すべてのおすすめ
人よりも人間のこと好きな犬


面白きこともなき世の黙示録


変化する{ルビ生=なま}の言葉は訛ってる
戸惑いを纏う微睡み走馬灯


匙をなげ貝も眞珠も旨いだけ


発見し発現したと発言し


思いつき重い月へと落ちていく


追っぱらう腹いっぱいの酔っぱらい


誰一人い ....
変わってく河の何かが可愛くて


非常扉 悲しい罪を排気する


柔らかに矛を茅にし揉み消した


濯がれて耀き躍る日曜日
折り鶴は祈り 確かな誓い折る


哲学に誓って言った逝く折に


真実を空に鎮めて充填し


化けものが人をヒヒヒと旨そうに


本という頁の束を頼る夜


花老いて泥の ....
白い羽 前に習った当たり前


口々に未だに今を吟味する


茜空 酒が西日に晒された


剪定し手前に揃う前ならえ
公の窓は総じて掃除され


表でも想ってない詩 御持て成し


忙しない世間話に世話はない


振動がしんどい じっとしとしとと
層のなか小僧を憎む贈りもの


無造作な夢想の魚 群れのなか


贈りもの一層増して小僧へと


待ち惚け まぼろしの町を冒険
青いそら どれもが素晴らしいらしい


懐かしい夏が死因で続かない


ぼんくらな僕ら法螺吹くぼんやりと


存在が素朴な素材は素敵だね


肉が肉食う にくしみが沁みる内
 ....
もういない人をまねしてまねいた日


湧き上がる痛みと踊る大通り


ただ示唆をして正しさを足しただけ


模倣した哀慕 砂漠に募る墓


整然と生前のまま性善説


ご ....
秋映る 和む香りが響く程


ドキドキと途切れ途切れの起動音


涙という液体のなか夜の人
楼閣の桜の数を教えてる


春雨をお外で食らいまくってた


脇役の筋力 協力は脅威


蜃気楼 桜が数を教えてる
一瞬の光をずっと見ていた日


スカスカの姿形たち立ち上がる


古くに叶えて口から土を吐く


間違いが待ちに待った街に舞った


崇高にすっごい少し吸い込んだ


月 ....
物理的にふつうに分厚い文庫本


幻の魔を滅ぼして仕舞うロボ


十二年後の十二年前のカニ


天国の夫と大王の宝玉


蓋に触れ縁から淵へ降っていく


存在もしていな ....
謹んで僅かな菫 勤務地へ


証明を正月という日に言った


悽惨な凄い妻が萋萋と棲む


木の奥の記憶 昨日の斧を置く


横書きの下書きを上書きしてる


春先に白い ....
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
名探偵めいた店名 目指す天


先週の一日千秋選手権


擬態して熊を疑う能力者


メビウスの帯をタスキにタヌキ抜き


実体のない草原に揺れる点


クラインの壺へと ....
古の占い 石が右に在る


二次元の架空の空に架ける虹


伏線は不鮮明な付箋めいた


月の重みで腫れていく海と空


鉄の音 空中と手をつないでる


お葬式みたいに ....
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
暗転した舞台で演技してる夜


これは草 それくらいしか言えなくて


思い出が今日の日付を探してる


心臓の動悸が動機だったとき


三日月の空は脆くて危ないよ
太陽が陰に隠れた隙の月


名前から抽象的に広がった


未知満ちる道を my go 舞う迷子


実体のない実験の実体験


頑なに語らなかった固い肩


太陽は勿体な ....
無に熟す熱 黙然と照らす熊


ぼんやりと体育館で読んだ絵本


空っぽの体を白く染める空


面白い面影 モノクロの想い


草原と身体の底に昏れていく


つもりつづ ....
ワンパクにタンパク質が爆誕す


フワフワでふかふかな深緑色


欠片だけ 影は空っぽだったから


目を閉じる度に世界を忘れてる


足裏が蚊に刺されててめちゃ痒い


 ....
500年かけてあなたが泣いている

でかい木の葉が揺れていて騒がしい

復讐ぐらいしかやりたいことない

巨大な古代と広大な兄弟

ものすごいヘアスタイルで夢語る

生きていること ....
正念場歩く架空の少年は


{ルビ詩心=しごころ}と私語転がした春の蝉


水晶に水槽を推奨される


話から離れて花と去っていく
陽だまりに人々溜まり木々黙り


からっぽの素顔とカラーコンタクト


暖かい悪意で赤く描いている


スカートの丈でカースト制度っす


海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
にまにまとカニカマとカニ、魔改造


童貞の瞳の中に住む天使


図書館で都市の予感を感じ取る


朧げに憶えていると思う月


手をふって 涼しい風が吹いている
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
なにもないという豊かな夕だった


吹く風の青色だけを感じている


最低と最下位に再会咲いた


おもちゃみたいな草原の緑色


あなたが好きだったメロディー流れてる
mizunomadokaさんの川柳おすすめリスト(86)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生意気な生き物- 水宮うみ川柳225-6-23
灯る窓- 水宮うみ川柳1*25-3-30
過去に加工された河口- 水宮うみ川柳1*25-3-20
虚実入り混じる口実と嘘と人- 水宮うみ川柳3*25-3-4
機械体操- 水宮うみ川柳3*25-2-26
梅雨と煮汁- 水宮うみ川柳1*25-2-23
小さな心を贈る- 水宮うみ川柳3*24-9-23
負四季- 水宮うみ川柳2*24-9-7
人通りの踊り- 水宮うみ川柳2*24-6-20
時の目にいる- 水宮うみ川柳3*24-5-22
髑髏、縷縷を數える- 水宮うみ川柳2*24-3-22
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固い姿- 水宮うみ川柳4*23-3-27
昨日の春- 水宮うみ川柳3*23-3-14
空の体- 水宮うみ川柳5*23-2-23
転々と点々と- 水宮うみ川柳2*22-12-30
そらした- 水宮うみ川柳2*22-11-26
丸い雨- 水宮うみ川柳4*22-11-1
夜暮れ- 水宮うみ川柳1*22-10-27
隙間- 水宮うみ川柳3*22-10-16
づつうつつづつ- 水宮うみ川柳5*22-10-1
かななかな_からかなか- 水宮うみ川柳3*22-9-20
本の人の木- 水宮うみ川柳4*22-9-15
架空に浮く- 水宮うみ川柳2*22-8-27
カラー- 水宮うみ川柳3*22-8-20
ねむいやみ- 水宮うみ川柳3*22-7-20
ほどいた糸を- 水宮うみ川柳1*22-7-13
龍と月- 水宮うみ川柳2*22-6-26
走る足- 水宮うみ川柳2*22-6-18
メロディー- 水宮うみ川柳2*22-6-10

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