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いつも飢えているね
皆、お腹を空かせているね
でも、なにに飢えているのかすらわかんないの
なにかが欲しいね
アレもコレも欲しいね
いつまでたっても飢えは満たされないの
いーや、満たされたっ ....
舌にフォークを刺してみた


君は笑った


ほら

僕と一緒だろ、この赤色
なんとなく
わかっていたけれど

夕風は
すっかり
つめたくて
昼間の陽光も
どこかしら寂しげで

緩やかに
届かぬ夏を
受けとめる頃合です


おろそかに出来るくらいなら ....
現実との駆け引きに負けて

セメント漬けにした思い出

腹の奥底に沈めてた光

こうも簡単に浮いてくるとは

思わなかったよ

期待はしてたけども




前を見るために ....
都会に迷い込んだタンポポの綿毛が
アスファルトの上で花を咲かせた

道行く人は忙しなく
誰もその存在に気付かない

それでもタンポポは咲いていた
人に踏まれても風に吹かれても  ....
ブランコを
こぎもせず
僕はからだを
そこにあずけて

僕の腕
長く
細く
白く
地面にたれて

歓声は
そばにあったのに
すごく
遠くできこえていた

僕は沈んでゆく ....
あなたを取り戻そうとすればするほど 自分の無力さを知る

想いの強さが 美貌や知性に変わるのなら

こんなにも 苦しむことはないだろうに
生きている限り湧き上がってくる
もう駄目だと諦めかけた思いを
励ますかのように

五体のひとつひとつが
出口を求めようとさざめきだすのを知覚し

もうひとつの確かな意思
本能だとか呼ば ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ

かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
 ....
日の当たる柵の上に座っている
町に何匹ものこがねむしは
踏み潰れて
鉄の車輪の
切りつける音は輪を描いている
灰とか
羽を
風が吹いたらめくり上げて
ひとつ眠って
目を覚ます頃には
 ....
一人が怖くて
嫌で

今日もまた一人

顔見知りが増えていく

ねえあなた、知っていて?

一人 ....
胸いっぱいの誉れのためにも
きこえないふりを
しなくてはならないが
よけいきこえてくるので
いたたまれなくなる

逃げ出しなんかしない
涙もださない
汗すらださない
靴底を地に押 ....
まどろみながら
僕が見失っていたのは帰る場所だった
それとも
もしかしたら行き先だったかもしれない

目に見えるものの手触りを確かめて
それをどう思えばいいのかを確かめていた
孤独な色だ ....
その時の感情は、諦めとも憂鬱ともつかない、郷愁にも良く似た、感情だった。

僕の視線が宙を彷徨い、何処からか飛んできたのか、花びらが横切る。


踵を返すと、また幾枚かの花びらが前を横切る。 ....
季節はずれの
つよいひかりに照らされた目抜き通りを
影を焼き付かせて
まばらに人が行き交っている
真っ直ぐ南北に延びた道には
終わりも始まりも無さそうで
くるりくるりと仕掛け時計の太陽が円 ....
哀しみをうたにしたいのだけど、
感情は言葉になる前に溶解して、
つるりと喉の奥へ消えていったよ

哀しみはどうにか優しくなろうとしていたのか
最後にスープのような、甘い味がした


誰 ....
相変わらずやわらかいくちびるや
太いくせに繊細な動きをする指先は

私の神経を甘く揺るがして誘う


逝ってしまえたら・・・


立ち止まる理性など 吹き飛ばして
息つく暇も与えず ....
秋めいた頃
あの丘の上に
古城があったような気がします

前に見たことあるような
なつかしい
古城があったような気がします

それから何日か経って
私の心に古城が建ちました

前 ....
ポケットに小さな星を隠して
君に会いに来たんだ


少しだけおっきな夢
いっしょに追いかけたいから
手をつないだまま歩いてね
君の手はちょっと細いけど
私の宝物なんだよ

指輪をあ ....
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
布団にはいると頭は雑念でいっぱいになる
学校いかなきゃとか
勉強しなくちゃとか
編み物がしたいとか
音楽がききたいとか
あれこれ考えて最後に行き着くのが
何で寝なきゃいけないんだろ
って ....
あんたに どんなことがあったんか
 どれだけの人が気にしてるんやろな

あんたが思ってるほど
 あかの他人のことなんて気にならへんもんや


あたしは見てて楽しいで
 あんたの悪あ ....
声を嗄らした鳥が
飛びたい、飛びたいと天を仰ぐ
煤けたビルの隙間を

あの泉は
光がはじけ
澄んで
湧きつづける
いつまでも
底には
泥もあったはずなのに

泥の中で
羽を引 ....
下腹部の痛みに眉をしかめて
それでも込み上げる愛おしさを
私はきゅっと抱きしめる
 
 
漂っている海は
段々と狭くなっているでしょう
内なる世界は見えなくても
感じることはできてるの ....
考えている。
ずっと考えている。



毛羽立った毛布抱きしめながら、必死に考えている。
カーテンの向こうには相変わらず冷たく笑う月がいて
冷やかに優しげに私に手を伸ばしている。

 ....
思えばどれもこれもが
規格の怪しいものさしばかりだ
醜悪きわまりない視力だ
なあ、太陽には愛がある
そう思わないか?
太陽がもし熱いのなら
俺の心は冷たいんだろうな
この世界を構築してい ....
心を正方形に切って
飛行機を作った

前を歩くあの人の背中に飛ばす

飛行機は心臓の裏側に
ピンポイントで突き刺さった

彼は気付かない様子で前を歩く


突然立ち止まり
背中 ....
静粛な雰囲気に耐えられない
縁側でぴしやり、汗がしたたると
しわだらけの手はいつも布を差し出してくれる。

スイカの種が萌芽するころ、
白い手ぬぐいのぬくもりをわすれて
塩分ばかり ....
一本の 果てない 直線の 上を
ただ ひたすらに 踏付ける
理由なき 旅 か もしくは 業 か


付き纏い 続ける 疲労と
唇から 零れ落つ 溜息

緊張の 糸を 切らない よう ....
声にならなかった
あらん限りの力を込めたはずなのに

例えばそれは
孤島に取り残されたおとこがひとり
遥か水平線に見え隠れする
船影を
蜃気楼だとはなから諦めているかのように

もし ....
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