なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
痛みのある覚え

それはその人の人生と分かちがたく結びつく

妻が心にとめたものが

涙となって零れ落ちるのを

ぼくはとなりで見ていた


映画を観終わったあと

妻に感想 ....
             花屋敷のジェットコースターが
             崩れ落ちそうに走り抜けて行く

             いいじゃない
             ガタガタが新 ....
晴れた日に
布団を干して
洗濯して
うたた寝して

麦の穂が
ゆらゆらユラリ
散歩に出かけて
湖の畔に出る。

輝く光
優しい光
帰りは夢の架け橋
自然は温かい
降りているのか
上がっているのか
分からなかった

肩を並べてなのか
今からすれ違うのか

降りているのか
上がっているのか
分からなかった

幻なのか
悲しみなのか

降 ....
睡眠薬が処方されて 5年
やっと手に入れた
ゆったりとした睡眠が

また元の覚醒睡眠に戻った

ストレスのせいか?
薬に慣れてしまった身体のせいか?

理由はわからないが
夜中の2 ....
               100417




並が、7
並が、8
並が良いと、
3が、
吠える朝

大神
オオカミ
おおがみ
頬白が通り過ぎる海原に日が照る
 ....
 
 
死にかけた
山で吹雪の
向こうには
斉藤の部屋
の灯りがある
 
 
 
 
息子が
ひらがなを
逆さまに書いた

いつから僕は
鏡の世界に
いたのだろう

左から分けた
髪が右に
そよいでいく

街宣車の怒号も
静かな春に
よく馴染んで ....
オレはもうむかついたから猿に戻る
手段と日時についてはまだ言えない
猿に戻って脳に色々の細工をしてもらい
ある程度天才的な猿となった暁には
洋服を着て歩いてリンゴをもらい
携帯待受画像の収入 ....
君の存在が単なる嘘に思えた
わからないけれども 明日としてやって来る
君の暗い闇の中として
壊された 俺の心だった

俺は世界から逃げ出すべきなのだろう
疲れさせられている日を すべてとし ....
朝まだきと言うのか、夜が明けたかどうかという頃
かすかな鐘の音がいつも遠くから聞こえて来る。
住職が鐘撞くような高徳の寺はこの辺りにはないから
多分、世田谷通りの向こうからだと思うが、
しかし ....
人生よりも永い愛の跡

そんな愛し方で足りないのは

人間だからでしょうか

楽譜のような愛の跡

そんな愛し方で足りないのは

人間だからでしょうか


人生は短いのでしょうか

木や楽譜であったの ....
女の面影や身体の柔らかさのことを
夜道を歩きながらぼんやりと思い出そうとしていた

半月に照らされた王都の白い石畳が
南島の短い冬に冷えていた

(あれは、まぼろしではなかったのか)

 ....
体育館の掃除は楽で

床を雑巾で拭いて、トイレの紙を補充したりする。
やる事が無くなったら
人と目が合わないように、視線の網をかわして
立ちんぼで時間をつぶせばよかった。

何度も何度も ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
{引用=雨の日、その一日が悲しいのは気のせい

誰かが言っていました
「雨は世界の涙です」
それは違うと思います

僕には僕の世界があって
本当に世界と言ったら
それは途方 ....
ひとつ花のアンビバレンス

嫉妬を誘うアマリリス

物憂気なアピアランス

砂漠のようなアンビエンス

夜に潜むアンタレス

群れる羊はアクイエス

耳打ちしたのはアスタロス
 ....
一番乗りではなかった
ロッカールームで 常連の中年女性が
油もたんぱく質も無い体を あらわにしている
錆び付いた金属のような 褐色の人
臆病者のこんにちは、は 届くことなく
乾いた音を響かせ ....
三角柱の一面は
相変わらずでしゃばっている
白も
相変わらず踊っている

思いきり
死んでしまうほど長く見あげているうちに
目覚ましは鳴りやんだ

かつて
足りないと思っていた美し ....
夜にしかない可能性の息

あなたの首に下がっているのは地球


眠り、寝息で会話

ひとり起きて台所の水を飲む

この水は深海からすっくって運ばれてきた


フランス語のテ ....
ごらん、夜が更けていくだろう。
星が散らばり輝くだろう。
あそこにはもう誰もいないんだ。
歩いたそばから道が消えていくのさ。
きみの小さな手のひらがその光を捕まえたときには、
するすると細い指の間をす ....
雑踏を行くと

路上で演技をする人を見かけることがある

今日は渋谷で

黒人がドラムを叩いていた


バスドラの前に置かれた

あれは何だったか

脱衣カゴのような目の粗い ....
ふたかかえもする
庭石のくぼみが淀ませている
枯れ葉を腐葉にして
「時」のひかりをふくむこともせず
「空」の叫びにこたえることもなく

やがて 湛えたあまみずもさよならするだろう
そして ....
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する


おいおい ....
 運動会に
 宇宙船の円盤が降りてくる
 
 雲一つ無い快晴の空に
 組み体操の人々の束が
 何らかのメッセージを
 送っていたのかもしれなかった

 しか ....
ニット

帽子


十六の島に染められた子

遠景と 自動販売機から出た温かい缶を左手に
少女として佇む

移ろいゆくあなたが
ひとり勝手に 丁寧に動いている

遠雷と時報 ....
くちびるからこぼれた息の糸は青くのびて、しなやかに細い鋼材として夜を螺旋した、あなたと交わした指止めはあまり物の工具のようで、小さな廃墟のテーブルと、小さな廃墟のランプと、よわい背 .... 君の揺らすスカートの長さが
ゆったりとして安心する
二年前もその前も同じように揺らす
服の趣味の変わらない君が
錯覚させる、僕をひとりの頃に
誕生日おめでとう、
とつぶやく
そういえば昨日は君の誕生日だった、
大親友であった君の、

君の顔は思い出せる
声はいまいち

君とはいろんな話をしたね
将来のこと好きな人のこと
 ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(1918)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
妻の涙- 久亜麻ジ ...自由詩410-4-19
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ジムノぺディ- 吉岡ペペ ...自由詩1310-4-19
覚醒睡眠- 森の猫自由詩5*10-4-19
海を渡る狼- あおば自由詩5*10-4-19
斉藤の部屋- 小川 葉短歌510-4-19
静かな春- 小川 葉自由詩410-4-19
真価- セガール ...自由詩410-4-19
日曜日の幻- 番田 自由詩210-4-19
地軸- salco散文(批評 ...5*10-4-19
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手枕- 楽恵自由詩1210-4-18
体育館の掃除- 山岸美香自由詩110-4-18
内海の道- within自由詩15*10-4-16
「雨の日、その一日が悲しいのは気のせい」- ベンジャ ...自由詩6*10-4-16
明日- 瑠王自由詩4*10-4-16
ヨガスタジオで- たちばな ...自由詩9*10-4-16
下に- FUBAR自由詩7*10-4-16
眠りの代筆- 猫のひた ...自由詩410-4-16
『サファイアの星』- 東雲 李 ...自由詩2*10-4-16
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窒息- しべ自由詩310-4-14
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