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・パルス
 
 
知って、ほしいと
輪郭をなぞる音が
弾丸のような重みをおびで
摩擦を起こしはじめた
 
昼の夢は
空に手を伸ばす赤ちゃんが生んだ妄想
何を見つけたんだろう
空気 ....
とめどない想いが
君を溺れさせていた。
もうとりかえしがつかないと
思い込んで見上げた夕暮れは
歪みを心に焼きつける。

どうかまだ壊れないで
いつか見た
優しいあの日を偽らないで
 ....
愛されたい、と
嫌われたくない、とは
ちがいます

勝ちたいことと
負けたくないこととも
ちがいます



 反することと
 似ていることとは
 同じであって
 ひと ....
大地に白糸のような雨が降りしきり
その花は静かな雨垂れを聞いている

丸くて 弾みそうな華唇の群れ 
たおやかな雫が留まり留まり 大地に帰る

良い羊のむらがりの曲線美
パステルカラーの ....
帰宅と同時にパソコンを開いて
お互いの近況を報告しあう
なんてことない平凡な出来事だって
それを聞いただけで安心できる

遠距離って大変じゃない?
友達はよく聞いてくるけど
 ....
優しい歌になれ
赤子をあやす
母親の子守唄のように
美しい旋律を奏でる
きみの笑顔よ
優しい歌になれ

孤独の闇に眠る誰かの
あるいはそれはきみの
その心に届くのは  ....
愛なんて知らなかった
思い描いては囚われていた

親を愛していると
彼を愛していると
彼女を愛しているのにと
言い聞かせていた

それなりの愛


桜の季節に
かれは訪れて
 ....
{画像=080619012728.jpg}
私のテレビは
真空管から宇宙へと通じている。
だから赤と青と黄色の虹が
画面から青空へ架かっている。

そこでは
虚像こそが実体を有し、
存 ....
一面の草むらから、湧きあがる青い空。
向き合うわたしの窓は、青い空をもたない。
手にした一枚の写真を見て、
水を得た魚のように泳いだ海は、
黄ばんだ家族の笑 ....
自ら築いた家庭を守る
そんな当たり前の事ができなかったのだと
あのひとは言った

幸せそうな笑顔の傍らをすり抜けるとき
言い知れぬ悪寒を覚えるのだと
あのひとは呻いた

家族のために自 ....
あじさいは雨に
色をもらう
少しずつ少しずつ
となりの子とは違うように
淡く。パープル

ぬれてるからって
傘は差しださないで
雨がすきなのわたしたち
雨でわたしたちは
きせつを彩 ....
駅前のコンクリタイルは硬い
靴があたる音こつこつ
自転車で風をなぎ倒したい
どれもこれもこんちきしょうだ

呆れてるんだろう

怒りを止めてもらえないこの悲しみを
知りもせずに

 ....
綿ぼこりが部屋の片隅で
クルクルと回っている
小さなつむじ風が
部屋の中で起こっている

ふたつ、みっつ、
意志を持って踊るように
寄り添ってクルクルと回る


部屋に吹き込む風が ....
もう ラヴソングも描けないのさ
日の入りが終わった天空の
マゼンタがきれいでね
良い絵が描けた後の
水入れみたいでね
そんなことを伝える人も居ないのさ

眼球の奥でつくられる
とろんと ....
朝早くから草刈に呼ばれた
今日は僕の卒業式なのに

学校前の畦道は背丈ほどある植物が生い茂り
車で左折することさえままならない状態だった

僕は見るからにやる気のなさそうな
い ....
長いこと 時間はたった


ずいぶんと 睫毛も 声も 痩せてしまったね、と笑う

それすらも

全部両手で抱えて持ってゆきたい 日常の風景のひとつだった



おぼつかない足取り ....
きゃはきゃは と小さな笑い声がした
留守番をしている日曜日
レースのカーテン越しにガムシロップのような
とろりとした陽光が射していた

読んでいた本を伏せて
誰もいないひんやりとした畳を這 ....
私は
何でも出来るのに
何もしないから
何も出来ない

私は
本当は優しいのに
優しくしないから
本当は優しくない

私は
真面目な人間だし
面白い人間だし
周りの評価だって ....
ゆれる景色の中で
溶け出す静かな氷
「つめたい」
そういった君の目には
小さな水たまりが出来ていた

風の穏やかな朝に
流れた大きな雲
「きれい」
そういった君の耳には
青色の耳飾 ....
この広野の緑
太陽と空

黙ったままでこの手で触れられそうな
あれは黒雲 これは白雲

青空の透明な胸から
まるで物語のように
ナイロン糸で吊るされた 雲の形態

君に確かに語って ....
ふくろうを売りに来た人は
中年の腹が出た女だった
彼女のお腹の中には
不満や悲しみや欲望が
脂肪の姿をして蓄まっているに違いない

ふくろうなんて飼えません
と断ると
玄関に置いておく ....
ふしぎな
ずっと
ふしぎな

きみのあくび、つたわると
こっちまで弱いんだ
あくあくあく

 (うさこちゃんのだきまくら・・・)

アンテナとおして
でんせん
リラックスの色水 ....
梅雨を横切る
あをいそら
濡れた地面を蒼く染め
少女が被った麦藁帽子
雨をなみなみ閉じ込めた
水玉模様リボンを掛けて
口ずさむのは夏の風
海面アスファルト
踊る靴音五月 ....
蝉の抜け殻を
村で一番集めていた村長が死んだ
彼の亡骸は
蝉の抜け殻に埋められるようにして
荼毘に付された

それがみんな燃え終わる前に
新しい村長がやって来た
新しい村長は口ひげを生 ....
混沌を抽出したような
音楽に溺れていると

時おり

冴えた月光だけが支配する
澄みわたった湖畔の風景だけが
浮かび上がるんだ

ノイズとスクラッチと
サンプリングと器楽音
音の ....
見慣れた景色
窓の外

あの家の屋根から
少しだけ頭を出していた木も
過ぎ行く歳月を知らせるかのように
大きくなった


風のある日は
大きくうねり

晴れた日は
緑を激しく ....
                080614



早朝
練習している間に
引き抜かれた
自然薯
生のままで囓られる
ガジガジ

蜘蛛の巣
聖徳太子の真似をして
ヘッドフォー ....
{画像=071201103546.jpg}
水底に力つき
沈んでいるそれは
たった一人で
この大きな川を遡って来た

独り流れに逆らい
早瀬をむりやり腹で押し渡り
波のうねりを越えて
 ....
 
母は息をとめた。
言葉をひとしきり噛み締めると、
眠るように最後の息を吐いて
彗星の隣を駆け抜けた。
 
父はまなこの裏側で
時折、不精髭を擦りながら
シャンパーニュの一億に混じり ....
ひかちゃんが
幸せになるか、不幸になるかわからないけど

きっと

自分にとっての幸せってなんだろう

って考えて
探求できる子にはなると思う。


って今日着た手紙には書いてあ ....
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