すべてのおすすめ
小指の先ほどに小さな炎でも
肩を寄せ合えば
暖かい

ときに
大きな炎に体を預け
読書を嗜むもいいだろう


大きさでも形でもなく
たとえ細々としていても
そこに灯火があれば
 ....
 
そういえば
結婚式しなかったね
ときどき妻が言う
僕は聴こえないふりをする

本当に
妻がそう言ったのか
確証のないまま過ぎてしまう
日々の幻聴のように

出会ってから
十 ....
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく



分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ....
らむねのビン色したビー玉を
プレスして、スライドしてゆく
あの頃さえ 擦り切れて
道の中に染みてゆく

よるに出会えば
あさに割かれて
走りだせば時間と今が
からだからすりぬける
か ....
狂ってない、今日も正常に動いてる




君は一生籠の中
皆に愛でられ息絶える

僕は一生溝の中
皆に嫌われ息絶える

「世界が平等」だと
唱える人がいるのなら
大声で否定し ....
いま、わたしは
とてもかなしいのかな
うれしいのかな

シチューの丸く白いごぽごぽ
なにも変わらない、にちじょう。
そういえば今日は、しゅくじつだ
しゅくじつだった


おとといは ....
なんだろうね 人間て
こんなに頑張って こんなに努力して
それでもダメなときがあるんだよ
冷たくなった僕の頬を
熱い熱い涙がつたっていく

こういうのを不条理と人は言うけど
きっと誰かが ....
(一)

「ここも戦場になるのね」

キキはちょっと悲しそうに呟いて
刈り込まれた芝生の向う側に
迷彩服の男たちを認める
忙しく移動式対空レーダーを組み立てていた
目的のためなら一番大 ....
いけない いけない
悪いクセ

いつのまにか気付かずにまた

ほうらまわりを見てごらん
誰も居ない


心に鍵がかかってる

空気穴さえ見当たらない


ほうらまわりを見て ....
夜道帰り道
いえまでの道のまんなかで
ねこか犬か、なにか抱えたまましゃがんでいる人がいたから
こわかった


今までわたしが言ってきたこと
も何も
きみは君の生きていく道に
なんら交 ....
静かな木漏れ日の向こうに
やさしい香りに包まれた人がたたずむ
朽ちた古城を背景にその人はいた
それは昔々の神話のような
何と感傷的な横顔
アポロンかエンディミオンを思わせる
木漏れ日は宝石 ....
君はいつも高みを目指して
私はそれに応えられず

空の路にはぞろぞろと
人の行列、先頭は君

次の星を目指すのだ
眠りについたこの星をすてて
豊かな緑を目指して歩く

空の路には人 ....
君のあとで
僕は手を洗う

君の湿りを
指に
残さないように

ミューズ

薬用
ということは
消毒するのか
君の
君の何を

ことさら
勢いをつけて
これでもか、と ....
{画像=081001232707.jpg}


想う

無責任な放埒さを

道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い

片意地を張り両手を拡げた ....
コンクリート、コンクリート、コンクリート

僕は鋼鉄に文学される

赤い月だけを飲み込んで

アリスの目玉になっていた。

(退屈を溶かして脱ぎ捨てたシャツは

都市を氷河期に陥れ ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく

波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
森の色 珠海の色
巻きつけた雨の紐
せせらぎは水の路
跳ね上げる声 鐘の号泣
旅立ちだったお昼前 思い出してるようで
明確には 戻ってこない


ほうっておいたりしてごめんね
左手が ....
ゆっくりと立ち昇っていく煙草の煙を
いち、に、さん、し、と雨が打ち消して
季節外れの、風鈴の音が聞こえる
りん、りん、猫が顔を洗っている

頭の中で
ろいやるみるくてぃーが
湯気をたてて ....
くだらない事で神経をすり減らし
まだ死ぬ気にはなれない
そう
楽しくないのは死ぬ理由にはなり得ない
辛いのも決定的な理由にはならない
自分を心の底から諦めた時
その時初めて死ぬ理由が得られ ....
冬の継ぎ目を
誰にも気づかれないように
走りさったあの日

