すべてのおすすめ
 
  
父の見舞いに行くと言って家を出た
船橋までの直通の快速に乗ったのに
途中千葉駅で降りて映画を見た
アメリカのアクションものだった
無責任に人が死んでいくのが嬉しかった
夏の終わ ....
憎しみはとうに消えた…


生まれたときからずっと一緒だった
風は今も冷気をたたえ、凍えそうにして
私は待つ あなたを待っている

かつて野を覆った炎の残骸
黒く、さらに黒く焼け焦げた ....
ピンク色に染まる
日暮れ前の秋雲
心打たれなにか言葉
探すうちに
あっと言う間に辺りを闇が囲う

家の明かり探して
暖かい場所探して
帰ることを許された
甘えることを許された
灯の ....
絵描きは追い返せ
街には入れるな
見張りを怠ることなかれ
立て札を増やしておかなくては
雨と砂を浴びて
バイクにまたがり遠い国から
さっきやって来たかとおもうと
とぼけた素振 ....
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ....
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても


私は、信じない


だってキミには羽があるから

気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?


だからといっ ....
商売女の膝で眠る
彼女は19歳
大人びた手つきで
僕の髪を撫でる

これまでの
どんな女性よりも
優しく

まるで
ビリー・ホリディの
歌声みたいに

時々僕の髪をつまむ
 ....
だまって
いないで
すきなように
きみののぞみを

だいじょうぶだよ
いつもそばにいるから
すきなみちを
きみがきめていいんだ

だましちゃ
いけない じぶんのこころ
すきなこ ....
{画像=080914080444.jpg}

木は両手を拡げて
わたしを暖かく抱きしめた
拡がる手の先には
青々しい梢がさらに広がり
そこでは緑の子供達が風に踊っていた

寝ころんだベ ....
無機物になりたいとどれだけのあいだ
どれだけ深く
僕は願っていたのだろう
生死も関係ない
時間の錯綜しない
ただ壊れるときがあり
そのことは別に
ただ綺麗でありたいと

有機物の目覚 ....
            080913


ガス抜きを致しますと
クエン酸
パチンコ屋のご亭主は
幼児はお金がないから
遊べないよと
すげない顔して
駄菓子屋の親父に下駄を預け
古く ....
あふれる光の流れを
掬う
祈りの手の形で

殺戮は今もつづいている
日ごと心が死ぬのに
たむけるのは
忘却なのだ

潮騒の音がきこえる

千もの傷に
ただ一つの愛

なつか ....
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう


「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ....
一。

 バスは坂に入っていた。眼を閉じると、からだが傾き、後ろに引かれる、背中が軽く、座席に押し付けられる、わたしのからだは軽いので、座席はゆっくりと、わたしを押 ....
アンドロイドは、呼吸する



ラマダーンに輪廻を解説する

入道雲が1座、
カオス理論に途方に暮れ、ても


光あれと叫ぶ


光あれ、と叫ぶ



そうし ....
君へ手紙を書く

タマムシから君へ
君は人で、わたしは虫だから
君にとってわたしは虫以上でも以下でもない
けれどわたしのからだは虫とは思えないほどきれいだって
君は知ってしまったから、わた ....
{引用=玉子の親じゃ、ぴよこちゃんじゃ、ぴっぴっぴよこちゃんじゃ、アヒルじゃぐぁーぐぁー。}


(一)

「兄ちゃん、コイツをくんねぇ」

カーバイトランプに照らされた
みか ....
焔 が ささえ                  
期待できず が ゆられていると 過剰 は 罪のない 張る              
祈り に 息づいてゐる 養分 を 死 のだ。        ....
例え遠くたって 君は君だ


カロン


いつしか忘れた 掠れた記憶
声を枯らして 泣き叫ぶ日々

閉塞空間での 僕じゃないダレカの声

全部 君に届けて
全部 知って ....
季節も
コンピュータも
風も
液晶画面も

叫びたいほどの
この孤独を
呑み込んでいく

そのたび
余計に孤独になりそうな気がして

あてもなく
答えのない何かを
探し始め ....
空が流れて
夏が止まって
指をのばせば
静かな想いを

星をみつけるまで
まだ帰らないで

とまった景色を
衣にして
まとう

無言蜻蛉、するりするり
夕陽が焼ききる
あな ....
引っ越した家への帰り道には
お寺の門前と墓地を抜ける箇所があって
そこから先は急に夜が深くなる

歩いていると聞こえるのは
虫の声と自らの足音だけで
夜に包まれる心地好さを感じながら家路を ....
くまをね
くまをおんぶして歩くの
会社行くときも
映画観に行くときも
フランス料理食べに行くときも

