奇妙な夢だろうか

<孤独>がネット・オークションに出ていた

存外たくさん出ていたから 驚いた
街に出ればすぐ手に入るだろうに・・・そう思い
電車だって孤独のスシ詰め状態だ・・・そう思い ....
猫も僕も笑われるのが大嫌 ....  .... 朝 目覚め コーヒーを片手に空を見上げると

真っ白なカーテンの隙間から 冬になろうとしている風を通り抜け
真っ直ぐな日差しが 私を突き抜けていく

夜 あんなにも心はざわつき 心細くな ....
朝は鞄の金具ががちゃがちゃ鳴ってやってくる
冬眠したい放し飼いの蝶蝶

いつのまにか朝をしなくてもよくなった
ただ露をながめ
ひやりを舐める
ついきのうまで往来を洗う私だったのが
い ....
私のなかにある悪は
時おり人に石を投げつける
それはどんな惨さか
それはいったいなんの憎悪か
私のなかの悪は
時おり両手に盗みをそそのかす
それはどんな貧しさか
それはいったいなんの ....
ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした

退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた

月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな ....
あなたを指した指に
刺されたあなたの
痛みが刺さり

腕を駆け
胸に針刺し
脳にとどまり
鷲鼻の女の子に出会った
久しぶりに学生時代の事を思い出す

崖を歩いていると
あなたがビデオテープを選んでいる
道のりは永く
濡れやすい日々だ

忘れることはなかった
鷲鼻の女の ....
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです

箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
何故なら信憑性が無いからだ
















 ....
 .... ふゆがくるまえに
ゆきがふるまえに









きつねのてぶくろを
つけないと






 ....
もしも生まれ変われるなら
涙を流さない生き物になって
あなたのそばにいたい
押し込めた悲しみを
胸の内の湖に降り注ぐ雨へと変えて
光が顔を見せる時は
きれいな虹の橋を掛けるよ
どんな時も ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
コンクリ-トの囲いとか
有刺鉄線のバリケードとか
があるのではない
ガラスのドアが閉じているだけ
外からは自由に開く自動ドア
それでも内からは
鍵が掛けてあって開かない

食事は確 ....
【乾期】

鉢植えが日ごとうらぶれていく
朝顔はもう咲かないだろう
ふたたび未来をつなげる種だけを残して
それでいいじゃないかと
乾いていく
ほんの少し私も そこで
足踏みしている
 ....
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい





無論軽いフレンチなやつじゃなくて

真剣にエロい


心臓と心臓でセックスをするようなやつだぜ

 ....
 
信じなくていい

涙で帳のおりた夜

そんな夜は、信じなくていい



 
【ともし火】

気づけばしんと冷えていく
乗り換え駅も冷えていく
あの子はまだ半袖で
切符がないと泣いている

秋は火を隠している
柔らかな火を 今年もまた
あの子が切符を見つけられ ....
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた

6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
雨の降る日は遅刻者が多い、と考えただけでも既にいらいらと重くなる頭を、無理に伸ばした背骨で支えて、混み合う生徒玄関で傘の滴に汚れた廊下の掃除の仕方と、遅刻の取り締まり方について、週番の生徒に指示してい .... は『 .... せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
 



忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程

時計は過去を写さない
それでもお前は ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
空を割るように
まっすぐ伸びていく
ひこうき雲は
まるで誰かの夢を
乗せているようで
風邪引きのあなたは
「子供騙しね」
と笑いました



空を割るように
ま ....
グレープフルーツナイト
ぷかぷか浮かび上がれば
魔の時間だ コウモリのお通りだ
合図になる 目が覚める!

パイプをくわえたフクロウ
迷子の泣きべそオオカミ
花冠ひっかけたトナカイが
 ....
悪魔と交わしたキスは月のない夜の味
冷めた小指と小指をきつく絡ませる
フィーリング感じて
望むもの全部あげるよ

見えない何かに
消えない何かへ
祈ってる すがってる 頼ってる

く ....
mizunomadokaさんのおすすめリスト(2011)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
数え切れぬ孤独- ハァモニ ...自由詩3*14-2-10
チョコレート/セックス/チキン/裏切り者/呪い/祈り/光- TAT自由詩6*13-12-24
雪見大福- TAT自由詩213-11-28
冬の移りゆく寒さの中で- 葉月桜子自由詩3+*13-11-19
朝の金具- はるな自由詩613-11-19
- 月形半分 ...自由詩413-11-19
そんな花見- 梅昆布茶自由詩1813-11-18
人差し指- イナエ自由詩9*13-11-18
サウザンハーベスト- コバーン自由詩113-11-18
- 乱太郎自由詩2213-11-18
悪魔が俺は人を殺した事だけは無いんだと俺に言ったが、俺はそれ ...- TAT自由詩213-11-16
美しくなくても生きろ- TAT自由詩113-11-14
きつねのてぶくろ- TAT自由詩213-11-12
透明願望- サトウチ ...自由詩213-11-6
鶏供養- そらの珊 ...自由詩2413-10-29
塀の中- イナエ自由詩10+*13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)Ⅱ- そらの珊 ...自由詩19*13-10-28
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい- TAT自由詩213-10-28
信じなくていい- 殿上 童自由詩25*13-10-28
秋の待ち伏せ(ツイッター#pw秋組参加作品)- そらの珊 ...自由詩9*13-10-26
エレベーター- nonya自由詩28*13-10-26
朝のできごと- Lucy自由詩20*13-10-25
ホールデン・コールフィールド- TAT自由詩313-10-24
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
秒針- 自転車に ...自由詩213-10-22
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
ひこうき雲- 自転車に ...自由詩413-10-18
グレープフルーツナイト- サトウチ ...自由詩5*13-10-9
恋の淵にて- サトウチ ...自由詩2*13-10-9

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