すべてのおすすめ
こぼしたら
うまくふけなくなってしまった
たまご
きみが崩れてしまったから
やさしくすくってあげないと
クツシタノなかの皮ふが冷たいの
くつしたでつつんでるのに
きみを囲んで ....
トランキライザーが必要な世代ではない
あたしはもっとポップでカジュアルだった
がこの時間になると目が覚めるゲロがでそう
睡眠障害とかパニックをカムアウトすることのだささを
ヤホーよくわかってる ....
そうだね、もう帰らなくちゃ
うん、分かってる
やっぱ帰らなくちゃだめ?だよね
あわただしいフリをね、ちからイッパイ表現してみました
ホントはまだね、あと30分はだいじょぶだ ....
雷鳴に犬が怯える空で
やさしい言葉のように冷たく凍ったものが
老人ばかりの街を無数の宝石で覆い
(あるいは灼石灰のような骨の粉)
まぶしく結晶に閉じこめる
今だけはうつくしいだろう ....
水晶が騒ぐような
本当の冬の光
クィーンメリーが跳ね返す朝
トーストの上のシロップ
音楽が消えた劇場のような、ただ空間する日常
ドニ・ラヴァンが手のひらを撃ち抜くシーンを
目の ....
美しい言葉をゴミ箱に捨ててやりました。
綺麗事は重いので、粗大ゴミだと判断して、粗大ゴミの日に出しました、
粗大ゴミを出すには、千五百円必要なので、お小遣いから出しました、
綺麗事の行く末は、 ....
ちょうど私の誕生日の頃、雪が降った。
大きなワゴンでやってきたきみは
車を降りて
不意に お母さんのことを話し始めた。
何年もそばにいたのに。
....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす
ひくことも
さることも
....
したたる、したたり、
侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている
やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい
当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
鳥取の冬を包み
かくすもの
街の音まで凍らせて
夜を沈黙で満たし
立ち尽くした
遠くで、雪おこしの稲妻が
夜を呼びさます
暗闇に置かれた水晶の透明が
今 ....
月が
30Wの白熱電球の輝きを持って
フラリと空にある
都会の冬の夜空では
どんなに空気が澄んでも
瞬ける星は数少ないから
月は遠慮なしに
夜空を支配できるというのに
少し ....
やめてけろ
ひと恋しさにちゃちゃ入れた
わたしの思いを
やんわりと断つように
春の兆しは白い肩口の奥へと隠れた
厳しさだけではない冬の素顔を知ってから
流されるのとは異なる
自ら ....
{引用=
寒さよりもしみとおる孤独に
大地は沈黙している
屹立する枯れた木は
信じる力を失い
他人の顔をした
春の訪れを恐れている
蟻の巣は崩壊し
{ルビ ....
書き留めていたはずの詩が
一晩のうちに
家出をしてしまったらしい
枕元にあるのは
真っ白な紙の切れ端で
紙を失くして
彼らは
ばらばらになってしまわないだろうか
雨が降 ....
水鏡に
私をうつしましょう
私は醜い
何を基準にしよう
過去の話
自分以外の誰かに
固執した時の話
醜いものがうつる
水鏡には
忘れてたっていうか
....
あなたが変えた世界に立っている
それは今にも滲みそうな私
誰の世界
そこには手が届かない
一人ぼっちの世界
割れそうな頭
鳴り止まない音
駆け巡る言葉
あなたの、影、残骸
何 ....
悲しいけど涙が出ない
そうだ涙を作ろう
目の奥の真っ黒
ぎゅぅっと搾って
布でこして
まさに雀の涙です
そっと飲んでみて
私の 痛み 少し 分 か る?
でもね作っ ....
丹念に温めた躰を
その一粒は意図も簡単に
冷やしてゆきました
とんとん、
からん
流れても流れても
肌は通わず
なぞってもなぞっても
白に触れることは
許されません
....
望みを下さい。
希望を下さい。
夢を下さい。
自慢させて下さい。
無視しないで下さい。
大切にして下さい。
話を聞いて下さい。
笑って下さい。
愛を下さい。
有名になって下さ ....
ジャンプするときはいつか
分からないのに
控えた足どりで
ホップステップ、のループを
あなたも走っていますか。
一年が来てまた
リピート、あと何回も針の道を
針の跡を追われている
....
「うちに帰りたい。」
悲しげな顔で、涙を一粒。
そうして、彼女は旅に出てしまった。
去って行くその背中で、
僕は何を想えば良 ....
夜の工業地帯を歩いていく
いくつもの照明の光とその
いくつもの色とで 僕はぼんやりと
何もかもを失っていくような気がした
うなづいていた
友人の会社が最近倒産したらしく
顔を合わせない ....
雑踏ならば天使みたいな昼間のキミのキス
は磁石みたいでこわい
最悪感でひろがるのに
何度もやめたくなくてくりかえす
後ろの座席で友達がねてるのに
寝てないフリをしている
たぶん
たぶ ....
こわごわ伸ばした手をそっとリボンにかけた
伝えるため
逃げるのはむずかしく
逃げ続けるのはもっとむずかしい
やがてあらわにさせたその硬さは
罪悪感を駆り立てる
しっていた
あなた
....
こうやって変わっていくんだね
君への思いも
僕らの関係も
あの頃は想像も出来なかった
こんな気持ちなるなんて
きっと君は今も
こんな気持ちでいる僕に気づ ....
暖房が効いた部屋
渇いた空気の中で
君の為に歌を唄おう
君がいないこの街で
君の為の歌を唄おう
悲しみは
どんどん
空から降ってきて
あっという間に
僕ら ....
肺をすり抜ける
君の微粒子は
混じるはずもない
足りない日々の感情を
静かな笑みで埋めてみると
ひび割れた器から
しっとりと零れてしまう
幾つかの季節が流れ
吐息が白く ....
ゆうたくん、
空の色なんてクレヨンのあお
たった一色でこと足りたはずなのに
昨日にはそんなことすらできなくなっていた
ゆうたくん、
10才のころの夢はサッカー選手、で
まぶたの裏で夕暮 ....
今にも落ちそうな
線香花火の最後の赤が
すっ
と
手元で息絶える
嗚呼
恋は終わるのだ
こんな風に
化石になって
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い
太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
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