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懐かしい声から
その表情が見える

突然消えたその人は
数奇な人生を送り
普通の人生では
見ることのない風景の中に生きた人


老いた目蓋の奥に
鋭い瞳を覗かせて

奥底から笑 ....
心を投げた

思いっきり投げた

何度も何度も
あの人めがけて
投げ付けた


ぶつかり砕けた心の
小さく泣いてる破片まで
あの人は
ひとつ残らず拾ってくれて

まあるく丸 ....
両手いっぱいに抱えた色

おばあさんには赤を

泣いている子供にはオレンジを

爽やかな恋人達には輝く白を

配っても配っても
なかなか両手は空にならないから


一番大切な人 ....
秋の宝石たち

風に乗って
宝石のまわりを音符が踊り
ポップコーンみたいな瞬間の勢いを見せてくれた


手をのばせば届きそうな宝石
いけない いけない
悪いクセ

いつのまにか気付かずにまた

ほうらまわりを見てごらん
誰も居ない


心に鍵がかかってる

空気穴さえ見当たらない


ほうらまわりを見て ....
ここが好き
机と本棚の少しの隙間

すっぽりはまって
ほっくりゆったり


ここが好き
縁側に干した布団の上

ぽかぽか陽気に
閉じたまぶたで
視界はオレンジ


ここが ....
見つけた

奥深い森の中に
ぽつんとあらわれた


絵の具を溶いたような
青い湖


ここに
私の希望が
泳いでいるような気がした

水面を風が舐め
さわさわと騒めいている

深緑の中に
ぽつんとあら ....
深い悲しみを抱き
癒し
眠りに誘い


そして私は
深い悲しみから
解き放たれた吐息を聞きながら



夜の眠りにつく
嬉しくて
気持ち良くて
満たされて
少し恥ずかしくて
楽しくて
自然にこぼれた笑顔


ひとつひとつを束ねて
ナイフで切り離した断面

それがあの日の写真



時間は変 ....
艶めかしく
雨に濡れた髪

差し出された謝罪の言葉と赤い傘


どちらも受け取らず

ただ
あなたを誘惑してる
濡れた髪


言葉も傘もいらないの
抱き締めてほしいだけ
 ....
見慣れた景色
窓の外

あの家の屋根から
少しだけ頭を出していた木も
過ぎ行く歳月を知らせるかのように
大きくなった


風のある日は
大きくうねり

晴れた日は
緑を激しく ....
雨に打たれて
溶けて私は水になり

土にしみ込み
消えてしまえたら

雨上がりの強い日差しに
裁かれて
細かな気体になり
空へと舞い上がれたなら


どんなに楽であり

そ ....
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた


あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり


癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
そこにあるものは


全面を青く塗り潰した

あたかも絵のように飾られたもの


ある男は言った

ただの青かと


ある女は言った

涙の絵なのねと


子供は言 ....
母の日


ありがとうの気持ちが
遠回りしながら一回り

ありがとうは姿を消して
私はありがとうを通過した憎しみを噛んでいた


飲み込むことも
吐き出すこともできず
ただ  ....
ぶらぶらと

行くあてもなく


ぶらぶらと

輝く夜景を眺めながら

なんとなく

ぶらぶら
気付けば夜景の中に


ぽっかりと
穴の開いた心に

街の灯りが染み ....
わらさんの舞狐さんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
電話- 舞狐自由詩9*09-1-24
貴方だから- 舞狐自由詩10*08-12-10
抱擁- 舞狐自由詩8*08-12-9
秋の宝石- 舞狐携帯写真+ ...7*08-10-19
悪いクセ- 舞狐自由詩9*08-10-3
ここが好き- 舞狐自由詩14*08-9-17
青の中の希望- 舞狐携帯写真+ ...9*08-8-5
包む- 舞狐自由詩4*08-8-1
あの一瞬- 舞狐自由詩7*08-7-8
さあ_早く- 舞狐自由詩7*08-6-22
変化- 舞狐自由詩11*08-6-15
消えて- 舞狐自由詩9*08-6-12
恋文- 舞狐自由詩10*08-6-1
群青- 舞狐自由詩21*08-5-27
気持ち- 舞狐自由詩6*08-5-11
なんとなく- 舞狐自由詩8*08-5-5

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