くまが可哀想なんじゃないんだ
私がくまがいなきゃもう歩けないんだ
ねえ く ....
  ターンテーブル
                080910


ゆるやかに日が暮れ
跳びハゼが眠る頃に
三日月色の雲が出る
古着を売って流離う風も
そろそろ退屈するはずと
 ....
重たいよ、重たいよ、と稲が鳴ります


生まれるよ、生まれるよ、と栗がもうすぐ妊娠八ヶ月です


うーーん、と心地よい秋風に、晴天が背伸びをします


ぐう、ぐう、と魚の雲を見たわた ....
祭りの夜は渦巻く貝殻
空はずっと青かった
水の流れをずっと聞いていた
草を噛むとたちまち苦みが
口なかに広がって 星が銀河が
水のように押し寄せて来る


あれは
ケンタウルスのきら ....
たまゆらぐ
あきのひとみで
草のなかにかくれた
君をきいている

何かにすがりつきたいふうな君は
細い、ほそい線になって
なまみの月を仰ぎ
永いときを抱え
ふるえる

{引用=
 ....
 
子供の頃
よく胎児の夢を見た
まだ知らないはずの家族が
言葉ではない言葉で
話す声を聞いていた
その姿も見えていた気がする

胎児の僕は
母の子宮の中で
永遠に産まれないまま
 ....
  星はかつて人で
  海はかつて宇宙で
  ぼくはきっと蟻んこで
  きみは
  きっと
  かみさまで







   (命の軌跡をなぞるその指先が)
 ....
純粋ではない動機
から始まって
純粋な気持ちが
後からやっと追いついた
そんな愛のカタチは
すでに複雑に捩じれ
その崩壊を
待つだけになっていて

暗闇に少しずつ
オレンジを敷き詰 ....
わらさんの自由詩おすすめリスト(2312)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
見舞い- たもつ自由詩16+08-9-15
あの丘に立って- 西日 茜自由詩7*08-9-15
- しずく自由詩208-9-15
絵描きの長い旅- ふたば自由詩408-9-14
サンドペーパー- モリマサ ...自由詩29*08-9-14
ブルーバード- 三奈自由詩5*08-9-14
月が消えた後に- Porter自由詩10*08-9-14
だいすき- じゅじゅ ...自由詩6*08-9-14
空を抱きしめる梢_/_木陰に揺れる木洩れ日と共に- beebee自由詩20*08-9-14
有機体の目覚め- 深散自由詩208-9-14
微炭酸- あおば自由詩14*08-9-13
ひまわり- Etuj ...自由詩308-9-13
琥珀- さき自由詩508-9-13
「_空白、の。_」- PULL.自由詩4*08-9-13
ライフ- うわの空 ...自由詩4*08-9-13
タマムシ- タマムシ自由詩9*08-9-13
ひよこなひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-9-12
焔_が_ささえ_- 《81》 ...自由詩2*08-9-12
カロン- セルフレ ...自由詩3*08-9-12
孤独のつぶやき- ヒロシ自由詩7*08-9-12
なぎのいろ- 唐草フウ自由詩9*08-9-11
新たな家路- kauz ...自由詩5*08-9-10
くまをおんぶして歩きたい- くま出没自由詩1408-9-10
ターンテーブル(習作- あおば自由詩6*08-9-10
初秋- 小原あき自由詩16*08-9-10
ケンタウルスの夜- 石瀬琳々自由詩18*08-9-10
交感する秋の声紋- 佐野権太自由詩27*08-9-10
胎児の夢- 小川 葉自由詩308-9-10
星はかつて人で- Affettuoso [ ...自由詩10*08-9-10
暗闇に敷き詰めたオレンジ- 皆月 零 ...自由詩6*08-9-9

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