結婚が決まったと言った
俺は
何だよそっちが本題かよと
急に興醒めて
来週火曜から又
京都市左京区の吉田の
研究所に戻って
ラット共を大量に殺戮して
薬を作る仕事に
戻るのが急に ....
おもいのほか
ながい旅になったね

きみが言うとき
夏はもっと熱くなる

もっと遠くへ行かれたね

言い合いながら
右往左往した
春や秋や冬を思い出すと
夏はますます長く ....
カードを切っているのは
何も考えたくないから

手触りだけで
ひと時真っ白になれる

占いなんて嫌い

数字や絵に意味を持たせたら
世界が終ろうとするだけ
深夜
誰かが窓を叩く

マンション11階
泥棒にしては行儀がいい

盆はまだなのに
誰か帰ってきたのか

そっとブラインドの隙間を覗くと
命を懸けて
光にたどり着いた甲虫だった
 ....
かつて
とある、
街に
浮かぶ
球体

中に
佇む
景色
に、
確実な、時間の
流れが、様式を
紋様に、開封に
、コカ・コーラと
印刷された便箋に
手を繋ごうとした ....
よりよい幽霊になりたくて
悪い橋を何度も渡り
金色の蟻たちを埋葬してきた
完璧な駅
にわか雨の神
遠くから聞こえる近眼
ハレルヤ、ハレルヤ、
零がどんどん溢れ出す
無限大まで少し足りな ....
夜蜘蛛は一晩経つと朝蜘蛛に
こっそり生まれ変わってた

死なずとも生まれ変われる事を
こっそり僕に教えてくれた
透明すぎて何も見えなくなった視界を
侵蝕する夏

振り向いては駄目と云った
爛れ落ちてゆく意識で
最後に何を感じたの

ああ {ルビ懶=ものう}い
純粋ごっこの残滓に
濁った火をつけ ....
私の骨を粉々に砕いて、撒いた
丁寧に幾度も叩いて粉々にしたので
さながら机上にのみ立ち現れる楽園の一片
真白い砂浜の一掬いのようだった

私を制御しきれない時間
私という生き物について考え ....
俺の高校は運良く鴨川のど真ん中にあって

学校終わりに徒歩で

梶井基次郎が檸檬を買った果物屋に行けた

そこで本当に檸檬を買って

実際に丸善に爆弾を置きはせ ....
姉が玉子焼き用の四角いフライパンで
目玉焼きを焼いている
合う蓋はないので
横から湯気は洩れるが
面白い発想に見えた

僕は丸い小さめの普通のフライパンで
目玉焼きを焼く

かように ....
そっちには
あると想うよ流れ着く
流木みたいな海辺の灯篭


あまりにも
ゆるりゆるりと進むから
見逃しそうな塀の舞舞


潜んでる
顔には出せないゼツ ....
ほしかった言葉をいくらでももらえる
愛しているとかそういうやつで
ひとりじゃないのかもしれないと
つまらない夢を見なくなった
道端に伸びていく薄緑の細い茎の
ちいさく開いて枯れていくあの花を ....
モササウルスに喰われた記憶なのか、
中生代にも自分という現象は何らかの、
身体をもってそれに賭したのだろうか…
一.


よくないものを
無知で繕うと
いいもののようにみえた



汗にふちどられて
境界線が消える




二.


問いへ向かう旅

解1・(虹はなぜ虫 ....
「自分に嘘をつくな」



という常套句がある





ずいぶん使い古された言葉だが






決して蔑ろにしては ....
七月を纏って
汀を歩いてゆく
寄せては返す 透明な波

やがて小さなさびしい桟橋へ
たどりつくだろう
そこから灰色の舟で
向かうだろう
いちばんなつかしい日へ
記憶と予感との ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(1918)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
佐々木浩子- 妻咲邦香自由詩122-8-26
星の子たちよ、- 高山夕自由詩222-8-25
どっちが寒いか- 奥畑 梨 ...自由詩122-8-24
にんべん- はるな自由詩622-8-24
波打ち際- 塔野夏子自由詩3*22-8-21
願い- 妻咲邦香自由詩322-8-20
ピーターラビットのうた- マークア ...自由詩1022-8-20
居酒屋あらわる- うめバア自由詩1322-8-20
カラー- 水宮うみ川柳3*22-8-20
読書感想文- TAT自由詩1*22-8-17
ライムハザード- れつら自由詩122-8-16
回る恋文- 水宮うみ自由詩2*22-8-11
店番- クーヘン自由詩7*22-8-8
フジロックで君は- TAT自由詩122-8-7
- はるな自由詩622-8-3
ランスロット- ガト自由詩2*22-8-3
幽霊の旅路- ガト自由詩4*22-8-3
空白「音」- ryinx自由詩2*22-8-2
大嘘- やまうち ...自由詩322-8-2
こっそり- クーヘン自由詩6*22-8-1
衝動の夏- 塔野夏子自由詩6*22-7-31
祝福- 来世の自由詩422-7-30
蓄音機を聴かせて貰ひにわざわざ出かけて行つても- TAT自由詩322-7-30
一本ではない- りゅうさ ...自由詩522-7-29
深夜3時に出てゆくなバカ- 秋葉竹自由詩322-7-28
ある日の眺望- アオゾラ ...自由詩322-7-27
記憶- ナンモナ ...自由詩5*22-7-26
断片集「ト書き」- 簑田伶子自由詩6*22-7-25
この線から上が空で下が海- TAT自由詩122-7-23
- 塔野夏子自由詩6*22-7-23

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