あの日は毎年やってくる

それは 玄関の扉を開くと同時に

背中に 過去を想い出す懐かしい匂いと
肩に もどか ....
二重奏が聴こえる
ベースとピアノが語らい合っている
たった今、老年のピアノ教師は華やいだカードを引いてしまったらしい
指先からときめいていく旋律が、ベースのコード転回に絡んでいく
熟年のベーシ ....
弱い君でいいんだよ
なぜなら私がそばにいてあげられるから
強くない君でいいんだよ
なぜなら私を必要としてくれるから
弱いってことは強いんだ
なぜなら人の痛みが分かるから

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
ビルは氷柱(つらら)のようであって
交差点に、滴る微笑の鋭角が
夜はひときわ映える

空は無限の海にはあらず
月のマンホールに、僕らは吐き捨てる
ばらけた感情語

それを生 ....
君の瓶が悲しみでいっぱいになったら
僕がふたを開けてあげよう
ほら、みんな出ていっちゃうよ
そして僕は今度
楽しいことをたくさんつめて
瓶のふたをギュッと閉めるんだ
君が二度と悲しまないよ ....
落ちてゆく
夕陽の触り方を
知らない子どもが多い
つるりと
何のためらいもなく
なで回すと
とたんに飽きてしまう
そうして
バイバイと手をふって
見送ってしまうのだ
そんな
少し ....
告げようとした道順はほどけてしまって
あとはただ来た道を
捨てられた花のにおう坂
そのぬるい泣き姿を
思い出すことだけが残された

嘘なんかつかない
嘘さえもつけない
あのとき、という ....
肉も骨も脳も
いらないとおもった
ぼくはそれくらいやけっぱちで
噛み付くように吼えた

どういう言葉が人を傷つけるだとか
どういう力が人を押しのけるだとか
頭の悪い計算はしなかった

 ....
今夜の月は
半分しかないのに
風力発電の三枚羽根に
砕かれている
居場所がなくて
ぐるぐると、さまようものも
照らし出されれば美しいのだろう
今日も祈っている

風車越しに月を掴もう ....
 
 
地元の駅が凍ってしまった、
夢をみた
誇張する胡蝶みたいにこちょこちょと
わけのわからない言葉を
おばあちゃんの形見を扱うみたいに優しくつぶやいた
 

ドトールのカフェオ ....
わらさんの自由詩おすすめリスト(2312)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ありかた- 見崎 光自由詩308-10-18
聴こえないふり- 小川 葉自由詩12+08-10-17
デジタル時計- 小原あき自由詩19*08-10-16
スライドショー- 唐草フウ自由詩4*08-10-16
僕は影- 三奈自由詩5*08-10-16
1013- 唐草フウ自由詩9*08-10-13
時間泥棒- 西日 茜自由詩10+*08-10-12
混濁のひと- 恋月 ぴ ...自由詩17+*08-10-3
悪いクセ- 舞狐自由詩9*08-10-3
シュガースカイ- 唐草フウ自由詩9*08-10-2
- 未有花自由詩11*08-10-2
さぁ、とりあえず陸を探そうか?- 三奈自由詩10*08-10-2
ミューズ- umineko自由詩9*08-10-2
フリー_/_自分らしく生きるということ- beebee自由詩1308-10-1
funk,_func,_fanc- manabe kenta自由詩5*08-10-1
くじら- はな 自由詩3208-10-1
ネイチャー- 唐草フウ自由詩3*08-9-30
さよ- かのこ自由詩608-9-30
理由を- さえ自由詩108-9-30
ふゆの日- さくら自由詩14*08-9-30
Everybody_Loves_Somebody- 渡 ひろ ...自由詩18*08-9-29
そのままで- ゆきこ自由詩108-9-29
せかいをいきる- 吉田ぐん ...自由詩5508-9-29
さかさまの都会- Rin K自由詩3608-9-28
- ゆきこ自由詩108-9-28
触れる- かんな自由詩31*08-9-28
道別- 自由詩1208-9-28
宙ぶらり- naru自由詩208-9-28
胸の前で祈るように携帯を- たりぽん ...自由詩22*08-9-27
あ_き- ゆるこ自由詩608-9-27

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